Re:ゼロから始めるローテAFネメシス【WUP編】

皆さんこんにちは、のりものポケモンです。

最近 Twitterなどで「今環境のAFは難しい」という声をよく見るようになったので、前回はてなブログにて書いたものから1年以上経ったこともありまた改めて書くべきなのではと思い執筆しました。

今環境の AFNmについて

今までのAFは《魔鉄の獅子》などで一度デッキの中にアーティファクトフォロワーを加え、それを《アーティファクト・コール》などでサーチし、それを《加速装置》などと組み合わせて使っていく。
という一連のサイクルが特徴だったのですが、新パック「ナテラ崩壊」にて追加された《パラダイムシフト》、《マジックエンジニア》《運命の反逆》などの直接場にアーティファクトを出すカードによって全てが一変。
デッキを経由せずに今までのAFNmのようにボードを制する立ち回りができるようになりました。

これにより今までのAFの弱点であった手札事故を改善することに成功し、さらにもう一つの弱点であるライフコントロールができない点を《パラダイムシフト》でチョイスできる三種のアーティファクトが克服。

以上から今環境最も安定性と対応力のあるデッキへと進化しました。

構築

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現時点で私が使用しているリストです。採用カードについて各カード個別に以下で解説します。

採用カード解説

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このデッキの切り札。このカードのバリューをいかに活かせるかがこのデッキの勝率に直結します。
今までのローテAFや、今環境のアンリミAFでは比較的ドロー効果を重視して使用していたのですがこのデッキの場合はPP回復の方を重視して使用します。なので必要があれば手札をジャバジャバ燃やしても構いません。

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4種のアーティファクトからチョイスできるこのデッキの動きの幅を大きく増やしてくれる強力なカード。
このカードの使い方に特に頭を悩ませる方が多いように思いますが、とても大雑把な使い方をするならば
パラダイムシフト>アナライズ=トレース>レディアント
の優先度でチョイスすればだいたい間違い無いです。
要は一番加えたいのはパラダイムシフトで、すでに手札にある場合はアナライズかトレースでそのコストを下げるためにチョイスします。

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場のアーティファクトのコピーを手札に加える1コストにしては破格の効果を持っているカード。
このカードの役割は主に増やしたアーティファクトを用いて
・横並べでボードを形成する
・相手の盤面に干渉する
・上の二つに付随する形で手札の《パラダイムシフト》のコストを下げる
の三つ。
なのでこれらの用途で使える《アナライズアーティファクト》《エンシェントアーティファクト》《トレースアーティファクト》《攻撃型ゴーレム》が主な増やし先になり、これら以外を増やすのはレアケースです。

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《パラダイムシフト》を加えるカードの中で最も使いやすいカード。できる限り進化を使えるより前のターンにプレイしたい。
またこのカードは他の《パラダイムシフト》を加えるフォロワーと違い、9ターン目以降なら引いたターンにすぐ加えたカードからAFをチョイスし場に出せるため、終盤トップで引いても腐ることはない。

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アナライズをチョイスすることで盤面形成、エンシェントをチョイスすることで相手のボードに干渉し、その二つの動きを通して《パラダイムシフト》のコストを下げるのがこのカードの役割。
ただ自身は1/1と最低スタッツなため、序盤以外ではボードを狭めてしまうという弱点があることに注意。

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「傲慢、謙虚、プシュコマキア」
アクセラレート、エンハンス、進化時効果とてんこ盛りなカード。
このデッキでは主に進化時効果を期待して採用しています。
この効果がコントロールエルフ対面やミラーマッチで特に活躍することや、アクセラレート効果でこのカードを能動的に捨てることができるため是非とも3投したい。

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通称「アイスティー」
《パラダイムシフト》を加えながら進化すると《エンシェントアーティファクト》を場に出すことができるため、ボードを処理しつつそのコストを下げることができる優秀なカード。
後攻で強いのはもちろんのこと、先攻でも4ターン目に素置きしても良いカードなので後攻限定のカードというわけではないです。
アイアンスティンガーは"最強"

とても強いカードなのですが後半、特に進化権が切れた後のターンでは4コストなため自身の効果で手札に加えた《パラダイムシフト》など他のカードと一緒に使いづらいため、《ロボティクスユーザー》と比べると出せるターンに制限がつく。
なのでこの構築では《コンセントレイト》《マグナジャイアント》をフル投入する代わりにこのカードを2枚採用するという形をとっています・

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基本的には《ユアンの憤怒》の方しかチョイスしません。
場に《エンシェントアーティファクト》《ミスティックアーティファクト》を出すという一見コストの割にそこまで強い動きをするカードではないのですが、このカードの強みは他のカードとの組み合わせで発揮されます。
具体的には
・1枚でパラダイムシフトのコストを2下げる
・破壊されたアーティファクトの種類を2種稼げる(特にミスティックはこのカードでしかカウントできない)
・《機構の解放》と組み合わせるとこれ一枚で2PPと2枚ドローを獲得できる
の三つ。

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《パラダイムシフト》の登場により一気に構築級へと上り詰めた出世頭。
主な使い方は7ターン目は主にパラダイムシフトのコストを下げるため、8ターン目以降はパラダイムシフトのAFを場に出しボードとライフアドバンテージを一気に稼いでミッドレンジ勝負を制していく。
特に8ターン目に行う《機構の解放》+《アーティファクトリメイカー》+《マーキュリーイージス・シオン》のコンボはわかりやすく強力。
ただし、このカードは一度破壊されたカードを使い回すカードなので、破壊されたアーティファクトの種類を稼げないことには注意。

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結晶化の能力で二種のゴーレムを、本体の効果で全体除去とリーダーへのダメージを行うこのデッキのフィニッシャー。
結晶化能力で手札に加わるまでにタイムラグがあることと、加わるゴーレムのスタッツが高いことから、2ターン目にこのカードがあれば最優先でプレイします。

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「この身は不滅 水銀の楔」
主にアクセラレートのフォロワーバフ効果を目的に採用されるカード。
終盤は《ヴァーテクスコロニー》や《アブソリュート・モデスト》の進化時効果で一気にライフを積めることができるが、序盤から中盤にかけてのボードでの戦いで一気に押し切りたい対面などではこのカードがないと決め手に欠けるため、このデッキの対応力の底上げのためにも是非3投したい。
また機械自然ドラゴン対面ではごくまれにこのカードを8コストでプレイし、《影の侵食》のダメージをカットするという使い方も存在します。


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1コストでデッキから機械カードをサーチできるカード。
このデッキでの対象は《ロボティクスユーザー》《アイアンスティンガー》の2種類。
つまり実質的な《パラダイムシフト》サーチカードとなっています。
本体の守護を立てつつ全体除去することもできますが、採用されてる機械カードが少ない点と7ターン目以降は《アーティファクトリメイカー》などでアーティファクトフォロワーを連打したいためあまりしたい動きではありません。

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ターン終了時に余ったPPに応じてドローするタイムラグのあるドローソースではあるのですが、このデッキで期待する役割は0コストで自身を手札から捨てることができる点です。
《アブソリュートモデスト》の項でも書いたのですが、このデッキは《パラダイムシフト》を手札に抱えながら立ち回るためどうしても手札が溢れがちになるので手札を捨てるというギミックを積む必要があるのです。

因みに1ターン目に手札にあった場合は《マグナジャイアント》《アーティファクトの同調》があった場合はそちらを優先し、いつでも0コストで捨てる選択肢を用意するのがポイントです。
またこのカードは2枚ドローを目的に使うことはないです。

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デッキの性質上どうしても2コスト以下の低コストカードが少ない点、アグロプランを通すためのカードに乏しい点から広いレンジで立ち回るために採用しました。
ただし、このデッキで進化したいフォロワーは《アブソリュートモデスト》《アイアンスティンガー》であり、このカードの効果を起動させるためにこれら以外のフォロワーを進化してドローを見るような動きは積極的には行いません。あくまでもおまけ程度の認識で使いましょう。



プレイング

この項では現環境でよく見る対面でのマリガンと立ち回りについて解説していきます。

マリガン

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先攻:単キープ《機構の解放》《アーティファクトの同調》《ロボティクスユーザー》《マグナジャイアント》《ヴァーテクスコロニー》

セットキープ:
(《アーティファクトの同調》《ヴァーテクスコロニー》)+《デバイスチューナー》
《ロボティクスユーザー》+《マジックエンジニア》

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後攻:単キープ《機構の解放》《アーティファクトの同調》《ロボティクスユーザー》(《アブソリュートモデスト》《アイアンスティンガー》)から1枚《マグナジャイアント》《ヴァーテクスコロニー》
セットキープ:
(《アーティファクトの同調》《ヴァーテクスコロニー》)+《デバイスチューナー》
《ロボティクスユーザー》+《マジックエンジニア》

※《アブソリュートモデスト》《アイアンスティンガー》の優先順位ですが、コントロールエルフ対面、AFネメシス対面はアブソリュートモデストを、それ以外はアイアンスティンガーを優先してキープします。

対面ごとの立ち回り

・機械自然ドラゴン、機械エイラビショップ対面

この二つのデッキは《鋼鉄と大地の神》を一度プレイされると理不尽なパワー差で一気にボードとライフを詰められてしまうので、それまでのうちにボードを一気に展開してアグロ気味に攻めて勝ち切りたい。
機械自然ドラゴンは《影の侵食》の存在から戦えるターン数に制限がつくため手札にある《パラダイムシフト》の《ブリッツアーティファクト》はプレイできるときにどんどん出していきますが、機械エイラビショップ対面では回復で逃げられてしまうためできれば手札に抱えてシオンのアクセラレートと絡めて一気にライフを詰めていきたい。

・コントロールエルフ対面

こちらは一気に打点を出す方法に乏しいので早期に《アブソリュートモデスト》に進化を使い、手札、盤面、リーダー効果全てからダメージを与えていって相手の回復能力を超えていきたい。
なのでモデストから打点が多く出るように様々なアーティファクトをプレイしていく。

・機械ヴァンパイア対面

兎にも角にも《魔獣の女帝・ネレイア》が厄介で、意識してケアしない限りそれだけでゲームエンドに持っていかれてしまう。
基本的なケア方法は
・《プロテクトアーティファクト》で当て先を制限する
・盤面のフォロワーの体力3以上を維持し、返しのターンで処理をする
・あえて弱すぎる盤面を作って相手にネレイア以外の選択肢が魅力であるように錯覚させる
の3点。
また、この対面は《ブラッドコア》《鋼鉄のヴァンパイア・スレイ》などで一気にライフ回復できる点、手札から出せるリーダーへの打点が《真紅の抗戦者・モノ》《鋼鉄のヴァンパイア・スレイ》のみなので、丁寧にボードを処理していけば相手のリソースはやがて尽きていくという形でコントロール勝ちを狙っていきます。
なので《パラダイムシフト》ではネレイアケア以外ではなるべく《エッジアーティファクト》をチョイスしたいですし、《ヴァーテクスコロニー》は序盤に手札にない限りは9コストでプレイしていきたい。

・アーティファクトネメシス対面(ミラーマッチ)

最初の項で「このデッキは最も対応力があるデッキ」と評したのですがこのデッキでもできないことがあります。
それは序盤〜中盤に全体除去ができないこと。
なのでお互いにボードを取り合い、相手が取りこぼした瞬間にシオンのアクセラレート効果で一気にバフをかけていく。これが目指すべき展開の一つ。
もう一つは早期に《アブソリュートモデスト》に進化を切ってボードとライフアドバンテージをじわじわと稼いでいく。
なので拮抗したミラーマッチは最終的に先に《ヴァーテクスコロニー》をプレイして、モデストの効果と合わせて「盤面に破壊されたアーティファクトの種類と同じダメージ、リーダーにはその2倍のダメージ」を達成した方が勝ちます。

以上で非常に簡潔ではありますがローテAFの解説を終了したいと思います。
この記事を読んでくださった方が、これから始まる大型公式大会やRating、普段のランクマッチで少しでも勝率が上がってくれたらこれを書いた甲斐があります。





ここから先は有料とさせていただきます。
内容としては構築の改造の仕方、《アーティファクトの同調》《パラダイムシフト》のチョイス基準などの本当のおまけですので物好きの方だけが買っていただけたら幸いです。

構築の動かし方

確定枠

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私個人が思うこのデッキで最低限必要な立ち回りに必要なカードはこの32枚。
この時点で抱えている問題は
⑴2コスト枠が少なく初動が不安定
⑵《パラダイムシフト》を加えるカードが少ない
⑶後攻を引いたときに大きく弱体化する

の3点。
特に⑴⑵の弱点を改善したいため、自由枠はそれを克服するためのカードをチョイスしていく。(⑶を克服するためのカードは現状のカードプールでは乏しいためその視点はあえて除外している)

自由枠

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この内《コンセントレイト》《夢の使者・アメス》《アイアンスティンガー》《マグナジャイアント》については割愛

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主に《コントロールエルフ》《機械ヴァンパイア》対面を重く見たときに採用を検討するカード。相手の疾走リーサルに備えて置くのは勿論、序盤に2パスを嫌っておいてしまっても構わない。

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2コストにしては破格のメタ性能を持ったカード。
《機械ヴァンパイア》のネレイア対策は勿論、《機械自然ドラゴン》対面では《旋風のプテラノドン》などのラストワードを、その他の対面では主に守護を消してリーサルを決めるのが狙い。ただ、一番効果を受けるのはラストワードも守護、ドレイン必殺全部使うアーティファクトネメシス自身であることには注意したい。
また進化時効果でアミュレットを消せるがあまりこのカードに進化は振りたくない。
《極光の天使》《夢の使者・アメス》にも言えるのだが、これらの2/2/2フォロワーはあくまで2ターン目にパスすることを嫌って採用されるものであり、効果はあくまでオマケである。

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このカードは上にあげた2/2/2群とは違いテンポを完全に取れることはないが《パラダイムシフト》へのアクセス率がさらに上がる。
ただし、《マグナジャイアント》をサーチした場合二度手間なのと複数枚採用すると自身をサーチしてしまうことからあくまでもサーチカードは《マグナジャイアント》を優先順位が高く、入れるとしても1枚採用が限界だろう。

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ボードに干渉しつつデッキにエンシェントを埋めることで《アブソリュートモデスト》のアクセラレートで打点が出る、《機構の解放》プレイ時のバリューが上がることなど一見このデッキとマッチしてるように感じるが、このデッキは《機構の解放》にアクセスできてない限りは基本的にドローができないデッキなのでこのカードでデッキにエンシェントアーティファクトを埋めてしまうとトップが弱くなるという問題がある。
アバウトにいうならば、デッキの最大値をあげる代わりに最低値を下げるカードである。
※因みに今期は《アブソリュートモデスト》から下手に打点が出るよりかは0点でボードをロックできるプレイができることの方が嬉しいシチュエーションは少なくない。

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自由枠で検討できる2コストカードの中では最も単体スペックが高いカードだろう。
ただしこのカード自身が機械カードであるため《マグナジャイアント》との相性が悪く、《パラダイムシフト》へのアクセス率を下げてしまうという弱点を持つ。
またこのカードは
・手札に0コストの《パラダイムシフト》を抱えて《ヴァーテクスコロニー》の1ターン前に疾走して意表を突く
・無料進化できる状態であえて進化せず盤面に素置きして相手に処理要求する
など非常に小技の効くカードなのでサーチカードやその他の機械カードとのバランスを見て採用を検討していきたい。

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主な使用用途はアクセラレートでボード処理しつつ《パラダイムシフト》を加えるのが狙い。
ただし3コストで3点しかダメージを与えられない点、終盤に引いたときにアクセラレートで使いづらく腐りやすい点から《ロボティクスユーザー》《アイアンスティンガー》より採用優先度が落ちる。
主にこのカードを検討する場合は《マグナジャイアント》などのサーチカードの評価が低い場合だろう。

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このカードは自由枠の中で唯一⑶の後攻の弱さを改善するために採用を検討できるカード。
ただし、基本的にはミラーマッチでのみ相手のケアを超える形でその強さを発揮するため環境のAFネメシスの使用率が無視できないほど上がった時に初めて1枚採用を検討できるだろう。




《アーティファクトの同調》のチョイス基準

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チョイス基準:手札にアーティファクトを場に出すカードがある時

このカードでチョイスできるカードの内最も選びたいカード。
このデッキは如何に《パラダイムシフト》を強く使うかがカギのデッキなので余程横並べのアグロプランが通りそうなシチュエーションでない限りはまずこのカードをとって中盤以降このカードを複数枚使う状況作りを目指していきたい。

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チョイス基準:《パラダイムシフト》を手札に加えられる算段が立っているが手札の質が悪い、または4〜6ターン目のうち1PP余ることがわかる時

主に《パラダイムシフト》のコストを下げる用途でチョイスすることが多いが同じくチョイスできる《トレースアーティファクト》と比べ、
少ないPPでドローもできるが1コストしか下げられない
また《加速装置》もないため、今までと比べると少しこのカードのバリューは下がっている。

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チョイスのタイミング:手札に《パラダイムシフト》を加える算段がついており、且つ手札の質が良い時

こちらも《アナライズアーティファクト》と同様に主に《パラダイムシフト》のコストを下げるためにチョイスするカード。
ただしこちらはアナライズと違い、
コストが高くドローできないが、1枚で2コスト下げることができる。
そのため、《パラダイムシフト》《アーティファクトの同調》と《デバイスチューナー》が手札にある時に安易にアナライズをチョイスしない方が良い。
どういうことかというと、対面の除去能力によるが、3PPでアナライズチューナーアナライズをするよりも、一度トレースアーティファクトを置いて、次のターンに残ったトレースをチューナーで増やした方が2コスト多くコストを下げられるためである。

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チョイス基準:中盤〜終盤でリーサルを見据える時

このカードが一番チョイスする機会が少ないカードではあるが、同じく疾走フォロワーである《ブリッツアーティファクト》と比べ、
固定で5PP消費する代わりに一度に4点与えられる
という利点があるため、終盤脳死で《パラダイムシフト》を取るとリーサルを逃すなんてことは少なからずあるので終始相手の体力と守護、回復の量を計算してレディアントでリーサルかどうか確認していきたい。

《パラダイムシフト》のチョイス基準

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チョイス基準:劣勢な時、ボードに干渉したい時

チョイスできるカードのうち、最も多く選ぶカード。
今までのアーティファクトネメシスは《加速装置》を用いて相手のボードを残らず処理する形で自分の体力を守っていたが、今のデッキは
このカードを用いてボードを処理しつつ、仕切れないものは回復してリーサルから逃れるという形で劣勢を立ち回る。
このデッキがコントロール寄りの立ち回りができるようになったのは《ヴァーテクスコロニー》ではなくこのカードの存在が大きい。

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チョイス基準:主に優勢な時、相手のリーダーに攻撃したい時

このカードは《エッジアーティファクト》とは対象的に勝つための動きをするために投げるカード。
ラストワードでもダメージを与えられるため、相手の守護フォロワーに複数たい当たる形でのリーサルも頻発する。
ただしこのカードは《レディアントアーティファクト》と比べ、
守護があっても貫通してダメージを与えられるが基本的には2点しか与えられないことには注意したい。

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チョイス基準:相手の特定の動きに対処したい時

スタッツが高く一見最もチョイスしやすいカードのように思えるが、実際は3種の内最も使わない。

主にこのカードを選ぶ場合は
・相手の《魔獣の女帝・ネレイア》をケアしたい
・《エレメントシャーマン・ライリー》《豪風のリノセウス》などの大型疾走フォロワーへの対処
・破壊されたアーティファクトの種類を増やしたい時
の3つ。
なので、これらの具体的な使用用途が思いつかない限りは安易にこのカードをチョイスするべきではない。
それだけ出したターンに攻撃できないのは弱いのである。

頻出シチュエーション解説

・2ターン目に《ロボティクス・ユーザー》《ヴァーテクスコロニー》両方が手札にある時

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先攻の場合はもちろんコロニーなのですが、後攻の場合にテンポロスを嫌ってユーザーからプレイしたくなりますが、後攻でも基本的に《ヴァーテクスコロニー》からプレイします。
このプレイの理由はカード解説にも書いた通りゴーレムを手札に加える能力のラグと、テンポロスをゴーレムのスタッツの高さで取り返せるからなのですが、もう一つあります。
それは《ロボティクス・ユーザー》などの2コスフォロワーはゴーレムのエンハンスを外す役割が存在するからです。

上の画像ではこの時点で先攻後攻問わず
・3ターン目《防御型ゴーレム》or《攻撃型ゴーレム》(《攻撃型ゴーレム》の場合は《デバイスチューナー》もプレイ)

・4ターン目《攻撃型ゴーレム》+《ロボティクス・ユーザー》

までというプレイまでおおよそ検討ができるのです。

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またこの時後攻なら《アイアンスティンガー》に手が伸びそうになりますが、このカードの進化時効果で出る《エンシェントアーティファクト》を《デバイスチューナー》で増やしたり、《機構の解放》と合わせてPPとドローを稼いだりとバリューを上げて使いたいため、ここで切らずに5、6ターン目に切ることを視野に入れて立ち回ります。(ちなみにここなら後手でも5ターン目に《デバイスチューナー》と一緒に使うことを狙います)

※この画像は機械V対面先攻なのですが、この場合次の相手の手で最も警戒すべきは《マシンナース・デビル》なのでそれを気持ちよく置かせないために《攻撃型ゴーレム》をエンハンスでプレイするという選択肢もあります。

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