見出し画像

自分を抱きしめ、未来へ語る声を共にする|寄付キャンペーン応援メッセージvol10 山口有紗さん

今回の応援メッセージは、小児科専門医であり、子どもと関わる人たちのプラットフォーム「こども専門家アカデミー」を主宰する山口有紗さんからいただきました!

COVID-19の影響を受け、PIECES代表 小澤いぶきが共同で立ち上げた「とどけるプロジェクト」の監修にも携わってくださっている山口さん。普段から子どもたちと医療の現場で関わる山口さんが綴る優しく、未来へ願いを込めた応援メッセージを、ぜひ読んでいただきたいです。

寄付キャンペーンに向けてくださった応援メッセージも山口さんで10人目。たくさんの方からいただく温かな応援メッセージ、本当に心強いです。


====

つらい過去は消えないかもしれない。

でも、その過去を見るまなざしや、いまの自分を抱きしめる手や、未来へ語る声は、少し、変えられるかもしれない、と信じています。


虐待やネグレクト、家族の心身の病気や暴力など、子ども時代のつらい体験は、そのときのみならず、その後何十年も、その子どもの心身の健康に影響を与え続けるとされています。でも、たとえそうした体験があったとしても、「その子のことを親身に考え、あたたかく支えてくれる大人の存在」によって、その体験の負の影響を減らすことができることがわかっています。

さらに、自分とつながり自分を守ってくれる場所、地域活動への参加、自分に純粋な関心を持ってくれる人、といった子ども時代のポジティブな体験が、大人になったときの心の健康や社会とつながって生きていることに関係していることがわかってきました。


PIECESの活動は、まさに、こうしたポジティブな体験の泉となるものです。心から応援しています!

◆山口有紗氏

小児科専門医、小児精神神経学会認定医。
高校を中退後、海外でのボランティア、中卒での夜の街での就労などをしながら大学入学資格を取得。立命館大学国際関係学部で開発協力などを学び、約30の国や地域を歴訪。卒後山口大学医学部に編入。現在は国立成育医療研究センターこころの診療部や児童相談所などに勤務。ジョンズホプキンス大学公衆衛生大学院在学中。こども専門家アカデミー主宰。一児の母。

こども専門家アカデミー


山口さんが主宰を務める、こどもにかかわる多様な職種が、互いのことをよりよく知り、協働するためのプラットフォーム「こども専門家アカデミー」。
小児科医、児童精神科医、学校の先生、保育士、心理士、療育、弁護士などの専門家が参加しており、ワークショップや対話のイベントをしています。

=====

寄付キャンペーン終了まで後1週間。

来年以降も子どもたちの周りに信頼できる他者を増やす取り組みを継続・発展させていくために、ぜひPIECESメイトになって共に歩みを進めてくださいませんか?あなたの住むその地域にもこのプログラムを広げていけるよう、共に歩んでいけたら嬉しいです。

目標:100名
現在:19名(単発でのご寄付17名)
残り:7日

まだまだ達成には遠い挑戦ですが、最後まで絶対に諦めず、今までいただいているたくさんの応援を糧に頑張ります!SNSでのシェアなどだけでもとても力になります。ぜひこの機会に仲間になってくださったら嬉しいです。

https://www.pieces.tokyo/campaign-stopchildabuse2020

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?