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コロナ禍における私の過ごし方。

私の住む奈良県は、関西の中では新型コロナウイルスの感染者が比較的少ない。

あくまで関西での話で、全国的に見ると真ん中より上、大阪や京都など隣県で大量の感染者が出てからは如実に増えている。私の周りでも、パチンコ屋の駐車場に他県(主に大阪)ナンバーが溢れていると聞く。
県はようやく休業要請に踏み出すようだが、効果のほどは分からない。どこに感染者がいるか分からない以上、外出しないに越したことはないだろう。

今まではよくカフェに行き、本を読んだりのんびりパソコンをいじったりしていた。会話しないにしても、不特定多数の人と長時間同じ空間にいるのは、感染予防の観点からあまり宜しくないので控えている。なので、いつも自宅でコーヒーを淹れている。

コーヒーはやっぱり豆から挽くに限る。インスタントと比べ、香りの差は歴然だ。
たとえ安い豆だろうと、挽きたての香りは格別である。やかんを火にかけ、その間にフィルターをセットし、豆をハンドミルでごりごりやる。
粉砕された豆を取り出し、フィルターに入れ、沸いてから少し置いた湯をそそぐ。膨らんだ豆が、馥郁とした香りを部屋中に放つ。至福の時だ。

コーヒーを片手に、パソコンを開く。しばらくネットを巡回し(最近はBBCのサイトを見る。海外の視点で情報が得られる上、英語の勉強になるので一石二鳥だ)、最近学んでいるしているWebデザインの学習に取り掛かる。

最近『巣ごもり需要』という新しいワードが生まれ、突然現れたこの余暇をどう過ごすのかみな躍起になっている。
ゲーム機が飛ぶように売れ、ネット動画配信の契約数も増加しているらしい。家での過ごし方など千差万別、自分の好きなように過ごすのが一番だ。

私は、この時間でスキルを身につけることを目標にしている。こう言うと意識高い系に見られるかもしれないが、そんなことはない。
逆に今までサボりすぎて何のスキルもないからこそ、暇を活かそうと思っただけだ。その必要がない人はゲームしたりドラマを観たりして過ごすのが正解だ。

私は「時間の浪費」という言葉は相対的だと思っている。
TVやネットゲームにしても、無駄だと思う人もいれば、有意義だと思う人もいる。ゲームをコミュニケーションツールにしたり、大会に出たり、趣味の延長で仕事にする人もいる。ゲームに熱中する子供が、将来ネトゲ廃人になるのか、ゲームクリエイターになるのか、誰にも分からない。その時間を活かすも殺すも、その人次第なのである。

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