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孤独と虚しさの果て…

今日で世界が終わるとしたら、
私は食べたいものをお腹一杯食べる。

この5年間、なんの罪悪感も無しに好き
なものを食べた事が一度もないからだ。
基本的には厳しい食事制限がある。
塩分、タンパク質、糖質、白いご飯すら
まともに食べず、お豆腐すら食べられず。

行きたいとこへも行けない。
髪も抜けたし、車の運転もある程度の
慣れや土地勘のあるとこしか走れない。
大好きなアイスクリームを食べても…
いいのかな…と罪悪感無しに食べられず
後ろめたい気持ちになる。

昨日まで出来た、たかが掃除機を使う
コンセントが差せない。見えないから
手探りで探すも、簡単そうで目が見え
ないと簡単じゃない。運転中に急に
目が見えなくなり、何とか路肩に寄せ
真横を走る車はなんとかおぼろげに
見えるので、それを目印に交差点へ
飛び込んで、やっと路肩に駐車した。

病院の帰りだった。
無駄な外出でもなかった。誰も助けて
はくれないし、自分で通院するしか…
何より人に迷惑をかけるのが嫌だった。
病院以外は引きこもりの日々だった…
テレビも見えないから静かな部屋で。

今日で世界が終わったらホッとすると
言う人を見た。んじゃまずはそのジム
通いとウォーキングを辞めた方がいい。
死にたい人は健康を手放すのが先だ!
人間とはなんと矛盾した生き物だろう。

その虚しさ、悲しさ、寂しさ、怖さを
徹底的に味わってごらんよ?
それを死ぬ前に味わった方がいいよ。
ま、不幸な境遇で死にたいほどに辛い
ことはあるけど、それも含め自分の人生
を味わうのも悪くないと思うんだよね。

私は生き地獄だと思った。
まずは命、次が視力、それ以外の症状や
副作用で体はボロボロになっていくのに
それを黙って見てるしかない。今日は足
の甲が痛くて歩行困難。
明日はどこかに痛みが出て臓器は弱って。

私は何も頑張ってない。
ただ医師を信じて、体の優先順位をただ
守り続ける。朝起きたら生きてて静かに
目を開けて天井が見えたらハッピー♪
目覚めた瞬間、今日は足の甲なのね。
立ち上がり歩けるかな?って緊張する。

ん、なんとかトイレは行けそうだ!
それで今日は1日ハッピーだと思った。
私は、私の人生とは生き地獄だと思う。
でも、それが私だけの人生を味わうこと
だと思っている。ビバ!生き地獄人生!
私はそれを受け入れ謳歌するつもりだ。

他の人では簡単に味わえない不幸を…

とことん味わいつくす…

それからやっと死ねる時が来るはずだ。

それが必ずしも病気じゃなくていい。
病気以外にも、苦難はたくさんあるし…
ただ、その苦難を徹底的に味わった時、
人生に勝ち負けも高い低いもないもの
と知ることが出来る。

私は頑張って生きたいわけじゃない。

自分の人生を味わい深く日々感じてる。

これが私だけの人生なんだと。

てか、ウォーキングしてないで一度で
いいから高度医療機関、大学病院とか
にどんな子供たちが入院してるか見て
みたらいいと思う。あの小さな身体と
小さな胸で、受け止めてる孤独と不幸
に耐える姿を見てみたらいいと思う。

大人でも辛いのに…

私は彼らを尊敬している。

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