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近代~現代哲学・思想

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#解釈学

ディルタイ

解釈学以前解釈学は一つのダイナミックな思想運動
常に発展・展開=意味変更
×固定した学説
×確定した方法でもない

始まり
古代ギリシアの解釈術
解釈とは「意味不明な言葉や事柄を
理解可能な言葉で表現し他者に伝達する事」
そのための技法

17~19Cまで西洋の伝統
文献学・神学・法学の「基礎学」「補助学」

17Cシュライエルマッハー「一般解釈学」
「理解」「解釈」の働きそのものを主題化・理論化

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ハイデガー まとめ(随時更新)

「存在と時間」問題意識とその必要性
「存在」とは何か…神学的、神秘主義的な問い

存在への問いはアリストテレス以来全く問われていなかった
…最も普遍的な概念であり、定義は不可能であるという理由

あらゆる学問は、その学問の根本概念を設定する
一方、あらゆる根本概念の基礎は存在概念であるため、
存在概念を基礎づけることが、あらゆる学問を基礎づけることに繋がる

・二種類の存在のあり方
「永遠性」…時

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ガダマー(随時更新)

1960「真理と方法——哲学的解釈学の要綱——」
新カント派→ハイデガー「ナトルプ報告」の講義(アリストテレスの現象学的解釈)に衝撃「アリストテレスが丸ごと肉薄してくる」

解釈学= 理解の理論(ディルタイと異なる)

理解…現存在の存在の仕方そのもの
→人間が生きている限り
 いつも既に「理解する」という仕方で生きている

人間の世界経験と生活実践の全体に関わる
 →出会い、経験する時、いつで

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