見出し画像

黄金週間ですねぇ

少し間が開きました。ゴールデンウィーク前に休みを使って行きたい展覧会にうろうろしましたので、その時の事を呟きにしようと思います。まずはツイッターから気になっていた展覧会。以前から当館とは作品の貸借があり、県内にあるというのは知っていましたが、今まで未踏でした。
『高浜市やきものの里かわら美術館』
展覧会は、いわゆるデジタルによる高精細複製作品群で、東京造形大学による作品の復元と、発明品をスケッチから模型におこすというような意欲的な展示が気になったのです。
嬉しいことに、平日のためか展示室は空いていたので、有名作品を至近距離でじっくり堪能することが出来ました。
知らなかったんですよ。モナ-リザの髪がカールしているの。ずーっとストレートの黒髪だと思っていたのは、頭から被ったヴェールだったんですねぇ。その他にも、岩窟の聖母に二つバージョンがあることも、不勉強ながら初めて知りました。ほんと、先日話題にもなったサルヴァトール-ムンディもじっくり堪能できましたし、復元制作秘話も空いている部屋で、ゆっくり拝見しました。そして…………
ここからが本題です。
こちらの美術館、一階に小規模ホールと、レストラン、チケット売り場兼ミュージアムショップが併設されています。観覧希望者は、ショップレジでチケットを購入して二階の展示室へ進むシステムになっています。
展示も面白かったのですが、こちらのショップも、地場産業である瓦で作った様々な小物類が魅力的で、しかも良心的なお値段。その他にも、展覧会のグッズや、美術館らしく関連書籍など。思わず楽しくって、じっくり見て、ちゃっかり地場産業の瓦製の御守りを買ってしまいましたよ🎵🎵

そして、思いました。『やっぱりうちの館にも、ショップが欲しいなぁ〰️』以前は、あったんですよ。他館と同じく。過去の展覧会図録や、関連書籍、地元の作家モノなど。あまりにも当館に閑古鳥が鳴きまくるために業者さんが、撤退、クローズという憂き目にあったのです。これ、コロナ禍のせいではありません。その前の話。

その後コロナ禍で休館→開館したものの観覧者更に減少→レストラン撤退及び業者交替業態転換→再びレストラン撤退→新年度業者決まらず現在に至る。…………負のスパイラルって奴ですよね〰️。現在当館にあるのは、本館入り口横の飲料自販機一台のみ。(それすら一時は撤去されてました。)便利な都会の美術館ならまだしも、当館のまわりにはひたすら自然溢れる県有林が広がるばかり。最寄りの駅にもコンビニはおろか自販機すらないのです。遠路はるばる歩いて来場されたお客様が、空腹の余りご機嫌斜めになるのにひたすら謝罪するのは、私達受付の仕事です。

………何とか、ならないんでしょうか?他館の現状を見るといつも、自分の職場を思ってため息が、出てしまいます。一介の非正規派遣労働者の呟きでしかないんですけどね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?