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祈るように予定を立てる

どうも、逮捕される人(@pig_box_)です。

・とある事情でまもなく逮捕される予定
・逮捕前→逮捕後→服役中のリアルタイム発信をします
・「レンタル逮捕される人」というサービスもやってます

逮捕までの忘備録8日目

10/8(日)曇り

9時くらいに起きて二度寝したら11時だった。予定がないとまったく起きられないし、二度寝の誘惑に勝てない。勝つ意味がない。そんな規則正しさと無縁の生活を長年やっているので、刑務所に入ったら無茶苦茶に健康になってしまうんじゃないだろうか。良いことだな。


内省のための散歩

午後にはちょっと散歩をした。

目的は「歩くこと」ではなく「スマホを触らずに内省すること」。意図的にブルーライトから遠ざかる時間を作らないとスマホやPCに時間を全部持っていかれる。そうです、ぼくは現代病患者です。

普通に生活しているとあまりにも余計な情報を取り込みすぎて過食気味になるので、それを消化する時間を作らないと身体に悪い気がする。そして、それには散歩がめちゃくちゃ良い。

歩きながら、景色をぼんやりと眺めながら、どうでもいいことを考えながら、やがて内側の核心に迫っていく。今の自分は何を思いどのように思考しているのか、問題はあるか、あるならどのようなものか、どうにかする必要があるのか。

そういうことを考えながら歩いていると、平気で1時間くらい時間が経っている。ここはどこ?みたいなこともある。

特に、逮捕される立場の自分にはいくらでも考えることがある。自由に動ける間に内省の時間は出来るだけたくさんとっておかないと必ず後悔することになる。ない頭を使ってこれからについて考えている。


祈るように予定を立てる

この感覚はあんまり共感されるものではないと思うんだけど、良い言語化ができたなと思うので書き留めておく。

ここ1ヶ月くらいはずっと「いつXデーが来るんだろうか」と逮捕の瞬間を待っている状態だ。いつまで娑婆にいられるのか、希望的観測でしか測ることができない。あまりにも脆弱な日常の上に立っており、その薄氷はいつ割れてしまうのかは本当に分からない。

なので最初は仕事をどんどん減らして、迷惑をかける範囲も絞り、予定もなるべく入れないように努めた。けれど最近は(仕事の数は増やしていないけど)予定を入れるようになってきた。

これは、祈りに似ているなと思う。願掛けに近い。

「いつ捕まってしまうか分からないけど、この予定を消化できますように」

そういう思いで予定を組み込む。カレンダーに追加する。その日が来る前に自由ではなくなってしまうかもしれないけど、それでも希望にすがるようにスケジュールを詰め込む。

信じる神様もいなければ、そういった願掛けみたいなものを頼る性格でもないのに。どうしようもない現実を前にすると、人は目に見えない大きな流れみたいなものに寄りかかりたくなるのかもしれないなと思った。

来週にも、来月にも、楽しみな予定が入っている。だからどうというわけでもないが、できれば予定をクリアしたいな。願うだけならタダでしょ。


おでんの季節だね

結局ちゃんと食べられました。美味しかった。

この先の季節はコンビニおでんが最強。毎晩おでんでもOK。

ちなみにぼくは昆布派です。

おでん専門店に行ってみたいな。

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