「禁色」読み解きメモ【三島由紀夫】【随時更新】
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「禁色」について。
— ピグモン (@yyyyy_yyy0197) June 8, 2022
美青年南悠一と「契約」をして、過去の女たちへの復讐を企てる老作家、檜俊輔。
「豊饒の海」の内容を見るに、彼はメフィストフェレスということで間違いない。
最後に亡くなることを加味すれば、「人間失格」の父とも言えるだろう。
彼が「ヴェニスに死す」のアッシェンバッハに相当するのは言うまでもない。
— ピグモン (@yyyyy_yyy0197) June 8, 2022
契約の場面において鏡が強調されているため、「ドリアン・グレイの肖像」も典拠である可能性がある。
148頁
— ピグモン (@yyyyy_yyy0197) June 16, 2022
メフィストフェレスは天使、つまり若さを好む。これも俊輔との共通項。
153,154頁のポマードの匂いは、プルーストの翻案?
157頁に登場する玲子、人間失格の誰かに対応しそう
158
「外面それ自体の誠実さ」は三島の思想の告白なのだろう。
女中のきよ、という名前は漱石からだろうか
279頁
— ピグモン (@yyyyy_yyy0197) June 17, 2022
悠一は鏑木夫人との逢瀬のさなか、ストーブを突棒(ポーカア)でかきまわした。「骨をかきまわすような音が」した。
これが「豊饒の海」、ひいては「騎士団長殺し」の「火搔き棒」に繋がってくるのであろう。
284,285頁
— ピグモン (@yyyyy_yyy0197) June 17, 2022
信孝と悠一の様子を夫人が覗き見るのは、「失われた時を求めて」「暁の寺」と共通の箇所。
289,290頁
「京都鹿ヶ谷の古い尼寺」は「豊饒の海」の「月修寺」に対応。
二九七
— ピグモン (@yyyyy_yyy0197) June 18, 2022
野崎という、「頭山満の子分の支那浪人」だった男。夏目漱石の影響。
三一五
悠一は自分と同じものを愛している俊輔に親しみを感じる。これは「人間失格」の一場面か。
三一九
河田弥一郎は、薩摩出身の先代の嫡男。恐らく「こころ」
三三四
エムペドクレス
三三七
シノニム…人間失格
三三八
— ピグモン (@yyyyy_yyy0197) June 19, 2022
コルネリアの写真…人間失格
三四〇
鎌倉…こころ、人間失格
三四五
エウリピデス「ヒッポリュトス」
三五六
植民地
三六二
悠一が太陽に喩えられている
三七〇
恭子「私は死ぬか、訴えるか、どちらかします」
三八五
パイドロス
三九二
火事のサイレン
三九五
名状すべからざる衝動
三八七、三八八
— ピグモン (@yyyyy_yyy0197) June 19, 2022
恐怖
四〇〇
火をくぐる。仮面の告白最後との類似
四〇二
悠一、見ることを覚え、生まれ変わる。二人本物の夫婦に?
四〇七
幻影の介入をゆるさぬ盃
四〇八
悪魔(俊輔)の退屈
四一四
きよ、鏡を割る
四一五
ワルプルギス再び?地鎮祭を装った結婚式
四一八
悠一とジャッキー
四二〇
— ピグモン (@yyyyy_yyy0197) June 19, 2022
肖像画
四二三
目前の満足を強い、時の力を奪う俊輔
四二五、四二六
欲望とその衰弱、経済学と精神分析、方法論的個人主義?
四二八
臙脂色の乳母車
四二九
チェス
四三〇
イポリイト…三三七頁
四三四〜
悪徳と滑稽
四三七
鳥居のある離れ小島。そこに立つ悠一
四三八
円卓
四四二
モルヒネ
四四三〜
— ピグモン (@yyyyy_yyy0197) June 20, 2022
本多、人間失格、西郷隆盛
四九一、四九四
五〇六、五一〇
志摩
俊輔は「ジークフリート」のミーメに対応か
五一八
持統帝
五二〇
— ピグモン (@yyyyy_yyy0197) June 21, 2022
別人のような康子
五二五
ヘルダーリン…絹と明察
五二七
ワイルド
五二八
悠一≒太陽
五三二
ジュレーム…愛すべきもの
五三八
小切手
五四一
作中作
五五九
— ピグモン (@yyyyy_yyy0197) June 21, 2022
ムーサ・パイディケー
五六四
この世に欠けたものは何一つない
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