効率よく動画を編集する5つの方法

Youtubeやニコニコ動画で、動画を投稿したい!
と考えている人がぶつかる壁の一つとして、

「動画編集に時間がかかりすぎる」

というのがあります。

ここでは、そんな悩みを解決するためにも
効率よく動画を編集する方法について書いていきますね

さて、それでは今回の話に入る前に
もっとも効率的に動画を編集する最強の方法をお伝えすると

それは
「しっかりと計画を立てて撮影すること」
となります。

「ここにこのカットを入れよう」
「ここは山場だから、アップの画がほしい」

といった感じで、先に計画を立てておけば
その後の撮影も編集も、スムーズに進んでいきます。

しかし、動画編集をメインで行っていると
まったく編集を意識していない映像や
いつ山場がくるか分からない長時間のゲーム映像など
さまざまな依頼がやってきます。

今回は、「撮影に参加していない」という前提で
動画編集のコツをお伝えしていきますね。

1.ストーリーを把握して、イメージをつくる

当たり前の話なのですが、そもそもストーリーを把握していない状態で
動画を作ることは不可能です。

地図が無い状態で、ジャングルに放り出されるようなものです。

クライアントから指示書があれば良いですが
そもそも動画編集者は、動画投稿者の負担を減らすための存在ですので

いちいちクライアントに指示を仰いでいては
逆に負担になりかねません。

「自分で動画のストーリーを作る能力」

というのが、動画編集者に最も求められているものなのです。

ですので、面倒だと思っても
まずは動画を見ること(2倍速推奨)
複数のデータがある場合、それぞれの映像の概要を紙に書くこと
必要のない場面や、ヤマ・オチはメモしておくこと
そこからストーリーを組み立てること
は最低限行ってください。

そのクライアントからの依頼が初めてであれば
ここで連絡をとって確認してもらうこともできます。

いずれにしても、地図さえ手に入れてしまえば
後は攻略したも同然です。

2.まずはカット!カットカット!!

初心者がやりがちなことに
頭から完璧なモノをつくろうとして

カットやテロップ挿入、効果音の挿入を同時進行で行おうとする

ことがあります。

確かに、同時進行で取り組んでいけば
タイムラインを1順するだけで動画が完成するので

一見効率が良さそうに見えます。

しかし、それだと動画のテンポを確認できなくなるほか
修正に必要以上に時間がかかる可能性があります。

まずは、ストーリーを意識してカットすることだけに集中し
動画の流れをしっかり作っていきましょう。

3.セリフはエッセンスを抜き出す


動画編集で最も時間のかかる作業は何か
と言われたら、やはり字幕・テロップの挿入になります。

字幕であれば、まず文字起こしをして
音声に合わせて文字を載せていく、という作業。

10分程度の動画であっても
全てのセリフを抜き出していくと、編集に3時間くらいはかかってしまいます。

2人以上の掛け合いの場面であれば
丁寧にセリフを抜き出す必要も出てきますが

1人で語っている場面であれば
重要なセリフだけを抜き出して、テロップを入れたほうが効率的です。

ただし、全てに字幕を入れる・一部を抜き出す
の判断には、それぞれメリットとデメリットがありますので
そこは理解しておいたほうがいいでしょう。

全てのセリフに字幕を入れる場合
 メリット
  視聴者に優しい(音を出さなくても視聴できるため)
  SEOを意識できる
  臨場感のある映像に仕上がる
  あまり考えなくても良い
 デメリット
  非常に時間がかかる
  字幕が流れるスピードが早くなる(7秒が良いとされる)

一部を抜き出す場合
 メリット
  動画編集者に優しい(笑)
  字幕やテロップを十分な時間表示できる
  文字に効果をつけることで、目立たせることができる
 デメリット
  抜き出す箇所を選ぶ必要がある
  ミュートで視聴すると、動画の内容が把握しにくい

などです。
このあたりの判断はクライアントと相談しながら探っていくのが良いと思います。


4.テンプレートをつくる

効率化の効果が大きいのはここですね。

文字のテンプレート(焦り、爆笑、怒り、悲しみ)は
感情ごとにあらかじめ用意しておくと

後は効果を適用するだけで、それなりの動画をつくることができてしまいます。

また、クライアントに合わせて
アイキャッチ画像やテロップの枠などをつくってしまうと

次回以降に編集する動画のクオリティも
ある程度確保することができます。

使える武器の種類を増やすことも大切ですが
今ある武器をどうやって使っていくか、を考えるのも

動画編集者の腕の見せどころと言えるでしょう。

テンプレートの作り方は動画編集ソフトによって異なるので
Youtubeなどで、自分の使っているソフト+テンプレート

と検索して、作成方法を学んでおくと良いでしょう。


5.人に任せる

どんなに編集ソフトの扱いに慣れて
効率的に作業を行えるようになったとしても

1人が1日にできる作業量には限界があります。

究極の効率化は、やはり「誰かに任せること」となります。

とはいえ、映像を作ろうという人は
ある程度、職人気質なところがあり

自分の手で作り上げたい、という気持ちがあることも
理解しています。


しかし、映像クリエイターとして生きていくためには
1日にある程度の本数をこなしていく必要がでてきます。

そんな状況で
「誰でもできる文字起こし」をやる時間はあるのか
「効果音やBGMを探す手間」をかける余裕はあるのか

ということを考えると、答えは「No」です。


最初にもお伝えしましたが、映像クリエイターにとって一番重要な部分は

「自分で動画のストーリーを作る能力」


です。

究極の話、ストーリーさえつくってしまえば
後は他の編集者に投げてしまえば良いのです。

もちろん費用は発生しますが、
その分自分の時間を確保することで、多くの仕事を行うことができますし
いろんな人の目が入ることで、自然とクオリティが上がっていきます。

趣味として取り組むのであれば、全て自分で行うという選択肢もアリですが仕事として取り組むのであれば、自分の時給を上げていく仕組みづくりのほうが大切だと思います。

最後に

今後、動画編集の需要は高まっていきます。

動画投稿による宣伝効果に、多くの人が注目し
さらに参入者が増える中で

「企画を練る人」「動画を編集する人」「マーケティングをする人」
などの分業化が進むと考えられます。

もしアナタが「企画を練る人」であれば
「動画の編集」や「マーケティング」を別の人に任せて

どんどん新しい企画を考えていったほうが
チャンスは広がっていきます。

目の前の出費よりも、未来の収入を考えて
どんどん良い動画を撮っていってくれることを期待しています。

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