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Re:ゼロから始めるローテAFネメシス【FoHアディショナル編】

※(この記事は普遍的な「答え」「結論」ではなくあくまでも私自身の一意見でしかありません。その点をどうかご容赦ください。)

みなさんこんにちは、のりものポケモンです。
前回の記事がご好評頂けたということで今回はそれからアディショナル追加後での変更点について補講記事となります。
また今回はレート杯やプロリーグ参加者などの一部のプレイヤー以外は競技的に打ち込む大きな目的が存在しない(所謂オフシーズン)ので全文無料にて公開します。日頃のランクマッチやJCGなどで役立てていただければ幸いです。

アディショナル追加後の変化

今回のアディショナル環境での変更点は主にこの4点で


・《戦争商人・アルヤスカ》《異物の番人・ルチル》追加による【進化ロイヤル】【AFネメシス】の強化
・《決意の預言者・ルーニィ》《バアル》《光輝の顕現・ラー》の追加による【ルーニィスペルウィッチ】【背徳バアルヴァンプ】【ラーコントロールビショップ】の台頭
・《幽闇の墓守》のナーフによる【葬送ネクロマンサー】の弱体化
・《地を裂く異形》のナーフによる【異形OTKエルフ】の衰退

特に【異形OTKエルフ】が環境から姿を消したのが大きく、【進化ロイヤル】や【ルーニィスペルウィッチ】などのコントロール寄りのミッドレンジデッキが幅を利かす環境となった。
例外はヴァンパイアで、それらのデッキ(特にウィッチ)に対し前のレンジでも戦えるという点でメタ的な立ち位置として活躍している。その他にも【魔道具専門店ウィッチ】【豪風のリノセウスエルフ】などのワンショットキルデッキもメタデッキとして環境に残っている。

そして今回解説する【AFネメシス】はというと、基本はアディショナル前と変わらず9~10ターンで勝利するコントロール寄りのミッドレンジデッキではあるのだが、《異物の番人・ルチル》の追加により進化時効果で今まで弱かったアグロの動きが、デッキに加わる《神秘の異物・スピネ&ルチル》でよりミッドレンジの動きが強化され戦えるレンジが広くなった。
環境にいるデッキタイプが多く存在するのも加味するとこの戦えるレンジが広いというのは大きな魅力で多くの対面でハンデを背負うことなく戦うことができる。

追加カードの解説

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このカードの役割は大きく3つ

1.進化時効果で場に出す《レディアントアーティファクト》でフェイスを詰める
2.場にでる《レディアントアーティファクト》とそのラストワードで手札に持ってくる《神秘の異物・スピネ&ルチル》で「破壊されたアーティファクトフォロワーの種類」を稼ぐ
3.《神秘の異物スピネ&ルチル》の全体除去で相手に取られたボードアドバンテージを取り返す

先攻時、特に【魔道具専門店ウィッチ】などのワンショットデッキに対してレディアントアーティファクトで積極的にフェイスを詰める動きを、後攻時は対照的に《神秘の異物スピネ&ルチル》のAoE効果でボードを一掃する用途で使用する。

また常駐効果の無料進化も強力で、これを理由に《アーティファクトの同調》でのチョイス基準が変わり前環境以上に《アナライズアーティファクト》を選ぶようになったり、《パラダイムシフト》などの0コストで出せるアーティファクトを予め手札に抱えておき、8ターン目に《異物の番人・ルチル》+0コストAF+《神秘の異物・スピネ&ルチル》のセットプレーを目指すなどプレイングも大きく変わった。
他にもファンファーレ時効果でデッキにアーティファクトを加える効果により《アブソリュート・モデスト》のアクセラレートで相手フォロワーにダメージを与えられるようになった点も見逃せない。
※(一応このカードで無料で進化回数も稼ぐことができるが相性の良いカードがネメシスのカードプールにほぼ存在しない)

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こちらの用途は主に二つ

1.エンハンス時の効果で《ヴァーテクスコロニー》を出す
2.進化時効果で自分の体力を守る、もしくは崩れにくいボードを作る

1は9ターン目にコロニーを出すことでの勝利が達成しやすくなったというもので特に解説は必要ないだろう。
肝心なのは2の用途で、フォロワー自身にダメージカットを付与することによって「無償トレード+4/4スタッツの守護の裏に2コストフォロワー」という盤面を作るのはもちろん、リーダーに付与することで【進化ロイヤル】などの一回の大きなダメージでリーサルをとるデッキに対する牽制になるなど用途は多岐にわたる。
特に後攻時、《アブソリュート・モデスト》に進化を使えてないシチュエーションが発生した場合にこのカードは重宝するので後手の勝率を改善したい場合は2枚以上多投したい。

構築

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各カードについては前回分と合わせて全て解説してるので今回は前回からの変化についてのみ解説しています。

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※(ちなみに前回のはこちら)
【異形OTKエルフ】が環境から姿を消したこと、そしてラズリという自然に採用できる低コスト守護が追加されたため《夢の使者・アメス》を、先攻時は《異物の番人・ルチル》を、後攻時は《アブソリュート・モデスト》をマリガンで探しに行きたいため《デバイスチューナー》《アイアンスティンガー》をそれぞれ非採用にし、デッキの平均リーサルターンが少し速くなったので《ラグナアウェイク》を1枚採用に抑えた。
そして空いた枠に新カードと、ハードマリガンをしやすいように《マグナジャイアント》を2枚採用しバランスを取った。

デッキ改造

・メインパーツ

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今期は基本的にこの32枚を使って立ち回ることになり、ここから

・後攻を引いた時の弱い点
・2コスト2/2フォロワーが5枚しかなく初動が安定しない点
・【背徳バアルヴァンプ】などのバーンデッキに弱い点
・【ルーニィスペルウィッチ】などの「1ターンに一気に強力なボードを作れる」デッキに弱い点

これら4点を改善するのに残りの8枠を使うことになる。
そして1種で複数のウィークポイントを改善しつつ単体性能がそれなりに高い点から

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この5枚が事実上確定枠になる。

《浄化の輝き・ミュニエ》は2/2/2フォロワーとしてはもちろん、【ルーニィスペルウィッチ】では《式神・形代》などのラストワードフォロワーの効果を消すことで《陰陽の開祖・クオン》の着地や《決意の預言者・ルーニィ》のスペルブースト10回達成を遅らせられたり、【進化ロイヤル】では《無敗の剣聖・カゲミツ》《猛然とする騎士・ゲルト》のラストワードを消すことによる牽制はもちろん、《戦争商人・アルヤスカ》のダメージカット効果を打ち消すことで《アブソリュート・モデスト》の効果を通したりと用途は多岐にわたる。

《《世界》ゼルガネイア》は強力なライフゲインカードでもあり、ドローや準確定除去などこのデッキに足りないものが一通り揃っている。
アディショナル前は直接召喚によるリーサルを目指すことが多かったが、今期は9ターン目の《ヴァーテクスコロニー》着地の時点で勝てることが増えたためそこまで長いゲームをする頻度は減った。

なので以上の点から

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この37枚が確定枠となる。

そこから上に挙げた4点の弱点を補うために3枚カードを採用することになる。

・サブパーツ

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現状採用を検討できるのはこの8種。
上に上げた弱点である
・バーンデッキに弱い点(回復が少ない)、・一度に強力な盤面を作られると弱い点の2点は現状のカードプールでは確定枠以外で解決できるカードがほぼ存在しないので後手と初動の弱さを改善するために残りの枠を埋めることになる。

《コンセントレイト》《マグナジャイアント》はドローすることで初動の安定と《異物の番人・ルチル》《アブソリュート・モデスト》へのアクセス率をあげるというアプローチで、《コンセントレイト》はドローにラグがある代わりに純粋にキーカードへのアクセス率が上がり、《マグナジャイアント》はすぐカードを引けるがあくまで《パラダイムシフト》生成カードへのアクセスできるだけでキーカードへのアクセス率は《コンセントレイト》より劣る。
また、《マグナジャイアント》を採用する場合は初動をより安定させたいため機械フォロワーを《ロボティクスユーザー》のみにして確定サーチにしたい。

《アイアンスティンガー》《チャクラムオフィサー》は主に後攻の弱さを、前者は進化時効果で、後者は除去で物理的に解決するというアプローチ。
ただ《アイアンスティンガー》の場合は進化をキーカードである《アブソリュート・モデスト》《異物の番人・ルチル》と食いあう点、《チャクラムオフィサー》は3コストで3点打点とカードバリューがとても低い点がネックである。

《音速の機構・ララミア》《ラグナアウェイク》は後手の弱さをリーサルをとる手段を増やすことで解決するというアプローチ。
ララミアは主に8ターン目にリーサルをとることで相手の意表をつき、アウェイクは9ターン目に《破壊を齎す者・ヴィズヤ》+《ブリッツアーティファクト》で凖確定リーサルをとることができる。
しかしララミアの場合は一試合に使うアーティファクトの種類が増えたとはいえあまり成功率が高くなく、そもそもララミアから高打点が出せるならその試合でこちらのデッキは大分引きが良い状態であるというジレンマがあり、
ラグナアウェイクの場合は最悪《パラダイムシフト》のコストさえ下がってれば良いため要求値はララミアより下がるが、9ターン目に《ヴァーテクスコロニー》をほぼ確実に出せるようになったためそちらより優先されるかと言われるとよほど事故ってない限りは存在しない。

《異界のホムンクルス・ラズリ》は自身が低コストフォロワーかつ進化時効果もちなので2つの弱点を1枚で直接的に解決するという一番シンプルなアプローチである。
ただ、前者4枚と違い本体のパワーは控えめでかつエンハンス目的込みで見てもやや過剰投入気味なのは否めない。

《《運命の輪》スロース》は今までのカードとは違い、ボードデッキに対する明確なメタ目的で採用を検討する。
このカードの共鳴時効果で相手のボードを一面埋めることで《進化ロイヤル》《ルーニィスペルウィッチ》のボード展開を阻害することができる。
しかし3コストかつあくまで共鳴時のみの効果のためかなり取り回しが悪い。


プレイング(対面攻略)

今回は大まかなマリガンと基本戦略は割愛し、対面ごとにマリガンと立ち回りを解説する。

・リノセウスエルフ
 デッキ相性:有利
 マリガン:先攻

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セットキープ:《アーティファクトの同調》or《ロボティクスユーザー》or《マグナジャイアント》+《マジックエンジニア》

後攻

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セットキープ:《アブソリュート・モデスト》+《ロボティクスユーザー》or《マグナジャイアント》

プレイング攻略
この対面の特徴として回復と除去で耐長いターン耐えられ、疾走フォロワーを使って1度に20点OTKを出せる代わりに継続的にボード形成を行うことが難しい点が上げられる。

この特徴を利用し、こちら側が考えることは3点

1.《アブソリュート・モデスト》のリーダー効果の打点を出来る限り伸ばし、毎ターン相手のフェイスに当てる
2.《レディアントアーティファクト》《攻撃型ゴーレム》などの中型フォロワーを複数展開し、《豪風のリノセウス》をバウンスさせる機会を最大限減らす
3.《豪風のリノセウス》が疾走できるタイミングに合わせて守護フォロワーを最低でも2面以上並べる

要はリノセウスのバウンスを邪魔しながら1種でも多く「破壊されたAFの種類」を稼ぎ、モデストのバーン効果でフェイスを焼き切るというものだ。

序盤はPPを無駄なく使用してボード形成とAFの種類稼ぎをし、進化ターンになったらできるだけ早くモデストに進化を使うというのは言うまでもないが、相手の進化ターン以降一気にフォロワーへの除去能力が上がるのでここでこちらのボードをきれいに掃除されると向こうにリノセウスバウンスの機会を与えてしまう。
なので相手の進化権があるときは如何に相手に強く進化を使わせないかは意識してプレイしたい。

もう少し具体的に話すと、
相手の主要な除去手段はこちらの3枚

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特に《森を彩るもの・エルフクイーン》《フォレストダーク・レオネル》への意識を怠らないことは重要で
「フォロワー進化+1コストでフォロワー1体に5ダメージ」「3コストと進化権1個で4/5守護を立てながらフォロワー全体に手札と同じダメージを割り振る」という相手のプレイに対する解答を考えながら4~6ターン目はプレイすることになる。
要は「5ターン目に《異物の番人・ルチル》を進化するのは悪手になることが多い」ということである。

そしてお互いの進化権が切れてくる7ターン目以降は強いボードを作り続けるのもそうだが、相手の除去手段に《マドロスエルフ》も追加されるため、それよりもモデストのバーンを相手のフェイスに当てることと打点を伸ばすのを優先したプレイを行なっていきたい。

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(モデスト進化済、破壊されたAFはエンシェント、ミスティック、レディアント、防御型の4種。デッキ内にAF1枚)

このシチュエーションを例に挙げると、相手の体力を減らすことだけを考えるならこのターン《攻撃型ゴーレム》+《ラグナアウェイク》で全処理したくなる。

しかし返しのターンに《マドロスエルフ》を絡めたボード展開を行われた場合8ターン目のモデストのダメージが相手のリーダーに当たらないどころかそもそも相手のフォロワーを全て処理できない可能性がある。

なのでこのターンは《アーティファクトリメイカー》をプレイし、少々汚いトレードではあるが《レディアントアーティファクト》《エンシェントアーティファクト》でエルフクイーンを、モデストの効果でリノセウスを処理して手札に《神秘の異物スピネ&ルチル》を手札に抱えて置きたい。
その方が相手のボード展開しづらく次のターン以降も継続的にダメージを与えられるだけでなく、あわよくば手札の《攻撃型ゴーレム》《神秘の異物スピネ&ルチル》を吐けば一種類多くAFの種類を稼げるからだ。

またこれまで書いてきたようにこの対面ではかなり《アブソリュート・モデスト》に依存したプレイを行うことになる。
なのでリノセウスエルフ側は《ラブソングシンガー》を採用するとAFネメシス側のリーサルを遅らせることができるためリノセウスOTKのチャンスを狙える機会がグッと増える。

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・進化ロイヤル
デッキ相性:五分
マリガン:先攻

スクリーンショット 2020-09-09 1.22.46

セットキープ:《アーティファクトの同調》or《ロボティクスユーザー》or《マグナジャイアント》or《ヴァーテクスコロニー》+《マジックエンジニア》

後攻

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セットキープ:《アブソリュート・モデスト》+《ロボティクスユーザー》or《マグナジャイアント》

プレイング攻略:

進化ロイヤルの特徴は《不敗の剣聖・カゲミツ》を利用し、進化回数とラリーカウントを稼ぐことで終盤理不尽なほどにボードアドバンテージを獲得する地上戦デッキのような何かであること。
弱点はドロー手段と回復手段に乏しく7ターン目まではあくまで一般的なデッキのレベルのアクションしか行えない点が挙げられるのでこの対面ではそこにつけ込む。なので意識することは

・序盤、特に先攻では積極的に攻めて相手のパワームーブをぶつけられるよりも前にできるだけボードとライフアドバンテージを稼ぐ。
・《アブソリュート・モデスト》に進化を使い相手のボード展開に対応できるようにする。
・特に後攻では「破壊されたAFの種類」を6種稼ぎ、相手の理不尽なボードを捌けるようにする。

の3点。如何に相手の終盤のパワーあるボード展開と除去を攻略するかがキモとなる。
先攻は横展開しながら5、6ターン目に《異物の番人・ルチル》をプレイし相手を後手に後手に回らせるのが基本戦術なのだが問題は後攻。
《アブソリュート・モデスト》の進化が遅れるとかなり厳しい試合を強いられることとなる。
このシチュエーションに出会した場合に鍵を握るのは《防御型ゴーレム》《神秘の異物・スピネ&ルチル》の2種。

《防御型ゴーレム》は主に4ターン目のエンハンス置きがロイヤル側にきれいに処理する手段が先行でも後攻でも限られており、《神秘の異物・スピネ&ルチル》は言わずもがな。6点AoE+6/6スタッツは勝ちの目を作る起点となる。
但しロイヤルには《戦争商人・アルヤスカ》がいるのでプレイする場合には《浄化の輝き・ミュニエ》とセットでプレイしたい。

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・ルーニィスペルウィッチ
デッキ相性:不利

マリガン:先攻

スクリーンショット 2020-09-09 1.22.46

セットキープ:《アーティファクトの同調》or《ロボティクスユーザー》or《マグナジャイアント》or《ヴァーテクスコロニー》+《マジックエンジニア》

後攻

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セットキープ:《アブソリュート・モデスト》+《ロボティクスユーザー》or《マグナジャイアント》

プレイング攻略:
この対面の特徴は序盤のボードを放棄する代わりに6ターン目の《陰陽の開祖・クオン》を皮切りにしてボード、ライフ、ハンドの全てでマウントをとってくる。
こちら側が対抗するためにはモデスト進化や「破壊されたAFの種類」を6種稼ぐのはもちろんのこと《攻撃型ゴーレム》《浄化の輝き・ミュニエ》を強く使うことも鍵となる。

《攻撃型ゴーレム》は攻撃5を作りやすいという特徴を活かし先攻ならエンハンスで、後攻なら2コストフォロワーとセットで進化置きをすると返しターンにスペルブーストのたまった《ウィンド・ブラスト》《炎の握撃》がない限りはほぼ空盤面に近い状態で返ってくるのでこちらの優位を崩さずに試合を進めることができる。

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このプレイの応用としてこういうプレイもあるので頭の片隅に置いておくと良いだろう

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《浄化の輝き・ミュニエ》は《攻撃型ゴーレム》よりも使うタイミングが直接勝敗に関わるキーカードで、具体的に使うタイミングをあげるなら

・《式神・形代》などのスペルブースト効果を持ったフォロワーが2体以上場に存在するとき
・相手の今までのスペルブースト回数が「15-次の相手の使えるPP」、もしくは8回、もしくは9回の時場にスペルブーストフォロワーが1体以上存在するとき

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具体例を挙げるとこのシチュエーション。
相手の今までのスペルブースト回数は8回なのでここでミュニエをプレイすることで6ターン目の《陰陽の開祖・クオン》をプレイするために0コストの《炎の握撃》とのセットプレイを要求できる。
また《決意の預言者・ルーニィ》の場合でも相手に残り4ppで2ブーストを要求してるのでどちらにせよ相手を強く妨害できており勝ちの目を作りやすい。

・背徳バアルヴァンプ
デッキ相性:有利
マリガン:先攻

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セットキープ:《アーティファクトの同調》or《ロボティクスユーザー》or《マグナジャイアント》or《ヴァーテクスコロニー》+《マジックエンジニア》

後攻

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プレイング攻略:
この対面の性質は【リノセウスエルフ】と似ており、形成するボードがそれほど強くない代わりに回復と除去、そしてバーストダメージに優れている。
あちらのデッキと違う点は一度に20点を出すのは困難である代わりに序盤に小型フォロワーを並べながらバーンカードと組み合わせたアグロせんじゅつを取れる点が挙げられる。

この対面でこちらが意識するのはライフ管理。
具体的にいうと
相手は
・ドローする度に1点
・2コストで3点 
・渇望状態時2コストで2点(進化で+2)
・復讐状態時3コストで2点(ランダムで1点)
・手札が7枚以上あるときに3コストで全体6点AoEつきで6点

ダメージを与えられ、
・5コストで5点
・2コストと進化権で3点

ライフを回復できる。

対してこちらは
・5コストと進化権で4点
・《パラダイムシフト》から2+2(進化権でさらに+2)の分割ダメージ
・ターン終了時「破壊されたAFの種類と同じ数」

打点を出すことができ、
・5コストで5点回復
・《パラダイムシフト》で3点(進化権で+2)

回復できる。

これらを常に意識しながら相手のリーサルから逃れつつこちらのリーサルをかけることを意識したい。

特に《エッジアーティファクト》を強く使うのがキモで、ただ回復するだけでなく場になるべく体力を高くしておくことで見た目の回復打点以上に相手の与えられるダメージを吸いたい。

また相手の序盤のアグロ展開には注意が必要で後攻悠長に結晶化《ヴァーテクスコロニー》をプレイするとなすすべもなくライフを削りきられることがあるので注意されたし。

ヴァンパイア側は《月華の人狼》があるとこのマッチの相性差を改善できる。
フォロワー横展開の横に1/5スタッツを添えるだけでAFネメシス側はフォロワー処理の難易度が一気に跳ね上がる。

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AFネメシス対面(ミラーマッチ)
デッキ相性:五分
マリガン:先攻

スクリーンショット 2020-09-09 22.08.39

セットキープ:《アーティファクトの同調》or《ロボティクスユーザー》or《マグナジャイアント》or《ヴァーテクスコロニー》+《マジックエンジニア》

後攻

スクリーンショット 2020-09-09 22.08.08

セットキープ:《アブソリュート・モデスト》+《ロボティクスユーザー》or《マグナジャイアント》

プレイング攻略
この対面は余程引きとプレイングレベルに差が生じない限りは先攻が勝ちます。
これはマリガンを見るからに明らかで、先攻はマナパスをしなければ良いというかなり緩いマリガンができるのに対して後攻は事実上のモデスト全力マリガンをしなければならない。

先攻はボードを作って5ターン目に《異物の番人・ルチル》を進化することができれば極論その時点で勝ちと言っていい。
《アブソリュート・モデスト》に至っては最低でも8ターン目までに進化できればいいしする余裕があるのでわざわざマリガンで持つ必要がない。

対して後攻は相手よりも早く、できる限り4ターン目にモデストに進化を使えなければ相手のボードを処理するよりも前にこちらの体力が底を尽きる。
後攻2ターン目にもう結晶化《ヴァーテクスコロニー》は置けなくなった。

なので後攻側が意識するのは

・毎ターンボードトレードをし続ける
・体力4 以上のフォロワー(守護が望ましい)を置いて《異物の番人・ルチル》を強く使わせない
・相手より早く「破壊されたAFフォロワーの種類」を6種達成してテンポスイングを図る

の3点。
2種のゴーレム分種類を稼げないことを考えるとかなり難易度の高いことを要求されるが頑張って欲しい。

このポイントを意識した典型的なプレイの一例を挙げると

スクリーンショット 2020-09-09 22.37.00

このシチュエーション。
相手は守護型ゴーレムがすでに破壊され、こちらは1体もAFが破壊されてない。
一見《アブソリュート・モデスト》に手が伸びそうになるが、
ここでプレイしてもモデストの打点が出ないだけでなく

・相手の《レディアントアーティファクト》をフェイスに通してしまう
・こちらの盤面は5/5一体だけなので今後の横展開が捌きにくい
・現状見えてるAFが3種類と少ない

と後のカードバリューが高く出力されないのでここは

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このプレイで使えるAFの種類を増やしつつ守護で相手のルチルに対して牽制をかけることができる。

この例に限らずミラー後手では《異界のホムンクルス・ラズリ》を強く使うことで勝てる可能性を生むことができるので覚えておきたい。

いくら技工をこらしても基本的に先攻が勝つので、後攻側は基本負けること前提で勝てたらラッキーくらいに思えばいいでしょう。

以上で解説は終わりです。これより先は有料部分になりますが1文字も書いてないので物好きの方だけがご購入していただければ幸いです。
売り上げが良ければ来期も各kもしれません。

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