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乃木坂ライブにおけるVTR演出を好きになれない

どうも、在宅オタクです。

11th YEAR BIRTHDAY LIVE、盛り上がってますね。僕は4期生ライブだけにする予定です。現地チケットも4期生ライブに絞って申し込みましたが、外れました。
いやあ、4期生ライブ最高でしたね、概ね。楽曲の面では大満足です。新曲をちょっとばかり期待はしていたのですが、全員揃っている状態ではないので仕方ないと捉えましょうか。
この「概ね」と書いた理由がタイトルにある「VTR」の部分ですね。このことについてつらつらと書いていきます。ネタバレを含むのでリピート配信を見る方は気をつけてください。




そもそも予兆はあった


乃木坂運営がやりがちな自画自賛ナレーション、あれがずっと嫌いなんですよね。普通にダサい。評価って周りからされるものじゃないですか。それを自分で言っちゃう恥ずかしさ。
9thのときからずっと苦手です。何がモンスター楽曲だよそっちが言うことで冷めるんだよ。何勝手に自分たちで酔ってんだよ。

それで結局やりやがったじゃないですか。


かつてない歌声。


中西アルノちゃんの歌はたしかにダントツで上手い。今までにいなかったタイプの声質をしていることは認めるし、僕も彼女の歌声は大好きです。でも今の世の中「○○ちゃんはすごい」みたいなことツイートするだけで「△△ちゃんはそうじゃないんですか」とか突っかかってくるセンター国語1⃣20点台レベルの読解力の無い連中が大勢いるわけですよ、別に他の子と比較してるわけじゃなく純粋に褒めてるだけなのに。こういうのが火種になるご時世で、運営の側が「かつてない」って明確にこれまでの在籍メンバーと比較する言葉使ってまで持ち上げたわけで、結果的にアルノちゃんへのヘイトを加速させたわけです。僕もこのフレーズは受け入れられませんでした。

でもこういうのを失敗だと思ってないんですよね、あっちは。9thの頃からこれが苦手だったのでそれ以来配信ライブは推しだったみなみちゃんと日奈子ちゃんの卒業ライブと主催が違うスター誕生LIVEしか見ていないです。10thバスラとか自ら地雷を踏みに行く行為にしか思えなくて見てません。


今回のライブでのよくなかったこと


まず長い
着替えの時間とかが必要なのはわかるんですよ。女の子の衣装だと形状も複雑だったりして難しいんだろうなとか、そういうライブ運営上の事情があることは理解してます。でも長い

いや、長く感じるんだと思う。自分がこういう構成の映像が苦手だと自覚してたからかもしれない。じゃあ何が問題だったかっていうと、明確なのは『4番目の光』の歌詞を毎回読ませたこと。せっかく有名な声優さんにナレーションを依頼したからなのか、逆なのか、ニワトリかタマゴかはわからないけど、はっきりいって無駄な演出だったと思う。なぜならこの部分は後半に遠藤さくらちゃんが4期生15人一人ひとりにメッセージを送ったことで「『4番目の光』への助走」としての役割を完全に失ったから。
なんとなくぼんやりと「きっとこういうVTRの最後のブロックが終わったら『4番目の光』につながるんだろうな」なんて思ってたら、全然そんなことなかった。期待を裏切るってそういうことじゃない。


次にすべてがちぐはぐ

最初のVTR、賀喜遥香ちゃんのインタビューだったじゃないですか。ナレーションも「こうして賀喜遥香は乃木坂46のメンバーになった」みたいなこと言ってた気がするんですよ(うろ覚えでごめんなさいリピート配信見たら書き直すかも)。
そしたら『君の名は希望』のイントロが流れて、清宮レイちゃんが語り始めたんですよ。

え、なんで?さっきまで主語はかっきーだったよね?センターで披露するわけではないことにそもそもズッコケ状態だけど語りまで入るってもうパニックパニック。でんじゃらすじーさんでページめくったときくらい話が繋がってない。


あとはプリンシパルの映像が流れて「みんなで乗り越えてきた」みたいな感じのVTR(これもうろ覚えです間違ってたらごめんなさい)明けで歌った『僕のこと、知ってる?』。センターが佐藤璃果ちゃん

……なんで?なんでプリンシパルのときいなかった璃果ちゃんの見せ場がここなの?演出担当もしかして璃果ちゃんのこと知らない?
あとこれにもうんざりしてるんですけど、もう3年も経ってるのに「最初は11人、後から入ってきた5人」のやつ多すぎませんか?11人でいた期間より16人になってからの方が既に長いんですよ。そりゃ11人だけで初めてライブした横浜アリーナだからとか、5人にとって有観客・声出しOKでの4期生ライブが初めてだからとか、そういう背景があるのはわかるけど。入りたての11人の映像が多かったの、"16人の4期生"が好きな自分としては心苦しかったです。バースデーライブだから仕方ないのかな。でももういい加減これっきりにしてほしい。


あとこれは完全に個人の好みだと思うんですけど、VTRも含めて16人で完結させてほしかった。『4番目の光』の歌詞になぞらえたら先輩への憧れとか継承とかがコンセプトになるのはわかるけど、そのVTRの趣旨が結局破綻してたわけで。さくちゃんから他の4期生へのメッセージから始まった時点で憧れとか継承とかじゃなくて「私たちの世代だけの その輝き」の部分がメインだったし。
『制服のマネキン』『アナスターシャ』『思い出ファースト』でステージに流れてた映像くらいなら良いんですよ。あくまでそのときの主役はパフォーマンスしている4期生自身だったから。まあこれもバースデーライブだから仕方ないのかな。


とまあ2,000字くらいかけて物申してみました。今回に関しては最初に述べたような自分語りVTRみたいなのが、ナレーションを外部の有名な声優さんに依頼しているだけあって控え目でしたが、その分余計な演出面での不整合が目立ちましたね。
、とこれで終わるのは4期生にも申し訳ないので、最後はよかったところを書いて終わりたいと思います。


今回のライブの良かったところ

まずなんといっても最初の4曲。4期生が(というよりかきさくが)センターを努めたシングル表題曲を4期生だけで歌うブロック。しかも3曲は4期生だけでは初披露。
『夜明け~』『ごめんね~』と遠藤さくらセンターのクール曲が続いてから『君に叱られた』『好きという~』の賀喜遥香センターのアゲアゲ曲が続く流れ。しかもリリース順に並べるだけでこれが完成する。時の流れとメンバーの成長を感じられる良いブロックでした。

文句たらたらのVTRに挟まれたブロックも、メンバーそれぞれにスポットライトが当たる良いものだったと思います。特に8か月前の『Diamonds』からは見違えるほど成長した佐藤璃果ちゃんの歌。元々歌声は好きでしたが、より魅力が増しましたね。逆に柴田柚菜ちゃんは『アナスターシャ』の最初のソロパートが演奏とズレてしまっていて悔しかったと思います。ただ他の曲でも目立つポジションにいることが多く、努力の成果が表れていました。
金川紗耶ちゃんは前回の4期生ライブのときはいろいろあって難しい立ち位置でしたが、快進撃の2022年を経てとても活き活きしていましたね。松尾美佑ちゃんの『シンクロニシティ』も素晴らしかったです。まさに女神でした。
本当は全員について書きたいんですけど、今日はこの辺で。

そして最後の4期生楽曲ラッシュ。4期生ライブではお馴染みですかね。個人的には"オリ曲街道"って呼んでるんですけど。
『4番目の光』は2番サビ前の「私らしく全力で走ろう」で毎回泣けます。かきまゆの2人ユニゾンが本当に良くて。
オリ曲街道は全曲揃ってこそなので『図書室の君へ』をやらない選択肢は無くて、でも代打センターじゃなくて音源参加でも掛橋沙耶香ちゃんがいるようにしてくれたのがとても嬉しかったです。でもモニターを他のメンバーが見つめるのではなく、モニターを背負って全員揃っている気持ちでメインステージで披露してほしかった。
4期生楽曲でさえも不参加パートがあった早川聖来ちゃんの姿が『ジャンピングジョーカーフラッシュ』で見えたこと、新しく振り入れしてくれたことがとても嬉しかったです。
そして『I see…』は枕詞なんて付けなくても最強です。でも他の曲たちも最強です。だから枕詞なんていらないんです。

アンコールの『アトノマツリ』。4期生だけのユニット曲がもっと増えたら本編に組み込まれるのかな。形式上ではあるものの全員で参加してくれたのは嬉しかったです。そこからの畳み掛けも最高でした。


演出サイドには不満は残るものの、やっぱ4期生は最高だなと思えるライブでした。なんか最初と最後で情緒違い過ぎて、そりゃライブ後の興奮冷めやらぬ状況で書きなぐったらそうなるよなって感じですけど(無券だけど)。でも4期生を好きな気持ち、16人を好きな気持ちはより一層高まった一日でした。こんなこと書いちゃいましたが、他の期推しの皆さんもそれぞれのライブで楽しんでくださいね。
それでは。





おまけ


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