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LIFE TIME ササシグレのこと

こんにちは、PILE ECチームの真壁です。

生産量が非常に少ない幻のお米『ササシグレ』をゴムクロワンで取り扱い始め、約2年が経ちました。
ゴムクロワン LIFETIMEお米の紹介ページ >

私自身、ゴムクロワンに携わるまで農業に関する知識は皆無でしたが、お米を取扱いをさせてもらうにあたり定期的な取材を重ね、これまで知ることの無かった、農家さんの自然と一緒に共存する生き方も素敵だなと思うようになりました。また、自分自身も食への意識が少しずつ変わってきたような気がします。

LIFE TIMEのお米はとても品質の良い商品ですし、とにかく美味しいです。
自分の備忘録も含めて、今回はLIFE TIMEササシグレを販売するのあたっての経緯や流れなどをまとめてみました。

気になった方、ご購入検討されている方の参考にもお役に立てばと思います。LIFE TIMEのストーリーを通して、沢山の人にササシグレを知って頂きたいたいです。

園主のタクロウ氏。良い笑顔してますね!

LIFE TIMEとの出会い

LIFE TIMEの園主、拓郎くんとは元々音楽仲間で。互いに別々のバンドで、出演していた共通のライブハウスで対バンしていたのがきかっけでしたね。
同い年というのも聞いてたし、出会った場所がライブハウスだけに、band apartのTEEを彼が着ていて、あの曲いいよね〜なんて打ち上げの時に話して、それがきかっけで仲良くなったような。(と、自分は記憶してます)

それから何年かして、仙台のとあるSHOPでLIFE TIMEのポップアップストア開催すると言うのを知り、その時に彼の作ったササシグレを購入したのが始まりでした。

それまで、お米って毎日食べているのでお米そのものを美味しいと感じる事はそれまでなかったですが
とにかく、初めて食べたササシグレが美味しかった。

お米そのものの味、風味。こんなにお米って美味しんだっけ??というのが率直な感想。何か特別なことした訳でないし、炊飯器も通常のものです。

ササシグレは、イネ(米)の栽培品種のひとつである。名称は宮城県の民謡「さんさ時雨」に由来する。「ササニシキ」の交配親の父方である。
食味に優れる水稲うるち米品種として、1950年代から1960年代にかけて宮城県を中心とした東北地方などで栽培されたが、いもち病に弱く、現在では一部の農家によって栽培が継続されているのみである。

Wikipediaより引用

そもそも、育てるのが大変だから栽培している人が少ないササシグレ。取れる量も少ないので、そもそも商品化までされることが珍しいようです。

田んぼ自体に農薬が残っていると、ササシグレは生育できないので、専用に改良された田んぼを用意しなければいけない訳ですし、当然田んぼ面積には限りがあるので、もし上手く育たなかったことを考えると、ササシグレを商品化するのは園主にとって大きなデメリットがある訳ですよね。

そんなリスク承知の上、それでも美味しいお米を皆に食べてもらいたい一心で商品化に情熱をかけるLIFE TIMEタクロウくんを応援したいと思いましたし、ゴムクロワンのサイトを通せば、より全国の沢山の人たちにLIFE TIMEのこと・ササシグレのことを知ってもらえるのではないか??と思い、当店での取扱いをさせて頂いた経緯がありました。

初めてササシグレを食べたときから、商品掲載まで月日はかかりましたが、実現できて良かったと思います。

現地での取材 1(2020年5月)

2020年2月頃より、商品掲載に関するアイデアを思い付き、その年に収穫された新米を販売させてもらおう!そんなところからのスタートでした。

最初にLIFETIMEの田んぼへお邪魔したのは2020年5月。ちょうど田植時期の真最中のピーク時期。
初めて桃生町に訪れましたが、とにかく空気と水が新鮮!北上川の綺麗な水があるからこそ、美味しいお米ができるのだなと納得。

田植えする前の「苗」まさに青々しいとの表現がぴったり!
タクロウ君のお父さん。ベテランです。

注文殺到の日(2021年1月)

2020年の秋の収穫と同時に販売スタート。最初に1袋カート注文が入った時、すごく嬉しかったのを記憶しています。
そこから、ポツリポツリと注文が入るようになりました。ECサイトの性質上、どんなに優れた良い商品でも、すぐに売れることって少ないんですよね。絶え間ないページ改善・認知度アップへ向けた取り組みを続けることによって、徐々に販売やリピート購入に繋がるのがセオリー。

と思っていた矢先。
ちょうど1年前だったかと思うのですが、ある日突然、朝メールを開いたら注文の山が。それも全国から数十件単位の注文です。しかも受注が止まらない!!これには大変驚きました・・・

理由は後から分かったのですがその前日、テレビでササシグレの品種が取り上げられた番組があったそうで。テレビってすごい。なんて思いながら、そもそも収穫量少ない訳なので、タクロウ君に連絡。
なんとか注文分は確保することができましたが、1日でその年収穫分のササシグレは即完売!なんてことがこの年はありましたね。大変貴重な経験でした。

現地での取材 2(2021年5月)

次のシーズンは農家さんの田植え・稲刈り以外の時はどんな作業をしているかを知りたくて、お邪魔しました。ちょうどササシグレの田植えも終わったも束の間、収穫までの間は除草作業が欠かすことができないとのことでしたので、そちらの取材へ。

除草作業=除草剤??をイメージするかと思うのですが、ササシグレは無農薬栽培が故、除草剤を使わず雑草を取り除く必要があるんですね!
※化学肥料を使いすぎると病気になり育たなくなってしまいます。

とにかくこまめに雑草を取り除いてやらないと、収穫ができない非常にデリケートな品種なのがササシグレ。無農薬が故に手間がかかるとはこの事かと実感。

自分が最初に食べた「とにかく美味い!」と思ったササシグレの味は、この通り農薬・化学肥料を一切不使用で育てたからこそ生まれる、お米本来の味なのだと思いました。

私たちのじいちゃん・ばあちゃん、そのまた昔の先人たちはきっと、このお米に近いものを食べていたことでしょう!歴史ロマンを感じます!

息子のソウ君も友情出演!?
写真では見えにくいですが、アメンボをはじめとした虫たちがちらほら。
無農薬の証でもあります。

現地での取材 2(2021年10月)

さらに農家さんの裏方作業をもっと知りたく、籾擦り〜お米が出荷されるまでの取材もさせてもらいました。
一般的にお米の収穫=稲刈りをイメージが強いと思いますが、稲刈り後から出荷までの間の工程って、実際に農作業の従事している人しかわからない ですよね!だからこそ知りたいなと。

そんなお米農家さんの裏側のストーリーを知ると、食べる以外にも楽しみが増えますよね!通常の市販されているお米より、当然割高の価格になるのは納得できますし。
せっかくなので、そんな裏側も知ってもらいたいと思っての取材でした。
こちらも大変勉強になりました。

AiちゃんとSoくん、今回も友情出演!

LIFE TIMEよりメッセージ

「LIFETIMEのお米を食べてくださる皆さま、LIFETIMEを応援してくださる皆さま、いつも本当にありがとうございます。

心から感謝の気持ちでいっぱいです。

農園はすっかり雪も溶けてきて、田んぼに米ぬかをまいたり、トラクターで耕したり、苗を育てる土を作ったりと、春の準備を始めています。

今シーズンもまた「自分たちが食べたいもの」だけを、そして食べてくださる方一人一人のことを想いながら、たくさんの手間ひまをかけて大切に育てたお米をお届けしたいなと思っております。

LIFETIME NATURE&FARMING 佐々木拓郎