JaSST'23 Kyushuに参加しました

11/2(木)にJaSST'23 Kyushuにオフライン参加した。
https://www.jasst.jp/symposium/jasst23kyushu.html

しばらくJaSSTはオンライン参加だったが、今回は近場での開催だったのでオフラインで参加した。基調講演、招待講演、実行委員セッションどれも今聞けてよかったと思う内容ばかりだった。

S1基調講演「わからない?をわかる!に変えよう!- QAエンジニアが実践している基本的な考え方と方法」

周りにいるすごいテストをする人の思考や行動を書き出すワークは自分が大事だと思う思考や行動を再認識するきっかけになった。こういう思考は普段なかなかしないのでいい機会だった

テストの7原則についての説明を聞いて(とくに全数テストは不可能)理解してるつもりで全然行動と紐づけて理解できてなかったなと痛感した。顧客にとって価値がなさそうなテストについてこれは必要なんだろうかと思いながらテストを設計して、実行してバグを挙げてこれは誰のためになるんだろうともやもやしてた話を質疑応答でしてみたら、顧客にとって価値があるかを試したいなら、実際に利用する顧客の属性から妥当な入力が導けるし、システムが壊れるかを試したいなら素敵な文字列が公開されてるのでそれを使うといいということだった。チームとして何をテストしたいか共通認識を持って、それに準ずる形でテストを作ろうと思った。

S3招待講演「テスト自動化から、開発と品質を支える継続的テストへ」

テストリアーキテクティングの節でテストレベルごとの目的とテストベース、テストケース例の話を聞けて、今自身が課題認識を持っていたテストレベルの計画について、具体的なイメージを持てた。

「統合テストで正常系/異常系をテストする」について、正常系/異常系の指すものが何か正確に把握したかったので聞いてみた。エラーが出ないケースのうち任意の1ケースとエラーを出すケースのうち任意の1ケースをテストするイメージだったので、単体テストで見るものとの差分について理解しやすかった。

そしてそれをリファインメントで計画するというのはとても素敵だと思った。

学生とQA

おじさんがんばるって思えた。エンジニアは勉強会に参加したら参加レポートを書くまでが勉強会なのに、QA界隈はそういう発信が少ない、そしてそれが一因でJaSST何してるかよくわからないというのはたしかに残念なので、もう少し発信をがんばろうと思った。

前にオフライン参加したPHPカンファレンス福岡2023でも、ことみんさんの発表を聞いて、スピーカーに質問する勇気をもらったことを思い出した。

さいごに

終わった後はテスト酒場に参加して、末村さんや参加者の方、JaSST実行委員の方と話せた。それだけでなく同じ年の同業者数人に出会えたり、福岡に住んでいる開発者の方たちと交流できたのがうれしかった。オフライン参加してよかった。

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