冬の晴天の青空が好き

私はどちらかと言うとインドア派で、冬の晴れに日にベランダや窓から差し込む光が部屋を一気に明るくしてくれるそんな日がとても好き。

どこかに行きたくなるような、好きな音楽を聴いていたいような、部屋着のままずっと過ごしてたくなるような、何をしても何もしていなくても自分が物語の主人公になった気分になる。

ガラス越しに見える空の青を見ているとなんだか不思議な気持ちになる。ここは宇宙の真っ暗な空間の中のヒトツの星で、この青の奥は暗闇の世界がどこまでも続いていて、今ここにいる(ある)ものは全て高速で回転する球体の上に存在している。空を見ているとついそんな事が頭をよぎる。

冬は太陽の光が最高に暖かく、部屋の温度も上げてくれて、光もくれて元気もくれる。空の青のどこまでも透き通った空間。冬の空の青が私を不思議な気分と安らぎをくれる。

この気持ちも気分もきっと根っからのインドア派ならではの感情なのかな。

仕事や付き合いや用事があればもちろん外に出て、外の晴れを満喫する時もある。それはそれでまた良い。目に入ってくる景色の中の植物の色、葉の色、土の色、人工的の作られた綺麗なビルの色、使い古された自転車の色、誰かの置いて行った忘れ物、ゴミでさえ光の力で主役にみえる。

私はとにかく晴れのその空と青とその先の闇の中にある今の明るさと光を感じるのが好きなのだと思う。

宇宙空間の暗闇の中で一生を過ごすものにとって、光を浴びれるのはほんのひと時なんだろうな。

今日も私の薄暗い部屋をまぶしいほどの光で包む太陽の光に感動する。



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