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【#040】カルミンの旅2

カルミンが数年ぶりに日本にやってきたのでおもてなししてきました。

とりあえず写真を貼ります。

秋葉原駅にて

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両国の江戸東京博物館での和室にて

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日本の歴史を感じてもらうには奈良・京都に連れていくのがよいのだけれど、東京からだと時間がかかる。
そんな時に此処、江戸東京博物館は東京を訪れた外国人を手っ取り早くおもてなすにはお手軽な場所だと思う。
カルミンも予想以上に喜んでくれた。

そして両国から再び電車で秋葉原方面に向かう電車の中で次の行先を考えていたのだが、以前秋葉原で見かけた忍者カフェとカルミンが忍者好きな事がリンクした。行くしかない。

忍者カフェの場所をググる。そして目的地を決めてからも15分も経たずに現地に到着。

店に入り「2人です」と伝えるとテーブルに案内してもらった。忍者の格好をしたお姉さんが「巻き物でござる」と僕達に”白い巻き物”を手渡した。

今思い返せば手渡された瞬間はどう見ても"おしぼり"だったけれども仕事とはいえ真面目に僕たちを楽しませようと健気に頑張る女性に「巻き物」と先手を打たれた事に対し僕ができる事としたら「江戸時代のおしぼりは隠語で巻き物とよばれていた(諸説あり)」という事実をねつ造および脳内インストールし、自分の目の前に立ちはだかる矛盾に辻褄を合わせる事だけしかなかった。大人になったなぁ自分。

そして忍者は僕の事をお殿様と呼び始める。苦しゅうない。苦しゅうない勢いで色々お願いしてたら木札を手に入れていた。

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表には名前が。「ひろし丸殿」という今までつけられた事のないニックネームをつけられていた、苦しゅうない。

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せっかく忍者と会えたのだから写真を撮る事にした。カルミンの人生でこの先忍者と写真を撮るチャンスなんてないだろう。きっと喜んでくれる。

刀を持たされたので一応ポーズを取る。こういうアイテムがあるとポーズも取りやすい。色々と考えられているんだなぁ。

頂いた写真がこちら。

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ポーズを取るのに集中して気づかなかったのだがカルミンの立ち位置が明らかに忍者と近すぎる。

カルミンよ、喜んでくれたのは僕も嬉しい。だけど何故そんなにギリギリを攻めてしまうのか。お前はKAT-TUNデビュー曲か。勢い余って忍者に触れてしまい手裏剣でも投げつけられたらどうしてくれる。(※禁止事項に「接触行為」と明記されている)

カルミンに忍びの掟をレクチャーし、僕達は煙玉を床に投げつけて忍者カフェを後にした。かたじけない、ドロンするでござる。

そしてこの後でとあるお店に行った。詳細は書けない。書いた方がきっとPVは伸びるが失う物も多い。

ざっくり言うとカルミンには思う存分ギリギリを攻めてもらった。

そういうお店は基本どこも外国人客NGとネットに書いてあり、入店できるか心配だったのだけれど前日に何軒か電話したところ1軒だけ「サービスのシステムを(僕が)通訳して理解してもらえれば大丈夫、なるべくオープン直後に来て欲しい」と了承を頂けた。言ってみるもんだなぁと思った。そして我ながら用意周到だ。

1時間ほど経過し、笑顔と共に店から出てくるカルミン。楽しんでもらえたようだ。

その後は荷物を取りに秋葉原へ戻った。ついでに行きつけの店でしばし雑談。

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カルミンは23時50分発の深夜バスで大阪に旅立つので僕も付き添いでバス停がある池袋へ向かった。

電車での移動中にスマホが鳴った。内田先輩からのLINEだった。

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えっ。。。今から?遅くね?そしてアイコンのあざとさが気になる。

というか埼玉の実家から1時間でサンシャインのバス停は間に合わないのでは。。

そう思いつつLINEでバス乗り場の位置を送り返し、僕達は移動を続けた。

バス乗り場に到着した僕達は内田先輩を待っていたのだけれど、当の本人はなかなか現れない。気がつくと風が冷たい。そういえば週末は雪が降るとも聞いた。

そんな話をカルミンとしていると大阪行きのバスが到着した。出発まであと10分。点呼を取り始める乗務員。

やっぱり間に合わないか。。。

そう思っていると、後ろから内田先輩がひょいと現れた。できれば次からはもう少しドラマチックな登場をして欲しい。その方がブログ映えする。

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内田先輩との再会に大はしゃぎのカルミン。

そして再会の喜びを分かち合うやいなや、数時間前の上野のお店について意気揚々と語り出す。やめてくれ、時間がないんだ。もっと。。。なんというか葉加瀬太郎的なBGMが似合う様な話をしてくれ(切実)

陽気な黒人のカルミンに感動の再会シーンを期待しても無駄だ。僕は会話の内容をシフトするように内田先輩へアイコンタクトを送る。 頼みましたよ先輩(期待)

すると何を勘違いしたのか内田先輩は「俺の方が新宿にいい店知ってるぜ」と生き生きとしてオススメの店についてプレゼンを始めた。。。。期待した僕がいけなかった(失脚)

僕の事をよそに大声でゲスな話で盛り上がる二人。嗚呼もう勝手にしやがれ。しかも内田先輩はほとんど日本語で話しているのになぜコミュニケーションが取れているんだろう。。

バスの出発の時間になり、カルミンは大阪に旅立って行った。スモークガラスなので外から中の様子はわからない。とりあえずバスの中に向けて手を振る僕。

バスは夜の池袋を去って行った。。。

。。。といった感じで、なんやかんやでゲストを終始楽しませる事ができてよかった。

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いや、誰より楽しんでいたのは僕だ。

カルミンありがとう。大阪いってらっしゃいノシノシ

つづく

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