#5 虐待であると気づかされたとき
「ぴいさん。
ぴいさんが受けてきたのは、
身体的虐待だし、精神的虐待だし、ネグレクトだよ。」
カウンセラーの方が、認めてくれた。
その時、早くそう認めてほしかったと思う自分がいた。
でも、テレビで度々報道されるような、そんな酷い「虐待」ではないと信じたい自分がいた。
人は「言葉」として与えられると、安心して、混乱して、そしてなぜか、むかし流せなくて溜まっていた涙があふれてきて、じゃあどうすればいいというの、と怒りのようなものもこみあげてくる。
大学生になってやっと、や