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世界の海上輸送の要所

親イラン武装組織フーシ派によりイエメン沖での商船攻撃が続いています。
このため、海運各社は紅海を避け、遠回りのアフリカ周回航路での運航を進めています。1回の航海に100万ドル(約1億4400億円)のコストと7-10日の日数が余分にかかるそうです。

非隣接国間の海上貿易貨物の22〜23%が紅海、より具体的にはその要所であるバブ・エル・マンデブとスエズ運河を通過しています。

ホルムズ海峡やマラッカ海峡ほどではないものの、石油輸送にとっても要所です。
紅海はまた、ウクライナ戦争とそれに続く黒海航路の封鎖によって、世界の食糧と肥料輸送の重要な中継地点でもあります。
バブ・エル・マンデブは、コロナ禍とウクライナ危機以前には、世界のコメ輸出のほぼ20%、小麦輸出のほぼ15%を経由していました。

海上輸送の要所



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