サマーセールの購入品、それにまつわる雑感②

 (前回からの続きです)
 夏のセールで購入したもの。
 ③ワイルドシングスのアウター「3LAYER LIGHT MONSTER」(ネイビー)


真夏に、秋冬用のアウターである。洒落者こそ季節が来る前に買い揃えると言う。ただ、この「洒落者」が買ったのは、昨シーズンの型落ち品であり、この場合はどういう認識が正しいのだろうか。どうでもいいことである。
このアウターは昨年出たタイミングでネットで見て気になっていた。当時、サイズ感がつかめず、店頭で試着してみたいと切望していたのだが、あいにく近くで取り扱っているところが見つからなくて泣く泣く断念。えいやーで買うには少々日寄ってしまうプライスだったし。
あれから時間が経ち、なんとなくワイルドシングスのサイズ感も分かってきて、加えて、確か40%off! 買ってしまうよね。
下げ率に驚いたとき、『買う理由が値段なら買うな、迷う理由が値段なら買え』の金言を必ず思い出す。今回ちょっとビミョーな部分も否めないが、でも! 「ちゃんと前から熟慮していたもの」という点において、値引きゆえの衝動買いではないことはご理解いただきたい。明日届きます。一旦袖を通して、次は涼しくなったころに再会します。



 ④TUKIのチノパン(カーキ)


今回のセールでは唯一店頭で購入。というかさっき買ってきた。ウエストはぴったりで、ずどんと太いストレートシルエット。
以前TUKIのtype3というユニークな形のデニムを買って、履くほどに夢中になったことは書いた。「また何かここのパンツを買うだろうな」と思っていたら、今回ちょうどマイサイズだけが半額になって残っていたので、もう買うしかありませんでした。
カーキのチノパンも欲していたところ。定番どころなので持ってはいるのだが、ぴったりサイズのものゆえ、夏場は暑く、やはり流行のシルエットとは外れている。


 話は逸れるが、かつては「流行なんて知らん、俺は、俺の好きなスタイルを突き進むのみ」みたいに思っていた。でも、時代の中で生きていると、次第に、自然に、流行をきちんと「良いなぁ」とも思えてくる。こういうとき、自分が無駄に意固地で偏屈な頭でなくて良かった、と思う。めくるめくトレンドに風見鶏みたくあっち向いてこっち向いて……となるわけでもなく、頑固者になるわけでもなく、テキトーなスタンスでいてくれて自分ナイス、と思う。

 このTUKIのパンツ、このままでは糊もたっぷりきいているし、丈も長すぎてとても履けない(もともとそういうもの)。いつものスタッフさんに訊ねまくる。2,3回洗って縮みきった後、お直しのタタキ幅はロールアップしやすいように2~3cmがいいかと思いますよ、と大変ありがたい助言をもらえて勇気を得る。

 購入したものは、ひとまずこれで全部、だと思う。
多分この後、クリアランスセール! とかで、またうっかり買うこともあるだろう。
あいかわらずのニッチな大多数の興味絶無記事になったが、間違いなくこの手の文章は書いていて楽しい。
「スナックラジオ」を聞きながら、土曜日、時刻はそろそろ夕方5時。ちょっと読書して帰ります。


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