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Captain Fantastic ~学びについて思うこと~

数年前にアメリカ映画のCaptain Fantastic(邦題「はじまりへの旅」)を観て、すごく共感しました。

今のご時世、いきなりオンラインでの学びが普及し始め、それを喜びつつも、かつて娘たちがオンラインスク―ルで教育を受けてきた期間にずっと言われ続けてきた批判(一番多いのが「社会性はどう育むの?」)が、頭の中でプレイバックされたりもします。

我が家のケースでは、学校はオンラインでも、毎日実社会で様々な年代、国籍、文化を持つ人々とのかかわりを深めながら成長していたので、社会性は学校に通学している同年代の子どもたちより身に着けていたと思いますし、周囲からの評価もそれを裏付けるものでした。

(当時)日本でたったひとり、アメリカのオンラインハイスクールの生徒になる、という選択を子供に許したことで、「親としてどうなの?」「非常識すぎる」と批判されたこともありましたが、私自身は「自分と1~2歳ほどしか年の違わない人々以外は教師という大人のみ」という学校のシステムを、そんなに素晴らしい場所だとも、社会性が身につき、なおかつ自分の習熟度に合わせた学びを得られる場所だとも思ってこなかったので、そこに迷いはなく、選択してみたら予想外にネガティブなコメントをもらうことが多かったので逆に驚きました。

今、フルタイムで海外のオンラインハイスクールで学んでいる日本在住の子どもって、どのくらいいるのだろう。我が家の頃といろいろな面でどのくらい進化しているのか、とても興味があります。

教育は、日本か海外か、通学制の学校かオンラインか、というような表層的な話ではないし、同じ家庭の子どもたちでも、それぞれ一番適している学び方は違います。

「新しいことを新しいスタイルで学ぶ」ことへの心理的ハードルが、特にこの数ヶ月で下がってきているのなら、その変化が継続し、広がり、日本の教育分野のポジティブな変化につながることを願ってやみません。

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