サティのグノシエンヌ第2番、真っ当な人間が作っていたらこうなる
最近、レッスン生がサティの「グノシエンヌ第2番」にトライしています。私自身も結構好きな曲なので、熱い時間が流れます。
レッスンしていると、自分でさらう時と楽譜の見方が違うのか「こう書いてあるって事は、このフレーズでは気持ちの持っていき方はこうかもねー」とか言いながら(あ、今初めて気づいたわー、てへぺろ)的に自分の勉強にもなるのですが、今回のグノシエンヌは結構楽しかったので、備忘録的に書いておきたいと思います。
不思議な和音
さて、今回取り上げるのは冒頭のフレーズ。(最後にも登場します)
憂いを帯びた歌が落ち着くところで、この和音(上譜例右側)。Emですよ。今ではすっかり慣れてしまっていましたが、なぜこの和音?
いや、いい雰囲気なんだけどさ、好きなんだけど、どういう理屈?
で、こういう謎なところは大体かっこいい所と相場が決まっています(自分的に)が、最近は「もしこの作曲家が凡人だったら…」というアプローチで考えてみるのがライフワークになっております。
もしサティが真っ当だったら
というわけで、作ってみました。凡人、いや真っ当な人が作っていたらこうなってたのかな?バージョン。
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