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僕と、紅茶

(注意:このnoteは紅茶専門家でも資格保有者でも英国に行ったわけでもない、ただのにわかティーバッグ紅茶好きが書いているものになります)
(もれなく5000字オーバーです)
(特定の紅茶を推奨するものです。推しを推させてください…!)

みなさん紅茶ってよく飲みますか?
僕はこの半年くらいで急にハイペースで飲むようになりました。今回はそんなお話。前回同様、特にどうという事はない雑記です。

僕が初めて飲んだ紅茶といえば、小学生の頃日東紅茶やリプトンのイエローラベルをお湯の中でじゃぶじゃぶ振ったもの。
色は出るんですけど、なんか色の付いたやや渋めの飲み物だなという印象でした。

それから時は流れ、社会人になり。縁あって紅茶好きの友人ができました。彼のおかげでダージリンやアールグレイ、アッサムにキャンディ、ディンブラにウバ、さらにはキームンといった様々な紅茶の世界を教えてもらいました。吉祥寺のジークレフを中心に彼と一緒に紅茶専門店めぐりしたのがとても楽しかったです。

しかも、彼のすごい所はリーフティーだけでなくティーバッグで淹れる紅茶も多種多様に知識豊富な所。レンタルキッチンを使って、オフ会のような形で複数人集まってたくさんの紅茶を飲み比べさせてくれたのは楽しかったですね。まあ短時間でがぶがぶいただいたので終盤見事にカフェインがどーんと身体に効きましたが…w

リーフで淹れる紅茶はもちろん美味しい。
だけど、抽出した後の茶葉の処理が毎回大変。
ティーバッグの紅茶なら手軽に淹れられるかな。
でも、僕のお気に入りの紅茶ってどれなんだろう。

そんな、ぼんやりとした感情を持ったままルピシアの福袋のやつを飲んでいた時期がありました。もちろんどれも美味しい。美味しいのだけれど、何かもっと「これだ!」というものがほしい。いや当時の僕がもう少し丁寧に淹れられていなかっただけなのかもしれませんが。

そうして何年か経った後、三越の英国展という催事でリントンズさんの紅茶と出会います。この時は英国からリントンズ社代表のご夫妻により紅茶をサーブしてくれており、僕も拙い英語でコミュニケーションしながら紅茶をスタンド形式でいただいたのを覚えています。うん美味しい。美味しいのだけれど、この美味しさを自分の家で再現できるのかな…というか1パック50袋入りとかなかなか多くて飲み切れるのか不安だな…

この時の僕はまだ、そんな感じでした。
それからまた数年が経ち、去年の秋の伊勢丹のスコーンパーティーでリントンズさんと再会します。開催地が異なった為、こちらではマダム達もそんなにリントンズさんの事を知らない様子。そんなマダム達に、フレンドリーな形で店員さんが説明をしてくれています。そして

「催事限定の少量お試しパックがあるんです」
「でも数に限りがあるのでお早めにお買い求めください」

こんな言葉が聞こえてきて、某カードマン並みにムムッと反応した僕は即座にそちらをお買い上げしました。4種✖️5袋入りで、素敵なバッグに入って1000円くらい。

バッグの中にはリントンズの紅茶の淹れ方の丁寧なガイドが、小冊子として入っていました。

まずカップにミルクを入れておく。
次にティーバッグを入れたポットに沸かしたてのお湯を注いで4分待つ。うちのポットだと450ccくらい入るのでティーバッグ2つ入れてます。
そして4分経ったらティーバッグを優しく取り出して、カップに注ぐ。
お砂糖少しと、クッキーをお供に添えるのを忘れずに。
クッキーはそのまま食べるのではなく、紅茶に軽く浸して柔らかくしてからmgmgする。

入っていた紅茶4種の感想

・ブレックファスト
・トラディショナル
・ゴールド
いずれも美味しいです。美味しいんですよ。というか4分抽出しても渋くならないのがすごい。それでいて美味しさはきちんと抽出されている。これはすごい事ですよ。どの紅茶も良い意味で、そつなく演じてくれている感じ。しかし…しかしですね…

・アールグレイ
もうぞっこんです。これまで自分が持っていたアールグレイの印象ががらっと変わりました。紅茶の美味しさとベルガモットの香りがとても上品な形でマッチしている。ミルクティーにしているので多少はベルガモットが穏やかになっていると思うんですが、それでも飲み終わりの頃にはきちんと「わたくし、こちらにおりますよ」と心地良い形でベルガモットの香りがやってくる。実に良い。僕はこの味に魅了されました。

こんなに美味しいものなら日常的に飲みたい。大容量のパックは無いものか…?と再度スコーンパーティーに赴き、無事に50袋入りをお買い上げし会場を後にしたのでした。しかし僕はこの時大きな過ちを犯します。

その紅茶、果たして近郊で売っているかな…?

うまいうまいと飲んでいると、50袋でも1回で2袋使うわけですから自然と25回で終了なわけです。
25回も?そんなすぐには飲みきれないでしょ?と昔の僕なら思ったのでしょうが、この頃にはもう毎日紅茶飲んであああ〜うまいんじゃあ^〜^とかやってないと落ち着かない程度になっています。かくしてこの50袋入りのアールグレイはあれよあれよという間に無くなってしまい、ここでようやく僕は冷静になって販売店舗を探し始めます。

関東に…店舗が…無いっ…!?

そうなんです、僕の住む関東にはリントンズの店舗は無く、取扱店も無いという状態。通販はありますが、毎度毎度の注文に送料かかるのもいささかもったいない…しばし頭を悩ませた後に僕は、一つの結論に至ります。

まずは1パック、通販で買おう。
そしてこの機会に、近隣で手に入るティーバッグの紅茶を飲み比べてみようじゃないか。その分だけ、リントンズを飲み切る期限も延びるというもの。

この判断が、後に紅茶ストックを山ほど生み出す事になるのでした。

そもそも、英国で飲まれている紅茶は(youtube調べ)
毎日手軽に淹れられるようにティーバッグ型が主流であり、ミルクティーにしてクッキーを浸す(ダンキング、と言うそうです)のが割とノーマルなんだそうです。日本でティーバッグというと個包装のものもよく見かけますが、英国では紙箱開けたらティーバッグがぎっしりと詰まってるやつが標準のようで。何なら紐すら付いてないものだってザラです。スプーンで取り出して、好みによりぎゅうぎゅうと押し出す事もあるようですし。

淹れる道具についても毎日の事なので「ティーポットすらいらねえ、お気に入りのマグを見つけるんだ!」なんて考え方もあるそうです。しかし、僕はこんなに愛着湧いてきた紅茶さんには少しでも居心地よくいてほしいので、キッチンの作業台の上にコルクマットを敷き、その上にティーバッグを入れたポットを置き、お湯を注いだ後に素早くフタをしティーコジーをかけてお寛ぎくださいスタイルを取っています。プラシーボかもしれませんが3割うまく感じます。

そんな英国流に倣って僕もほぼミルクティーで飲むんですが、ここがなかなか調整が難しい。多すぎても少なすぎてもいけない。家の牛乳は普段低脂肪牛乳なので、時々脂肪分高めなものに切り替える事もありますが当然ながらこれでも結構バランスが変わる。推しの牛乳を求める旅は続きます。

話がそれましたが、そんなこんなで今我が家にはリントンズの他に以下の紅茶達がストックされています。順番は思いついた順なので、特に意味はありません。

・PGtips(オリジナル)
ぴーじーてぃっぷす。ぴーじーって何だろなと思ったらPrince Georgeみたいですね。皇子の名前を冠するとかすごい。こちらはザ・毎日がぶがぶ飲む為の紅茶。四角い紙箱の中に、ピラミッド型の紐なしティーバッグがぎゅうぎゅうに詰められています。しけったらどうするんだって?その前に飲み切れるorそこらへんの缶に詰め替えて保存すればいいじゃないというノリのようです。チャックとかそんなものが無い世界です。保管の際はお気をつけて。

他のものに比べて水色(すいしょく:紅茶の色の事)が濃いめです。長く抽出すると渋さがどーんと強く出るので、3分が個人的限度(箱の英語表記は3-5分なのに日本語ラベルは1-2分という謎)成城石井に売ってます。

・PGtips(エクストラストロング)
つ、強そう…!収納スペースの都合上まだ飲めてはいませんが、その内オリジナルが残りわずかになってきたタイミングで飲み比べしたいと思います。80袋入りなのもつよい。こちらもピラミッド型でしょうね。
こちらも成城石井に売ってるかな。近所のイオンの中の輸入食品店で買いました。

・Yorkshire tea
四角い箱の中に、横並びに座布団のように2袋繋がったティーバッグが積み重なっています。10段以上あるので笑点なら即優勝レベルですね。
ヨークシャーと聞いただけであらお上品な感じ、という言葉のイメージがありますが飲んでみた印象もお上品な美味しさといった感じ。多少長く抽出しても渋くならないんじゃないかしら。とはいえ3分が今の所ベストです。この他にゴールドというものもあるらしいのでその内お迎えしたいですね…!明治屋で買いました。

・Tetley
テトリーと読みます。英国だとごはんですよのキャラみたいな子達がCMで紅茶飲んでます。詳しくはYouTubeご参照ください。パッケージにもそのキャラがプリントされてるそうなんですが、僕の持ってるやつは青一色ですね。縦長の耐水性のパックに、丸い座布団のようなティーバッグが40枚積み重なっています。ころんとして可愛い。
味も可愛いというか、適度な渋さと美味しさがあってほっこりする感じです。こちらも成城石井で購入。

・AHMAD Tea(4種アソート)
アーマッドティー。こちらも上記の紅茶達と同じく英国でポピュラーな紅茶みたいです。こちらはアソートの為か個包装、紐付きの平らなよくあるティーバッグタイプですね。
飲んだ感想は繊細な味だな〜という印象。ストレートの方がよさげです。単体で100袋入りとかも売ってるので、気に入ったらそこ一点買いになりそうですね。今の所アールグレイがお気に入り。リントンズにやや似ている、ふんわりした風味。カフェインレスタイプも売ってるのでおやすみ前も気兼ねなく飲めます。こちらも成城石井で購入。

・Sir Thomas LIPTON アールグレイ
普段よく目にするリプトンの上位版のようです。紅茶好きの友人から、飲みきれないからあげるよ〜との事でいただきました。紐付きのピラミッド型ティーバッグがわさっとチャック付きの袋に入ってます。
味についてはこれも他とは違い、結構アールグレイがキリッと目立つ印象を受けます。ミルク多めにしてうまく調整した方が好きかな。コストコで売ってます。

・English Tea shop ORGANIC
家族が買ってきました。ジンジャーとピーチの香りとの事で、形状はアーマッドに似た感じの紐付き平らなティーバックです。
これはミルク入れずに、少量のお砂糖でいただくのが良さそうですね。たまにはフレーバードティー飲みたいなぁ、なんて時にもってこいかと。ピーチティーよりはやはり刺激的で、それもまたよきです。明治屋に置いてました。

・FAUCHON フラワーアールグレイ
これも家族が買ってきました。ピラミッド型のティーバッグで10個入りかな。
これはベルガモットの香りよりもflowerですわ〜!私flowerなのですわ〜!って某サロメ嬢みたいな感じの主張してきます。非常に華やか。楽しい味です。ストレートでも、ミルクでも。

・ムレスナティー 白桃アールグレイ
別名「白桃とそよ風のコラボレーション」
これも家族が買ってきました。ピラミッド型のティーバッグで10個入りかな。
こちらはもう、まずパッケージで楽しませたい感じのすごく…圧がつよい…紅茶です。ググればすぐその熱量に気づきます。味も美味しいんですが、それよりもまずパッケージの圧の強さの方が気になってしまう紅茶ですね…不思議な子です。ストレートでも、ミルクでも。
神楽坂には実店舗もあって、紅茶が飲み放題です(店員さんは打って変わって皆さん穏やかな方ばかりです)

・マリアージュフレール マルコポーロ
はい出ました、おフランスのお紅茶。こちらのみリーフで買いました。ただでさえお高いのにティーバッグにすると量が減り値段がさらに上がるので…w
こちらはもう、本当にお上品オブお上品な非日常なお味がします。家か外で言えば完全に外向け。身なりもしゃんとして、マグカップではなくティーカップでいただきたい。もし叶うものならウェッジウッドのワイルドストロベリーのカップがいいなぁ。紅茶のお供にはケーキがよろしくてよ。そんな感じです。明治屋で買いました。

とまあこんな感じで、またしても長々と書いてしまったのですが紅茶巡り楽しいです。そして僕の最推しのリントンズさん、来週3/14からの新宿伊勢丹の英国展に出店してくれます。うれしい…アールグレイまとめ買いしますね(^o^)

紅茶以外にもにわとり型のティーコジー(既に1つ持ってますが、ティーポット2つあるので2つ目を検討中)やビスケット缶など、気になるものがたくさんあるので必ず足を運ぼうと思います。他のお店ももちろん気になるので、予算を決めてから動かねば…!今後飲んだ紅茶のラインナップが増えた際には、また記事を書こうと思います。

それでは、また。

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