ピタゴラス

ピタゴラス教団

地域の有力者の支援なども受け、非常に大きな力を持つ
入るためには難しい試験をクリアしなければならず、
結果教団内には数多くの天才が集まることに

完全数や友愛数などの整数を宗教的に崇拝しており
あるとき無理数(有理数ではない実数)を教団の一人が発見した際
無理数を認める代わりにその発見者を死刑に

ピタゴラス「万物の始原は数である」
あらゆる事象には数が内在しており
ゆえに数によって世界は解明できる

音階に数の神秘を見出す
完全8度の音階は『オクターブ』
完全8度に対応する弦の長さは2:1
完全5度(ドとファ)に対応する弦の長さは3:2
完全4度(ドとソ)に対応する弦の長さは4:3

太陽系に関しても音階と同じ関係性をとっている
実は星が移動することで完璧な音楽が奏でられていると考えた
その音が聞こえないのは生まれた時から鳴り続けているため
耳が慣れてしまっているから

地動説を主張
『宇宙の中心にかまどがあり、その周りを10個の星が回っている』

輪廻転生

魂の浄めによって個人の魂を救済することを教義の中心に

『肉体(ソーマ)は魂(セーマ)の墓標』

肉体はただの魂の入れ物
魂は肉体に結びついているよりも
肉体に入らず魂のみで存在している方が良い状態

輪廻転生が信じられていた(オルフェウス教の影響)
肉体に入った魂が肉体が朽ちることで抜け出し次の肉体に入る
このサイクルをどこかで抜け出さないといけない
解脱のためには数を始原とした音楽などが必要

数学的に純化された音楽を知性によって聞き分けることで
魂の浄め(カタルシス)が得られる

タレスアナクシメネス…万物の始原に物質的なものを求めた
ピタゴラスは論理的な形式を求めた
ヘラクレイトス論理(ロゴス)に近い

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