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【itep】ENボード株式会社様とのコラボレーション!

■はじめに

みなさまこんにちは。
当社ピーシィズがある静岡県小山町は早くも梅雨入りとなりましたがみなさまいかがお過ごしでしょうか。

今回の記事では当社のプログラミング教室で実施している社会実験型IT教育プログラム「itep」について、第1弾コラボ企業の発表と、メディア掲載に関するお知らせになります。

─社会実験型IT教育プログラム「itep」について

まず社会実験型IT教育プログラム「itep」についておさらいですが、itepはピーシィズが行っているプログラミング教室の上級者向けコースで実施している教育カリキュラムで、実際の企業から受注したお仕事をプログラミング教室の生徒達と開発を行うことで、ITを学びながら社会貢献や職業体験ができてしまうものになります。
詳しくは下記の記事をご覧ください。

今回はそんなitepの近況報告になります。

■第1弾コラボ企業はENボード株式会社様に決定!!

さて2023年4月から始めることになったitepですが、開始にあたっては複数の地元企業様が興味を持ってくださっていたなか、最初のコラボ企業は「ENボード株式会社」様となりました!

─ENボード株式会社のご紹介

※ENボード株式会社提供画像

ENボード株式会社様は、建築や家具など様々な用途で使われる木質材料である「パーティクルボード」の生産を行う会社で、2019年に小山町に設立後、2022年11月に商用生産がスタートした新しい会社です。
小山町の湯船原地区にある工場に実際に行ってみると圧巻の大きさで、パーティクルボードの工場としては国内・アジアでも最大級です!

─パーティクルボードとは?

パーティクルボード ※ENボード株式会社提供画像

ではこのパーティクルボードとはなんでしょうか?
パーティクルボードは所謂「木の板(木質ボード)」になりますが、その材料には不用になった木材が使われており、環境に優しい循環型社会の形成に大きく貢献できる素材になります。
また、大きさや強度など細かく作りこめるため、床や壁などの建築、家具など多岐に渡る活躍ができ、SDGsと利便性、コストなどあらゆるニーズに応えることができる材料になります。

─地域貢献に力を入れているENボードさん

そんなENボードさんは地域貢献にもかなり積極的に取り組んでいます。
2023年4月には静岡県立小山高等 学校総合文化部 写真班とのコラボレーションを実施しています。その内容は小山高生が撮影した写真をENボードさんのパーティクルボードにレーザー加工でプリントして飾るというもので、新しくなった足柄駅舎(隈研吾さんデザインの駅舎!)に5月上旬まで展示がされていました。(この展示は今後も行う予定があるとのことです。)

今回のitepとのコラボについては当社から打診を行ったところ、ENボードさんのホームページを新設するタイミングとも重なったことから快諾していただいたのでした。

■プログラミング教室とのコラボ内容について

次に、今回決まったENボードさんとプログラミング教室のコラボ内容についてご説明させていただきます。

─ホームページ内で小山町を紹介しよう!

昨年11月の工場稼働に伴いENボードさんでは現在ホームページの制作を行っています。
そこで今回ご依頼いただいたのは「小山町を紹介するページを作りたい」というものでした。

─プロジェクトメンバーで気を付けたこと

あえてプロジェクトメンバーと書かせていただいていますが、僕が教室の受
講生たちに話したことは「実用性のあるものを作ろう」ということでした。
小山町を紹介するページであればその内容はウィキペディアなどを見れば載っているわけですが、全く同じ内容を掲載しても意味がないと考えたのです。

そのページは誰が見るのか、或いはどういう用途で見るのか。
そこを考えた上でユーザーが欲しがるであろう情報を掲載するようにしようと話をしました。

その結果、ENボードさんに出張に来る他県の方を想定し、そんな方々が欲しがる情報をページにしようということに決まりました。

─どのように作業をしたか

今回のプロジェクトではGoogleドライブを使って作業をしました。
先ず設計書としてスプレッドシートを作成し、そこに「お土産」、「宿泊先」、「おすすめスポット」など掲載したいトピックをリスト化しました。

次にそれらのトピック毎にシートを作成し、プロジェクトメンバーで担当を割り振り、掲載する情報や画像の収集、文章の作成を行いました。
これが設計書となります。

次にメンバーが作成した設計書を元に、自分の担当分のHTMLとCSS、JavaScriptを作成しました。HTMLやCSSは同一のパターンが多いのでメンバー全員に同時に教えることができます。

最後にプロジェクトメンバーが作成したプログラムをGoogleドライブに格納し、僕の方で1つのプログラムにマージ(結合)し完成しました。

因みにリーガルチェックとして画像の使用許可等はまとめて僕の方で行いました。

─公開時期は2023年6月予定!

そのような流れで初めてのitepのプロジェクトは行われました。現在は最終調整中で、他ページの完成を待ってホームページは公開される予定です。
現在は6月中を予定しております。公開後は改めてお知らせいたしますね!


■itepメディア掲載について

さて、僕たちの取組「itep」が地元の新聞である「岳麓新聞」様に取り上げていただきました。本当にありがとうございます。

岳麓新聞記事内容


調べきれていませんが、プログラミング教室の中学生が企業とタッグを組んで社会貢献をする取組というのは恐らく日本初なのではないでしょうか?

─自治体こそIT教育を掲げるべき!

僕はこのような取組は小山町などの自治体が政策として本腰を入れて取り組むと大きな宣伝効果やまちおこしになると考え、2019年の会社設立前にエントリーしたビジネスプランコンテストでそのビジョンや具体的なアイディアを提案させていただきました。
当時、町からは応援の姿勢こそいただいたものオリンピックを控えていたこともあり、サイクリングやインバウンド等の観光分野に夢中で私の提案はほぼ聞き入れられなかったように思いますが、それらは結果的に期待通りの成果があったのか問いたいところです。

またそれを踏まえて今一度町には考えて欲しいのです。
もし2019年にIT教育が政策に加えられ、itepのような取組が何倍にも広がりを見せていたとしたら今の小山町は全く違うポジションであったことは容易に想像できるのではないでしょうか。
なぜなら地域にとってITがより身近なものになり、多くの会社がDXに取り組む流れが生まれ、21世紀型の産学官民の繋がりを作ることができたからです。恐らく日本初の取組のようなものが連続的に起こっていたのではないでしょうか。
また子どもたちには人生のオプションとして地元でITの仕事をするという選択肢を与えることができたかもしれません。
公的な判断や方向性は常になにかしらの思惑やバイアスを含んでおり、それが有効な施策を見落としていると思うと残念でなりません。

─未来に進もう

そのため僕は民間企業としてプログラミング教室を始め、四年間の地道なIT人材育成を経てようやくitepが実現しました。
改めまして受講生や親御様、ENボード様をはじめ趣旨に賛同してくださる会社様に深謝申し上げます。

itepは地域の子どもたちの人生に確かなオプションを提案し、またその過程で企業はIT投資を実現できる新しい地域エコシステムです。

このような取組は産学官民との繋がりを生み町に動きや変化をもたらすものであり、今回のitepの実績は偉大な一歩であると確信しています。
また今回、小山町の外から来た企業の方がitepの趣旨に賛同し取組に参加してくださったことは非常に大きな意味があると思います。 

■itepでDXはじめませんか?

最後にIT導入にお悩みの事業者様。
itepでできることはホームページ制作だけではありません。
顧客管理や受発注管理などのWEBアプリケーションや業務システムも構築できます。

また、itepは御殿場や小山町の企業でなくても大歓迎です。

是非ともみなさまの実現したいことを僕にぶつけていただき、地域や子どもたちと共に成長できればと思います。


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