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アジアの国別 主要電力源

国際エネルギー機関(IEA)は、2025年には世界の電力需要の半分はアジア、そして1/3は中国が占めると予測しています。
急増する電力使用が主にどのように賄われているか、こちらの図が示しています。

日本やタイ、中東は天然ガス中心、中国はじめその他の国は石炭中心であることが見て取れます。

アジアの国別 主要電力源

ここ10年の変化を見ると、風力・太陽光発電が急増しているものの、アジアのどの国においても主要な電源とまでは至っていません。
引き続き石炭が主要な電力源となっています。

2011年と2021年のアジア電源別構成比

IEAによると、アジアの化石燃料中心の発電増を主な原因として、2022年の二酸化炭素排出量は史上最高に達しています。
しかしながら、原子力や再生可能エネルギー発電の浸透により、二酸化炭素排出量の増加傾向は2025年には終わるとされています。特に原子力に関しては、中国・韓国の新設、日本の再稼働により原子力発電は80%程度増加する見込みです。

一方で、地球温暖化の影響により、欧州では水源の枯渇による水力発電の記録的な減少が2022年に見られました。今後アジアも同様の気候変動の影響が見込まれ、水力発電からのシフトも急がれます。

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