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国民健康保険サービスの各国比較

日本の国民健康保険サービスが今の形になったのは1961年だそうです。開始から62年が経過したということですね。

一方で、英国の国民保健サービスが始まってちょうど75年、日本の10年前位です。
ロンドンのシンクタンク、レガタム・インスティテュート財団が作成したレガタム・プロスペリティ・インデックスのデータを用いて、世界各国の医療制度の比較が以下の表です。
医療制度(医療サービスへのアクセスなど)だけでなく、国民の健康状態(死亡率、病気、危険因子など)も考慮して、指数化され、167カ国・地域が調査対象となっています。

国民健康保険サービスの評価

日本はシンガポールについで2位!
マイナンバーカードとの連携でトラブルが頻発したり、費用が国の負担になったりと色々ネガティブな話題がありますが、健康保険制度自体は世界に誇れるものであるようです。

一方先輩の英国は34位です。高い順位ではありますが、2019年は23位、2016年は20位、2013年は19位と、徐々に順位を下げているようです。

シンガポールに続いて日本、韓国、台湾が上位4位を占めていますが、アジアは全般的に高い評価を得ているといえそうです。
一方、米国は英国に次ぐ38位。下位5位はソマリア、レソト、チャド、南スーダン、中央アフリカ共和国のアフリカ勢です。
大陸に寄って、健康保険制度の整備には濃淡があるようです。

なお、このランキングは教育、投資環境、ガバナンスなどの指標も考慮した、より広範な指数の一部として作成されています。
すべての指標を考慮すると、デンマーク、スウェーデン、ノルウェーの北欧諸国が最も豊かな社会としてトップになるとしています。




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