見出し画像

Alien Mind Cafe #6

蝉は3年〜17年程、地下で幼虫として生活して成虫になるとおよそ14日間で死んでしまう、ほとんど意識も無い幼虫の時期を長く過ごす
夢などは見るのだろうか?
はんに出会って10年以上が経過しているが、その10年はさほど変化の無い10年だと思っている。
出会って7年程までは『覚者幼虫』だと私自身が思い込んでいて、「何かがあるかもしれない」
「真理がどこかにあるかもしれない」と思っていて時間を割いて来た。
羽化することも無く、ただただ幼虫なのに目覚めた事を言っていた。
夢の中で目覚めたのだろうか、一つ一つをほどいていくと別にとりとめの無いことだった。
そんな時間を7年も割いてきて一つわかった事がある。
はんは幼虫でいたいのだ
幼虫の間は自由自在にありとあらゆる事が出来そうだとおもえるし伝える事ができる
終着地点の事など考えなくていい
むしろ無責任でいい
成虫になってギャンギャン泣き叫び、後尾する相手を引き寄せて次の世代に繋げる
物凄くエネルギーを消費してしまう為、わずか14日間程で死んでしまう。
限られた時間の中で生きる
それは自然界では当たり前の事である。
はんは色々と理由をつけて幼虫の時期を長引かせようとしている
ただもう47歳になる
幼虫である事を肯定しようとしている
それは別にいいと思うが、ちと長すぎた
もう時期50歳になるおっさん幼虫に対して世間は甘くない
じわじわと時が刻まれている
誰にでもあらがえなく平等な時の流れ
はんは気づいている
覚者幼虫でいれる時期もいよいよ短いと
ここでアホになりきれれば覚者幼虫で居続けられる
覚者幼虫としての道が出来る
ただはんは揺れている
小さな小さなはんのプライドが覚者幼虫でいる事を天秤にかけてくる
その小さなプライドが毎夜、顔覗き出してはん本人に語りかける
「優しい人ばかり選んじゃダメだよ、どんどん少なくなるよ、そろそろまずいんじゃないの?」
はんはプライドが高い方だ
プライドの高さと現在が比例していない
その事にはんは気づいている
アホになりきれればいい
それなのに自身で作った矛盾の沼にはまり込んでいるのだ
はんは気づいている
世間一般でははんの生き方を認めてくれる人達は少ない
年齢的にも生き方的にも選択肢が少ない
アホになりきれるのか?
自分自身で自分を笑えるのか?
どちらに進むか?
ファイナルアンサーは?
はんよ、Alien Mindでいけ
はんよ、アホになれ
会う度にノイズが入ってきた顔を見る度にそう思う
昨晩の自問自答の時間は長かったんだろうなぁ〜
何回やんだよ
ばーか

続く

※Alien Mind Cafe試聴方法
SpotifyのAppをダウンロードしてもらい検索で「Alien Mind Cafe」と入力する
Alien Mind Cafeのプレイリストにはいってください
ようこそAlien Mind Cafeへ
至極の時間を提供致します
「いいね」してもらうと励みになります

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?