世界各国の血液型
世界保健機関(WHO)は毎年6月14日を世界献血デーに定めているそうです。安全な血液、血漿、血小板の必要性について人々の意識を高めるとともに、献血によって命を救っている多くの人々を祝福することを目的に開催しているそうです。
皆さんご存知の通り、血液には4つの種類があります:A、B、O、ABの4種類です。それぞれ、赤血球の中に「Rh因子」と呼ばれるタンパク質が存在するかどうかで、陽性と陰性に分かれます。それぞれの血液型は、微妙に異なる性質を持っています。例えば、O型の人は万能型ドナーです。つまり、誰にでも献血ができるのです。一方、ABはユニバーサルアクセプターのため、他の血液型の誰からも献血を受けることができません。
日本血液製剤協会によると、日本人におけるABO式血液型の割合は、おおよそA型40%、O型30%、B型20%、AB型10%と、A型が一番多いそうです。
しかし、この比率は国によって異なるようです。
上記の表の通り、世界で最も多い血液型はO型です。しかし、ヨーロッパは少し異なっていて、人口の多くはA型の血液を持っています。日本と同様ですね。
Bの血液型の割合が多いのは2カ国だけだそうです:パキスタンとバングラデシュ。
この表からはわかりませんが、中国やインドでは、B型が一番多いO型にかなり接近しているそうです。一方、ヨーロッパでは多くの国がO型とA型の割合が近いようです。北欧諸国はA型とO型の割合が若干多いそうです。アメリカもかなり拮抗しており、人口の37.4%がO型、35.7%がA型で、B型はわずか8.5%しかいないそうです。