フリーソフト・アプリ・ウェブサイトで薄い本(小説本)を作った手順メモ
※前提
作業環境はWindowsPC・iPhone・iPadです。
iPadはオマケのクリスタ以外はiPhoneで賄えます。
先日初めて薄い本を印刷所にお願いして作りました。
同人誌作成の記憶がかなり昔のコピー誌(友人の手伝い)で止まってる人間なのでとても新鮮な作業でした。
次回のための覚書兼情報共有的にここに書き留めます。
・Simple note
https://simplenote.com
クラウド型メモサービス。ただのメモと重要なメモのマーク付けやリストの並べ替えができるので、書きかけと書き終えたテキストを仕分けるのも楽。
ウェブブラウザ・iPhone app・iPad appからアクセス出来るので思いついたら即書ける。キーボードの早さには負けるが、iPhone使えば出先でも布団の中でも書けるから書くハードルが一気に下がる。
まずはとにかく書く、書く、書く!!!
・TATEditor
https://www.cc4966.net
出来たテキストを作りたい体裁のPDFにするのに使用。
iPhone・iPad appもあるが、機能が違うのか目的の形が作れなかったので自分はPCで。
縦書・段組・縦中横(縦書で半角英数字や「!!」「!?」などの二〜三文字を横に並べるやつ)・ルビetc...色々欲しい機能はほぼ揃っている。
これを使えば本にすることの9割は終わると思っていい。
一枚ずつのPDFでなく見開きプレビューができるのも本になった場合のイメージがしやすくて良い。
・シメケンプリント(印刷所)の縦書小説PDFメーカー
https://shimeken.com/tex
字書きの悩み、ちょいイケな表紙・目次・扉・前書き後書き・奥付作成はここでクリアできる。
目的の本のサイズと必要項目を埋め、良さげな画像・フォント素材を選べば出来上がり。厚みのある本なら背表紙も作れる。
ここで作った中身と先に作った作品ページをこのサイトの結合ページで結合。これで本文完成。
別の印刷所を使う場合は奥付かどこかに「素材お借りしました」とこちらのお名前を入れましょう。
・I♡PDF
https://www.ilovepdf.com/ja/add_pdf_page_number
PDFにノンブル(ページ番号)を振ってくれるウェブサイト。印刷所はノンブル入りでないと作ってくれないので忘れずに。
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これで「表紙」「本文」「裏表紙」(あれば「背表紙」)が揃う。
これらをまとめて印刷所に指定の方法で入稿(アップロード)するだけ。
格安で一冊から作ってくれる印刷所も増えました。
もちろん冊数を増やせば一冊あたりの単価は下がります。
自分が利用したのは「ちょ古っ都製本工房」。使用できる紙のサンプルも貰えます(Q&A 25 参照)。
▼オマケ
・CLIP STUDIO PAINT
https://apps.apple.com/jp/app/clip-studio-paint-for-ipad/id1262985592
通称クリスタ。イラストソフトです。これの機能限定版がiPhone・iPadでフリーで使えます。
絵が描けなくても、図形や文字・色を弄りそれっぽく配置すればちょいイケなお品書きくらいは作れます。
使い方は各種サイトで…お絵描きソフト使ったことないと「レイヤーって何ぞや」「さっき出来た加工が出来ない…あ、レイヤー結合しないと出来ないやつ?」とか専門用語がなかなか難しい。
機能限定版は作った画像の保存が出来ないので、スクショを撮ってそれをペイントソフトなどで切り取ってプリントアウトしました。
多分もっと簡単で色々できる奴もありそうですが、本はできたけど他のものはどうしようと思ってた時にたまたま「クリスタがフリーで使えるってよ!!」て流れてきたタイミングだったので。
・Dropbox
https://www.dropbox.com/ja/
有名クラウドサービスですね。
下記の「文字数メモ」や「縦式」など iOSのappでPDFを作った場合に出力先に必要になります。
PC⇄モバイル端末のテキスト・画像・動画のやり取りや、任意の複数人でファイルを共有するのにも使えるので利用していて損は無いかと。
Evernoteも機能は似ていますが、1アカウントで無料で使える端末が2つまでな(PC・iPhone・iPadを使いたいと足りない)のと動作が重いのがネックでこっちを。
・メモ帳
クラウドでやりとりできるって点では元々iPhone・iPadにプリインストールされてるメモ帳でもことは足りるんですよね。自分はSimple noteで慣れてしまったので…クラウド系テキストエディタは好みです。
・文字数メモ
iPhone・iPad app。文字数をカウントしてくれるテキストエディタです。
Simple noteにもカウンタはありますが、こちらの方がわかりやすい。万一Simple noteのデータが…なんて時のための保険にも。
これや縦式からもPDF化出来ますが、個人的にはTATEditorが使いやすかったので…ここも好みで。
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