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pilgryNOTE

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全国各地の宗教的な場にまつわる「音」のプラットフォーム「pilgry」 https://pilgry.net からの、お知らせや活動報告を掲載します。(TMR編集室日誌より改題)
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#お経

pilgryNOTE月報24.05|誰でも魔法使いになれる

TMR/音の巡礼のこと5月下旬、お寺のWebサイトを制作させていただいた真宗大谷派 長善寺さんとのお仕事のため、名古屋へ。 別件で、3月に伊豆で久々に再会したお坊さんから「本堂の音響システムを見てほしい。名古屋方面に来ることがあったら、ついでにうちにも寄って」と言って頂いていたことを思い出し、一泊して翌日に中川区にある真宗大谷派 瑞因寺さんにもお参り。真宗大谷派に縁のある出張となった。 長善寺では朝から夕までミーティングだし、名古屋はCityだし、録音の機会はないかな〜、

pilgryNOTE月報24.03|雪国の本堂をあたためる音と声

TMR/音の巡礼のこと3月は久々に青森へ行くことができた。五所川原 法永寺にて、3月11日に行なわれた「東日本大震災追悼〜つむぐ日」を取材させてもらった。記事は近日中に「お寺のじかん」に掲載予定。 詳しいレポートについては記事の方をぜひ読んでいただきたい。録音してきた「音景色」については、SoundCloudにて既に公開中。この日はとにかく「声」と、3月の本堂を暖めようとしてくれているエアコンのがんばり音が素敵で印象的だった。 前日から青森入りをして住職の小山田和正さんと

TMR編集室月報23.02|芋も大根もごぼうも、お経もロックミュージックも

音の巡礼 / TMR のこと 2月はとにかく出張の日々だった。伊豆にはじまり、福岡2泊(博多〜北九州)、北海道2泊(札幌〜苫小牧)。各地でお寺に参り、取材、世間話、勉強会、そしてともにお酒を飲む。 1月末に横浜 中華街で占い師から「あなた、今の仕事だからこそ、心豊かな日々を生きられているのね」と言われたことを、まさにそうだなと実感する旅だった。各地でお世話になった皆さん、本当にありがとう。 北九州市にある浄土真宗本願寺派のお寺 西法寺では、25年間毎朝門徒さんと一緒にお勤

TMR編集室日誌22.9.8|録ることについて聴き、そして学ぶこと。

Podcast「Temple Morning Radio(略称TMR)」の編集・配信を担当する遠藤卓也がお届けする、仏教文化・お経のフィールド録音等に関するエッセイ 8/31に下北沢B&Bで行われたイベント津田貴司×柳沢英輔×金子智太郎「録ることについて聴き、そして語ること。」に参加した。 津田さん、柳沢さんの著書はともに読ませていただき、最近フィールド録音(のようなこと)をやり始めた自分にとっては、とても参考になる実感や質感を湛えた本で、すごくありがたく感じていた。お二

TMR編集室より|22.05.19 誰そ彼の支度 in 秩父

2003年より東京・神谷町 光明寺で開催している「お寺の音楽会 誰そ彼」を4年ぶりにやることになりました。回を重ねること33回目。 今回ご出演のギタリスト・笹久保 伸さんは、埼玉・秩父を拠点とするアーティスト。秩父に根ざした作品創作や、芸術活動を行なっていらっしゃるので、今回の誰そ彼は秩父のお坊さんにもお声がけしました。 DJをつとめてくださるのは、秩父市 曹洞宗 宝蔵寺住職の野村圭秀さん。 野村さんは寺社フェスDJとして多くのお寺イベントに出演しており、意外にも誰そ彼

TMR編集室より| 22.05.05 僧侶たちのフィールド・レコーディング

5/1〜2にかけて山梨へ出張していました。甲府駅で出迎えてくれたのは、Temple Morning Radioの第1回ゲストだった横山瑞法さん。 法源寺の宿坊計画 瑞法さんは、住職をつとめる南アルプス市にある法源寺から徒歩2分の空き家を活用して、宿坊をつくる計画を進めています。改修中の家屋を見学させてもらいました。 丁寧にこだわって作られた家屋だということがよくわかり、すごく大切に暮らしていらっしゃたんだなあと感じられます。 ここに若い人たちの感性で内外装などをリノベー