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Re:ゼロから始めるローテAFネメシス【FoH編】

みなさんこんにちは、のりものポケモンです。
新環境に入ってもAFネメシスが引き続き環境デッキとして活躍しているのですが、前期と少し性質が変わったためその点についてまとめる必要を感じたので改めて執筆いたしました。
なので今回はWUP環境からの変化というところに焦点を当てて書きますので、AFネメシスについて基礎から知りたい方は前回の記事を参照していただければ幸いです。

・前期からの変化

1.《機構の解放》《マーキュリーイージス・シオン》のローテ落ち
 前者が使えなくなったことでPP回復によるテンポスイングができなくなり、またハンドリソースが10ターンほどで枯れてしまうためロングゲームもできなくなった。
後者が落ちたことによる影響は序盤の低コストフォロワー横ならべを用いたアグロムーブが不可能になったこと。

つまり、対面問わず基本的にはミッドレンジでしか立ち回れなくなった。

2.《機構の技師》《アーティファクトスキャン》の追加
 前者は《パラダイムシフト》を、後者は種類問わず二種のAFを手札に加えてくれるカードで、この2種の追加により1試合あたりに使えるAFフォロワーの量が単純に増えた。
また、《アーティファクトスキャン》には「破壊されたAFフォロワーの種類が6種以上なら加えたAFフォロワーのコストを0にする」という追加効果もあり、それを狙うために前期以上に様々なAFフォロワーを使うプレイが求められるように。

3.《《世界》ゼルガネイア》の追加
 今期の課題であるロングゲームができないという点をこのカードの直接召喚、《ラグナアウェイク》でチョイスできるヴィズヤとのコンボによるOTKによってやや強引に解決。
また、テンポスイングができず後攻を引いたときの脆さも素出しした時の回復と除去で僅かながらカバーされている。

以上から今期のAFネメシスは

1.より多くの種類のAFフォロワーを使用し、《アーティファクトスキャン》の追加効果を狙いつつ、《アブソリュート・モデスト》《ヴァーテクスコロニー》の打点を上げていく

2.10ターン目まで耐えて《《世界》ゼルガネイア》《破壊を齎す者・ヴィズヤ》のコンボによるOTK

この2軸で立ち回るミッドレンジデッキへと性質を変えた。

・基本的な立ち回り

このデッキでやるべきことは前項で記載した点を踏まえて大きく三つ

1.《アブソリュート・モデスト》を進化させる
2.「破壊されたAFの種類」をより多く稼ぐ
3.10ターン目まで耐える

これらを念頭においてプレイすれば自分は今どういうプレイをすれば良いかは自ずと見える。
もう少し具体的に記載すると

・序盤(進化ターン前)

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進化ターン以前は主にこれらのカードを用いて立ち回ることになる。
特に意識することは3点

1.2種のアーティファクトゴーレムを手札に抱え、プレイする
2.《パラダイムシフト》を手札に抱える
3.2種の1コストアーティファクトを場に出す

そしてこれらは1から順に優先順位が高い。
要はボードを形成しつつ手札に《パラダイムシフト》をかき集めていくわけだが、2種のゴーレムを使うことがどうして最優先事項なのかというと
《ヴァーテクスコロニー》の結晶化能力をプレイしてから手札に加わるまでに1ターンタイムラグが生じること、そして序盤に2種のゴーレムをプレイすることで参照される「破壊されたアーティファクトの種類」を2種多く稼げる点から。
ここで2種稼げるとモデストの打点が伸びるだけでなく、《アーティファクトスキャン》の追加効果の条件が残り4種となり達成がグッと楽になる。

また序盤で《マジックエンジニア》をプレイする場合は基本的に《アナライズアーティファクト》をチョイスした方が良い。これはドローしたいからだけではなく《エンシェントアーティファクト》は《マジックエンジニア》《運命への反逆》《アイアンスティンガー》の3種から出せるのに対し、アナライズはこのカードと《アーティファクトの同調》からしか場に出せないためだ。
なので後攻でボードを返したいからと安易にエンシェントをチョイスすると後半「破壊されたアーティファクトの種類」を稼げず苦戦を強いられる。

・中盤(進化ターンから7ターン目まで)

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進化ターンで意識するのはこの3点

1.《アブソリュートモデスト》を進化させる
2.ボードを処理しつつ序盤に加えた《パラダイムシフト》のコストを下げていく
3.余ったコストで《パラダイムシフト》を手札に加える

特に《アブソリュートモデスト》を進化させられるか否かは後のゲームの難易度に多大な影響を与えるのでできることなら最優先でプレイし進化させたい。
また進化ターンでは《パラダイムシフト》のコストを下げたいため《マジックエンジニア》ではエンシェントの方をチョイスし《デバイスチューナー》《アーティファクトスキャン》と組み合わせて連打できると良い。

この辺りでよく《アーティファクトの同調》などで《パラダイムシフト》を加えるべきかその他を選んですでに手札にあるもののコストを下げるべきかの検討が行われるが一つの基準として
《パラダイムシフト》が2枚以上加わってる場合はコストを下げるプレイを、そうでない場合は《パラダイムシフト》が手札に加わるようプレイすれば大きく間違うことはないはずだ。

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典型的な例としてこのシチューション。
破壊されたAFは防御型のみとして、手札にまだ《パラダイムシフト》が加わっておらずモデストの打点もまだ対して出ない。
一見《アイアンスティンガー》進化か《ロボティクスユーザー》+《攻撃型ゴーレム》に手が伸びそうだが、これでもモデストをプレイしたい。
たとえこの盤面で《凍土のベヒーモス》がなくモデスト進化することで《《世界》ゼルガネイア》のケアを怠る形になってでもである。
それくらいこのカードを進化させることの優先事項は高い。

・終盤(7ターン目以降)

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ここからはどう勝つかを考えながら立ち回ることになる。
10ターン目まで猶予がある対面では《エッジアーティファクト》《アーティファクトリメイカー》を用いてターンを稼ぎ、ゼルガネイアヴィズヤのOTKを狙い、そうでない場合は《エッジアーティファクト》で積極的に体力を削り、遅くとも9ターン目の《ヴァーテクスコロニー》+《アブソリュートモデスト》のリーダー効果でリーサルを取れるようにする。

基本的な流れは以上の通り。
ここから対面ごとに細部のプレイングが変わる。
それらについては別途記載する。

・デッキ構築

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現在ワタシが使用している構築。前回みたく全て解説するのは理由が明らかなのもあり冗長なので

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こちらの8種については省略する。

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前期では確定で3枚採用だったが《アーティファクトスキャン》でも近い役割を果たせる点、それによりアーティファクトを増やすために1コスト払い場に最低スタッツのフォロワーを出すという弱みが強まったため採用枚数を1枚落とした。

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前期と大きく役割は変わらず
1.場にAFを出すことで手札の《パラダイムシフト》のコストを下げる
2.終盤に高コストのAFを出すことでボード制圧をかける
の2点。
しかし1.の用途で使用する場合に場に四体出ないことが増えたために評価を落とし2枚採用に留める構築が散見されるが、このカードの枚数を落とすと目に見えてデッキパワーが落ちるのでお勧めしない。

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10ターン目にOTKを決めるためのパーツ。
《ラグナアウェイク》は基本的にはエンハンスでしか使用しないため2投。
ゼルガネイアの方も基本的には直接召喚で使用したいため2枚採用してるが、後攻を取った際に5コストの方でも使用したいためフル投入も視野に入る。

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今環境最強のメタカード。
今環境においてほぼ全ての対面においてファンファーレ効果か進化時効果のどちらかが刺さり、エイラビショップや葬送ネクロなどこのカードが機能することが直接ゲームの勝敗に関わる対面が存在するので3枚投入。
なのでこのカードの採用枚数は1枚たりとも落とせない。

もしこのカードの評価が低く採用枚数を落としたいなら、進化ロイヤルやエイラビショップなど別のゼルガネイアOTKを目指すデッキを使用した方が良い。それくらいこのカードの価値は高い

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前期は使いやすい2/2/2フォロワーとしての採用だったが、今期は異形エルフへのメタという明確な役割が生まれた。
それ以外の対面では大した役割はないが、《機構の技師》との相性が良いことを加味して2枚採用している。

・マリガン

こちらの項では対面関係ない基本方針としてのマリガンを記載
セットキープ対象として挙げたカードは単キープ対象のカードをキープした際に一緒に手札に抱えられるもの。
対面ごとのマリガンについては書く対面ごとのプレイングの項に別途記載する。

・先攻単キープ

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・先攻セットキープ

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※(例外として《ロボティクスユーザー》と《デバイスチューナー》はセットキープしない)

・後攻単キープ

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・後攻セットキープ

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※(《マジックエンジニア》は《アブソリュート・モデスト》《アイアンスティンガー》と、《デバイスチューナー》は《パラダイムシフト》を加えるカードと《アブソリュート・モデスト》とはセットキープしない)

以上が無料分となります。有料部分では

・デッキ改造の仕方
・対面ごとの立ち回り方

の2点について記載しています。ご興味のある方はご購入していただければ幸いです。

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