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peaceを願うpieceとして、わたしが今ここに在る理由 #わたしとPIECES

こんにちは。PIECESプロボノの中原です。一昨年にコミュニティーユースワーカー(現Citizenship for Childrenプログラム)4期生として関わり始め、今では活動のお手伝いを少しさせていただいております。今回、#わたしとPIECES というテーマということで、私がどうやってPIECESに出会ったか、そして今どのような想いでPIECESに関わっているかということについて、少し振り返ってみたいなと思います。

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私がPIECESに出会ったのは、およそ2年ほど前のことでした。
最初のきっかけは、soarさんの記事で代表の小澤が登壇したイベントレポートの記事をネットで見かけて、その活動に関心を持ったことでした。その記事がこちら。

”子どもたちにとって、信頼できる大人たちを社会に増やしたい”と思って活動に取り組んでいるPIECESは、これからの社会を作っていく大切な存在だなと感じ、私もそこでその一翼を担うことができれば嬉しいなと思っていました。そしてそこから実際にメールを出して話を伺って、育成プログラムに応募し、参加させていただくようになるまでは本当に一瞬でした。

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(コミュニティーユースワーカー育成プログラム初回キックオフの時の写真)

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私は学生時代はずっと国際協力や紛争解決の分野に関心があり、大学ではそうした学問の勉強をしつつ、長期休みなどになると、いろんな機会を見つけて海外のいろんな国々に飛びまわりました。それは、自分が知っている世界をもっと広げたいと思う気持ちもありながら、自分が大切にしたいと思っている”ゆたかさ”とは一体何なんだろうということを探しに出かける旅だったなあと今改めて思います。オーストラリア、シンガポール、ラオス、台湾、アメリカ、メキシコ。。転々としながら、そこでの人との出会いの中で、勿論文化の違いや言葉の違いなどはあれど、目の前の人を大切に思い遣り、より良い明日を信じて進んでいこうとする姿に変わりはないことを再認識しました。また、現地で出会う子どもたちにおいても、生活の違いに寄らず、その目はとても輝いていて、好奇心に溢れていました。

しかしながら、まだこの世界はあらゆる人の希望を留めておくことはできておらず、その社会の在り方にしんどい思いをしている人も少なくはないことも同時に学びました。以下の写真はアメリカとの国境線沿いに位置するメキシコの小さな町にある小高い丘からの風景です。私はこの丘に登り、この国境線を境に起きている分断にいたたまれない気持ちになったのを覚えています。このような国境線が引かれていることで可能になったこともあれば、国境線があるからこそ苦しい思いをしている人も少なからずいます。この社会はこの時代に生きる人々の集合体であるからこそ、この時代に生きる人々の力でもっと良いものに作り変えていける可能性も秘めているし、もっと良いものを目指していきたい。私はそう思いました。

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海外に出ていろんな世界に触れてきて、そこで改めて自分の足元を見直したいという気持ちも強くなりました。やはりまず私にできることは、私の身の周りの関係性から捉え直していくことだと思ったのです。そうした思いの中でPIECESに出会ったのが、2年前。私はPIECESを通して、もっと身近な関係性の中から社会に安心感を感じて、”生まれた環境によらず、あらゆる人が自分の手で自分の望む未来を描ける社会”を目指して模索していくことにしました。

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PIECESに出会って、育成のプログラムを受けてきた中で、私が最も強く惹かれていることがあります。それはみんなが圧倒的に”人の可能性を信じていること”。確かに私たちは1人でずっと強く生きていけないかもしれない。でもどれだけ落ち込んでも、立ち止まっても、思い悩んでも、いつか自然と自分の力で歩んでいくことができる。そのために必要なものは、私は私であっていいんだという安心感と、どんな私でもこの社会は私を受け入れてくれるんだという安心感なのではないかと今私は思っています。子どもたちとの様々な関わりの中で、どうせ私なんか、、と自らに希望を持てずになかなか新しい一歩を踏み出せずにいたり、逆に自分の存在を認めてもらえず乱暴なコミュニケーションに頼ることを選んでしまったりすることも見てきました。だからこそ、私はみんなに言いたい。

”あなたはあなたのままで大丈夫。だから、もしそれを望んでくれるなら本当のあなたの声を私は聞きたい。”

みんなそれぞれいろんな方法で感じていることを表現しているんだと思うんです。それが声になっているものもあれば、声にならないものもあるでしょうし、目に見えるものもあれば、目に見えないものもあるかもしれない。その小さなサインにはいろんな可能性があることを想像力を働かせて考えた上で、その気づきを勇気を持って次の行動に繋げて、あなたの存在を肯定するということに向かっていければと思っています。あなたの目の前にいる誰かは、ひょっとしたらあなたの大切な人の大切な人かもしれない。そうした思い遣りと呼べるかも分からないような小さな気づきが循環していくことで、少しでも多くの人が生きやすい社会になっていったらいいなと心から思います。そしてそれが、PIECESの話す”ひらかれたWe"のOSとなっていくのでは、と私は感じています。

だから、私は市民社会のひとつのpeaceを願うpieceとして、これからもこの社会に向き合い続けていきたいです。

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中原亮


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