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RETURN TO THIRD MOVEMENT! Vol.4@熊谷 HEAVEN’S ROCK VJ-1

会場BGMはHowlerのAmerica Give Up

登場SEはSalon MusicのKelly's Duck

さ「ひさしぶりじゃないか。みんな元気かい?オレたちザ・ピロウズ会いに来たよ!」

さ「HEAVEN'S ROCK 熊谷。ピロウズは17年ぶりにこのステージに立っているらしいです。しかもそのライブがGOOD DREAMSとペナルティーライフのツアー以来だって言うんだよ」

さ「RETURN TO THIRD MOVEMENT! Vol.4ということでペナルティーライフとGOOD DREAMSを全曲聞いてもらう。オレたち長いこと活動しているので、このツアーが終わったら2度と聞けないかもしれない曲をやるから、味わって聞いていってくれよ」(→ファントムペイン)

さ「ここからレアな曲が続くよ」(→ロンサムダイヤモンド)

(昇らない太陽の後)
さ「この1個前のライブは新潟だったのかな?そこでこの曲がすごいうまく歌えた。歌い方がわかった。今日もうまく歌えたと思う。・・・プロの歌手とは思えない発言だ。オレは30年以上雰囲気でやっています」

さ「歌詞がオレらしくないけど、結構人気のある曲なんだなって曲を。ムーンマーガレット」

さ「ここまででペナルティーライフ全曲聞いてもらった。このツアー、ここまでくるとオレは安心するんだよ。ペナルティーライフってアルバムは躁鬱っていうか、感情が両極端じゃないか。お、次は鬱っぽい曲が来るな、って思ったら、次は全然違う曲が来るなって。オレたちもどう曲順を組んだらいいかわからない。キミたちもどうノッたらいいかわからないだろう。この頃の曲はオレのギターが難しくてな。いろいろチャレンジしてたんだな。だから次からは難しいギターは全部真鍋くんに弾いてもらえばいいやって。だからここからの曲は余裕だ。なんなら酒飲みながらでも弾ける、とか言うと歌詞間違えたりするんだよな。ここからはGOOD DREAMSだ」(→ザビエル)

さ「ライブで全然やらないけど自慢の曲ってのがある。フロンティアーズ」

さ「ローファイボーイ, ファイターガール!」

さ「次は、今ならこういう曲はもう書かないだろうなっていうストレートなラブソングを。もうすぐ54歳になるオレが大声で熱唱しちゃうよ。天使みたいにキミは立ってた!」

(BAD DREAMSの後)
さ「このツアー、これが一番楽しい」

さ「ベース、有江嘉典です」
有「こんばんは。今日熊谷に来るのをずっと楽しみにしていました。ボクは熊谷は他にやってるVOLA(&THE ORIENTALMACHINE)とか、VOLAのイベントでよくここに来ます。LOST IN TIMEのサポートをやってた時期があるんですけど、海くん(海北大輔)は熊谷の出身だからよくここに来てました。今日はピロウズで熊谷に来れて、とっても楽しいです。それじゃあ最後まで楽しんでいってください」

さ「ドラム、佐藤シンイチロウです」
シン「今日は雨の中来てくれて本当にありがとうございます。2週間ぐらいツアーであちこち回ってきたのですが、1回も雨が降らなかった。1回も傘をささなかった。『ピロウズは雨バンド』と言われているのを返上できたと思っていたのですが、今日は雨が降ってしまってすいません。それじゃあ最後まで楽しんでいってください」

さ「ギター、真鍋吉明です」
P「今日は来てくれてありがとう!17年も前のことだと忘れていってしまうのですが、覚えていることもあって、17年前、当時電車で熊谷まで行っていたな、と。今日もこうして17年前のアルバムを楽しんでくれるなんてうれしいです。色あせない曲を最後まで楽しんでいってください。よろしく!」

さ「20年前に2枚のアルバムを作ったオレたちの、その、未来は、今だ!」

さ「今日はありがとう!」(→Rosy Head)

さ「ありがとう!89年にピロウズを結成してもう33年にもなる。34年目に突入した。結成したときはもちろん成功したいと思っていた。似合う椅子に座りたいし、自分たちらしい成功をしたいと思ってた。でもなかなか受け入れられなかった。って言うと当時受け入れてくれてた人に失礼だね。・・・いやいや、オレは言いたいことを言うんだ。成功したいと思っていても、オレは自分を曲げることができなかった。オレは言いたいことを言う。『これは言わないほうが良いんじゃないか』ってもちろん思うけど、毒マムシだから言う。そのせいで誤解されて離れていった人もいる。成功したいと言ってるけど、今回の2枚のアルバムに、絶対当時のヒットチャートには上がってこないだろうって曲も入っている。でもそのおかげで、キミたちに出会えたんだと思っている。オレは絶対長いものには巻かれない。だってそんな長いものに巻かれた男が歌うFool on the planetなんて説得力がないだろう?毒マムシでも傷つく。(毒マムシのように)シャー!(涙が流れるジェスチャー)シャー!(涙が流れるジェスチャー)オレは長いものに巻かれるのが怖いんだ。ピロウズにはそういう山中さわおの壁があって、オレもピロウズなのに山中さわおの壁がある。しかもその壁はかなりトゲトゲしてて大変だ。でもキミたちはその壁を乗り越えて今日もこうして集まってくれたんだろう?ありがとう。I just like you!」

さ「今日1時半に事務所に集合して、みんなで車で熊谷に向かったんだ。で、オレは家から事務所までタクシーに乗って行ったんだ。家から出て、タクシーを拾う通りに向かったんだ。そこはビルがあって1階はテナントのお店が入っていて、庇があるから夏は日差しを避けて、前の日は雨に濡れずに荷物をこうやって置いておいても濡れずに済む。今日は雨だったからタクシーがなかなか来ない。道って上流と下流があるじゃないか。そうしたらいかつい感じの、白髪に坊主で、全身ドルチェ&ガッバーナみたいな服の男が通り過ぎたんだ。オレの下流にちょうどオレと真鍋くんの距離ぐらいにその男が立ったんだ。それで一応『タクシーお待ちですか?』って言ったら『いや』っていうんだ。そうしたらいかにもザ・ヤクザって感じの黒い車が来て乗っていったんだよ。いや~余計なことキャンキャン言わないで良かったよ。あれはライオンだな。最近いかにもヤクザって感じの人っていなくなったよな。札幌にいた頃はすすきのにいっぱいいたよな」
P「いたいた」
さ「オレは昔髪が長くて、赤く染めていて、当時ビジュアル系なんて言葉もなかったから、異様な格好で。当時雪が降ってるときすすきのでギターケースや髪に雪が積もっていて、寒いから地下道を通って行こうって思って、そこは暖房が逃げないようにドアを1つ1つ開けて進むんだけど、降りる階段がこうクネって曲がっていて、それで階段を降りると、白い特攻服を着た男たちが道に沿って何人も座っているんだよ。ここで引き換えしたら逆にヤバいって、闘犬に追っかけられるって1秒ぐらいで考えて、冷静にそのまま進んだんだよ。で、ドアを開けたら風がバーっと来て、ギターケースやオレの頭に積もっていた雪が、その男の頭の上にバサーっとかかって。でもその時は誰かを待っていたのか蝋人形のように全く動かないんだよ」
P「オレも時計屋でバイトしてたとき女子高生がラブレターを渡しに来たんだけど、忙しくて相手にしなかったら後で暴走族に店を囲まれたことがある」
さ「だって当時ラバーソウル履いている女はみんな真鍋くんの・・・」
P「(今まで真鍋さんからは聞いたことのないような裏声の大声で)あんたなに言ってんのよ!」
さ「当時真鍋伝説で・・・」
P「山中くんなに言ってんのよ!暴走族呼びますよ」

さ「この1個前のツアーだっけ?ビデオ撮ったライブで、ピロウズが売れないのは真鍋くんがツッコまないからだって話をしたけど、本当に追い詰められればツッコむんだな『あんたなに言ってんの!』って」

Dead Stock Paradise
Freebee Honey
ターミナル・ヘヴンズ・ロック

ファントムペイン
モールタウン プリズナー
スーパートランポリン スクールキッド

ロンサムダイヤモンド
昇らない太陽

ムーンマーガレット
I know you
傷跡の囁き 誰もいないパラダイス

Xavier
WALKIN’ ON THE SPIRAL

フロンティアーズ
ローファイボーイ, ファイターガール
New Year’s Eve

天使みたいにキミは立ってた
オレンジ・フィルム・ガーデン
BAD DREAMS

その未来は今
GOOD DREAMS
Rosy Head

アンコール1
Sick Vibration
BOON BOON ROCK

アンコール2
ぼくはかけら

 感想
再現ツアー、今回のVol.4が一番楽しいかもしれないと思った。
ボクのピロウズライブの初参戦は2005年1月16日日曜日のGOOD DREAMS TOUR@熊谷VOGUEだったので、「熊谷VOGUE」と「HEAVEN'S ROCK 熊谷 VJ-1」の名前の違いはあれど、思い出深い箱だったので、今日のライブはどうしても行きたかったのだよ。
祝日だし、関東だし、小さい箱だし、とチケット取れるか心配だったけど、FCで当選したときはうれしかったよ。
真鍋伝説、ライブレポに書いちゃって大丈夫かな?ヤバそうだったら消します。

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