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戦士達の冒険と記録 ~大型リージョンは良いぞ編~ 椎×temm対談!

 「ポーンさんがやった果てのヘレン」(以下ポレン)はリージョン制が導入されてからは5回目の開催となるのは以前もお話したが、リージョン制が導入されてから「どういった形のリージョンを作るか」というのは試行錯誤が続いていた。

 リージョン制と同時に導入されたもう一つのシステムに「リージョンレベル」というものがある。当時はリージョンレベル分が最大HP・HPとして戦闘開始時に加算されるというシステムだったが、そこに着目しそのシステムを最大化しようとして生まれたリージョンがある。それがいわゆる大型リージョンであり、大型の元祖の一つである「灼熱舞踏領域」である。
 その目論見はあたり、灼熱舞踏領域が熱い戦いを繰り広げていたのは多くの人が記憶にあるだろう。その熱に魅せられたのかどうなのか定かではないが、その後多くの「大型リージョン」が現れてきたのも確かである。


 今回お話を伺ったのは椎さんとtemmさん。今年のAM大型リージョン「魔輝共鳴閃花」の立役者である椎さんと、ポレン8において「逢魔刻ノ灯」を主催したtemmさんである。

引用:ポレン11 魔星会「魔法少女マユ」の持ち物より
なお、本記事はバザーにてインタビュー権をご購入頂いた椎さんの協賛でお送り致します。(PR)

■自己紹介をお願いいたします。

 

 C(シー)椎です。普段は創作人間だったり、オンラインのPCゲーをやってたりします。最近は定期ゲームにも顔を出しています。
 ポレンは7から参加していて、ここ数年は毎年魔法少女マユと魔法少女ヒイナで参加しています。今年は魔法少女オンリーリージョン【魔輝共鳴閃花】の主催もさせていただいています。みやさんからインタビューの話を聞いた際にルネちゃんのインタビューリクエスト権を買って逢魔リーダーのtemmさんを巻き込ませていただきました。 大型の話がしたい!
 また、「まきらじお!」のMCも務めさせていただいています。魔法少女はいいぞ。是非みなさん魔法少女になりましょう。

引用:魔星会 ポレン11より
椎さんの代表キャラクターの一人、ヒイナ。
ポレン9から参加してくれている。本体と分体がいるため、今回の立ち絵は2人なのだとか。

 temmです。ポレンの時期に地面から生えてくる謎の生き物って認識で問題ありません。普段は身内でわいわいゲームしています。
 ポレンは6からの参加で、本格的に取り組むようになったのは7からです。8では大型リージョン【逢魔刻ノ灯】(以外逢魔)のリーダーをやらせていただきました。キャラクターは真っ黒の魔女「カボナ」シリーズを毎年出しています。
 今年は【ディスタンス】【ラストダンス】で参加させていただきました。異色肌はいいぞ。

引用:魔星会 ポレン11より
temmさんの代表キャラクターであるカボナ。ちなみに、紙切れによるとこのカボナは「マネキン」のようなもので、目はシールを貼り付けている状態なのだとか。

■大型リージョンと領域型、どう異なりますか?

 ーそもそもの定義の話からになりますが、大型リージョンには「領域型」と呼ばれるものがありますよね。これって通常の大型リージョンと、どう違うんでしょうか?

 強いてあげるなら、リージョンの目的の違いだと思っています。
 具体的には大型は6人以上の人間が集まったリージョン全般の名称で、領域型はその中でも特に各個人が勝利のために強いと思うビルドを持ち寄ったもの、というイメージですね。
 【魔輝共鳴閃花】(以下魔輝)はもともと大型というくくりで募集をしていましたが、コンセプトの中に強さを掲げていたので、そういう意味では領域型の一種といえるかもしれまん。

 無所属や5人以下のリージョンとの違いは、やっぱり同じ志を共にする仲間が横に何人もいるという点だと思います。魔輝はわかりやすくキャラクターを魔法少女にしたい! という人が21人も集まっているので、連帯感は人一倍あると思っています。
 また戦略的な面を話すなら、横に既に信頼のおけるメンバーが並ぶ保証がありつつ、選出によって幅広い戦術をとる可能性が出てくることでしょうか。ポレンにおいてランダム選出の妙は華ですからね!

 最近は「メンバー間でJOBや技構成を調整して全体の完成度(強さ)を高めていく大型リージョン」あたりが「領域型」と認識されていますね。
 ただ実際は、初代領域は相談ナシの飛び込みも許可していましたし、逢魔と【黎明結節点】(以外黎明)も同様の要項で募集をかけていました。
 大型リージョンで全くビルド相談をしない所も今では少ないでしょうし、大きな相違点は意外とないんじゃないかなーとは私は思っています。

 逢魔黎明の場合は「領域をもう一度やりたい」という意志を前面に出したのでおそらく「領域型」です。椎さんとほぼ同じですが、無所属や固定リージョンと違う部分は同じテーマを大人数で共有しやすいという点があります。
 あとは、「知り合いからポレンに誘われたけど何したらいいか分からない!」そういう方の為の駆け込み寺としての機能を持たせられるのは大型リージョンの特徴ですね。
 逆に主催側の立場だと、「知り合いを新しくポレンに誘いやすい」という点もあります。実際にお初さんを引き込んで一緒にポレンを楽しんでもらうって事例は私も観測しましたし、これは大型リージョンの利点なのではないかと思います。(勿論リージョンの創り方、選び方は人それぞれですが)私が大型リージョンを主催した時に特に意識した部分は以上の通りでした。

引用:椎さんのXより
今年のリージョンの応募要項が記載されているが、基本はどんな人でも歓迎。ということが読み取れる。(魔法少女の定義は自由で、実際にリージョンメンバーの半分程はなぜか男性キャラクターだった。なんで)

 初参加で右も左もわからない人の駆け込み寺になりやすいは大きいと思います。実際今年の魔輝の中にもそこそこな人数の初参加の方がいらっしゃって、そういう方たちが大型で一緒に遊ぶ人がいて楽しかったと言ってくれているので、横のつながりが作りやすい大型ならではの強みかなと思います。

 最近だと新規参入の方も増えた影響もあって、大型と領域型と明確に分けることが少なくなっていると私も感じています。
 領域型という呼び方もポレン7の領域シリーズ(【灼熱舞踏領域】、【氷雪流転領域】、【最終幻影領域】の3つ)がベースですからね。 何年か前に領域型ってなに? って言葉を見たのは少し覚えています

 そうなんです。ポレン終了後にメンバーから楽しかったよって言ってもらえると「ああ、立ち上げて良かったあああ」と心から思えるんですよね。

 「領域型」の定義なんですが、実は私もよく分かっていません。ただST側で領域の後継リージョンの系譜が続いてるあたり、それだけ初代領域が当時の大規模リージョンとして印象として残っているのかもしれません。
 今年は霊体の冒険における、「お出かけ」での星屑の消費量が増えてしまいましたし、大勢で相互訪問すれば経験値も星屑もとにかく稼げるんですよね。私は今年大型リージョンに参加していないので羨ましい限り!

 大型の一つ大事なポイントを忘れていました!!相互訪問で霊体の冒険の初動が楽になります! 最高!

■大型リージョンを作成、リーダーをされた経緯は?

 明確に「魔輝をやろう!」となったのは実はポレン10の本当に直後ですね。
 いろいろな理由があるのですが、まず【光の魔法少女】さんを見てやられた! と思ったのがきっかけですね。こんなに(自キャラクターとして)魔法少女を出しておいて、私が魔法少女のリージョンをやらずにどうする! と思ったのを覚えています。(もちろん【光の魔法少女】さんは大好きなリージョンです。)

 そこから大型をやろうという経緯になったのは、一番は去年(ポレン10)で私のキャラが2キャラともリージョンのメンバーとはぐれてしまったのが大きいです。
 幸いどちらのキャラクターも1人でも最低限の機能をするビルドではありましたが最大出力とは言えなかったので、次参加ではある程度どこに1人でいっても問題ないビルドを組みやすい大型をやりたいと思ったのが始まりです。 そこに丁度昨年の【果テ見連合】の主催から、やるなら後継いでいいよの言葉をもらったので、じゃあリーダーやってみよう! となりました。 それはそうと魔法少女はたくさんいたほうが華やかでいいですね!

引用:魔星会 ポレン11より
こちらが華やかな魔法少女の皆さん。ちなみに、今年のポレンの魔法少女率は全体でいうとなんと4%(=36人程度)もいたのだとか。
どの試合を見ても「なんか魔法少女いるな…」と思った人は多いハズ。

 今期は本当に魔法少女いっぱい来ましたね、椎さんの呼びかけの甲斐あってのことだと思います。

 私ですが、逢魔はポレン8開催の告知が流れたときに、「領域をもう一度やりたい!」と【灼熱舞踏領域】のラストスタンド5名を集めたのが始まりでした。
 きっかけは極めて単純で、ポレン7での領域の快進撃に心焦がれてしまった訳です。本当に単純ですね。リーダーになった経緯についてはちょっと理由が思い出せないんです。
 リージョン運営となると当時の私にはいろいろと難しく、他の皆さんが渉外を助けてくださったりしたことはよく覚えてます。失踪していたノノネヌさんが急に帰ってきてフライヤーを描き上げてくれたり…とにかく周りで支えてくださった当時のメンバー方には頭が上がりません。

引用:ポレン7 第201試合より
当時のルールでは「リージョンLv分をHPに加算」だった。見ていただくとおわかりの通り、ST側にはHP+34されている。つまり、このST側のチームである灼熱舞踏領域のメンバーは合計34回も戦線に立ったのだ。temmさんのキャラクターは、この最終メンバーの一人でもある。

 今年は本当にたくさんの方に集まっていただけて、こちらも楽しませてもらった面が多かったと思います。人が集まるかどうか、登録ができるかどうか、みんなに楽しんでもらえるかどうか……。始まってみるまでわからないことの多いゲームなので、立ち上げてから最後までそんなことはずっと考えてました。 でも、参加者の皆さんが積極的に声をかけてくれたり、ビルドの相談や確定の見守りを一緒にやってくれたりと、周りの人に助けてもらったお陰で最後までやりきることができたと思います!
 リーダーといっても1人の力ではできることは限られますからね! メンバーの方々には人集めやビルド、リージョン内のムードメーカーなどさまざまな面で助けられたおかげもあっての大型運営だったと思います。 この場をかりて感謝の気持ちを伝えさせてください!本当にありがとうございました!!

■ここがいいよ!大型リージョン!

 そうですね。システム面の話をすると、リージョンレベルやDestiny Map(以下DM)との相性がいいですね。
 無所属も同じですが大勢で参加することの利点として、リージョンレベルを本当に貯めやすいんです。HPというステータスは腐ることがほとんどないですし、狙って獲得できるなら是非狙っていきたいですね。
 特にDMは勝利すればHP以外のステータスも上げられますし、後続のキャラ達の強さの底上げも大きく期待できますね。

 他には選出を固定させられるので、「この5人で選出されるとちょっと厳しい」みたいな戦力の偏りを回避できることも魅力的な部分です。
 もし次回もシステムが存在するなら【魔輝共鳴閃花】や【オール怠惰】のようにDMを活用するリージョンが増えるかと思います。

引用:魔星会 ポレン11より
今年の新要素の一つ、DestinyMap。
自ら「どの試合にでるか」を選択できるという画期的なシステムで、この戦闘は5人以下でも行われることが特徴。
また、試合に勝利するとリージョンレベルボーナスが+2上がり、6大ステータスも+1されるという豪華なおまけがついてくる。

 先ほども言った通り、大型では同じ志をもったメンバーが集まっているのが楽しい点ですね! 1人では自分のキャラが落ちてしまえばそれで終わりになってしまいますが、仲間が残っていれば引き続き応援する理由にもなりますし、想いを継いでくれる人がいるというのは心強いと思っています。  temmさんがおっしゃっている通り、リージョンレベルによるHPボーナスを少人数リージョンに比べて受けやすいのも大型の利点ですね。 今年からはDMが実装されたのもあって、大人数でレベルを稼いで大人数にそのレベルを反映させられるというのは今年その強さを実感しました。 HPは……あると強い!

 ー大型のリージョンは大抵独自でDiscordサーバーなんかを立てているイメージなんですが、雰囲気とかどうなんでしょう。

 私は他のリージョンのサーバーはあまり知らないのですが、魔輝のサーバーは賑やかですよ!
 見学だけでも歓迎を掲げていたので、サーバー内にメンバー外の人も合わせると40人くらいいるんですよね。
 ポレン本編の動画配信がある日は毎日通話に集まって観戦会をしていましたし、ワイコロが始まってからはぽれんが終わった後もワイコロをやる人達が通話に残って盛り上がっていたことが印象的です。ポレン外でも大勢の人が通話でゲームや雑談で集まっていましたね。
 チャットの方でも、試合の感想だったり、ビルドの話だったりでわいわいとしていました。あとは途中からはGGDプレイヤーが増えたので、そちらの話でも大盛り上がりです! GGDはいいぞ!

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しかしながら、高い戦略性をもって遊ぶことができ、マルチプレイをすること交流もできることから、今ひそかにブームとなっている。(弊社調べ)この機会にぜひ貴方もレッツプレイ。

 私のサーバーも、(ポレン8)当時はやっぱり盛り上がっていましたね!
 逢魔黎明サーバーも最初は作戦会議をする部屋があるだけだったんですが、人数が増えてきてキャラの設定を話す部屋や、ポレン以外の雑談部屋、イラストを載せる部屋などが次々立てられていつの間にか豪華な装いとなっていました。
 もちろん試合の感想も連日飛び交っていましたし、試合以外でもメンバー同士の交流でぽれんというコンテンツを盛り上げてくださって、そういう意味でもサーバー立てて良かったなぁ~、と感じました!来てくださって本当に感謝の心でいっぱいです。

 ちなみにポレン9の【終求旅団】系列と【白夜凛界龍域】も同じサーバーで作戦会議をしていました。おかげさまで今でも60以上のチャンネルが立ち並んでいます!

■ここが大変だよ…大型リージョン!

 そうですねぇ…。大変なところと言われてやっぱりまず思いつくのはメンバー集めでしょうか。ここ数年はPhase制と人数制限の影響もあり、なかなかリージョンメンバーを集めるのに苦労する人が多いように感じています。その中で大型を組みたい!となると、単純計算で5人リージョンの4倍動かないといけないといけないのですよね。
 特に魔輝の場合は、参加キャラクターにドレスコードがあったのもあり、絵の準備なども考えると早めに人を集める必要があったのが大変でした。
そのために、Twitter(現X)やDiscordの鯖内でリージョンを探している人に声をかけて回ったり、すでに参加を決めてくださった方たちにも協力してもらって、Phase開始前から広く参加希望者を集めたりしていましたね。

 他にもやはり初参加の方や、ビルドに自信のないという方もいらっしゃったので、ポレンのルールや技の仕様の説明をしつつ、短い登録期間の中で一番やってみたい! と思えるビルドを考え、確定までを見守るのも忙しかったですね! ですがこちらに関してはやはりポレンの華でもある部分なので、大変以上に楽しい要素でもありましたね!

引用:ポレン専用Discordサーバー「リージョン募集のお部屋」より
ポレン専用Discordサーバーには約560名のユーザーが登録しているため、最近ではDiscord内での勧誘も積極的に行われている。
リージョン参加者募集専用のチャンネルも立てられており、早い人では7月ごろから募集を開始していた。

 メンバー集めは本当に大変ですね... 。
 逢魔黎明の時はメンバー総出でTwitterやDiscordでフライヤーに言及した方に突撃する、なんてダイレクトな勧誘もやっていました。 その上でメンバー間の構成相談、ロゴ作成、自身の立ち絵、そして登録戦争と、とにかく事前に用意するものと即時対応を要するものが多く……とにかく大変でした。

 実際はリーダーがすべて担うわけではなくメンバーの援助を受けながらの作業になるかと思いますが、それでも時間が足りません。当然リアルの事情などもありますし... ポレン、考えることが多すぎる...! (椎さんの言う通り、それが楽しいんですけどね)

 今年だけの要素で言うと魔輝では誰がどこのDMに入るかの作戦会議も活発で、そちらも登録期間内で考えないといけなかったので、本格活用しようとなるとさらに忙しくなった点ですね!
 結果的に作戦が上手くハマったり、DMのリージョンレベルで勝ちを拾わせていただけた試合があったり、やってよかったなと思っていますが、来年ももし活用することがあるならば確定含めて早めに動いていきたいですね…!
 本当に期間中はてんてこ舞いですよねぇ。 ポレンというゲーム、やろうと思えばやることしかないです!

引用:ヤマネさんのXより
こちらは椎さんが有志で企画したラジオ企画、「まきらじお」の告知画像。
全5回開催。このインタビュー企画もそうだが、あまりにもポレンが楽しいのでこういった有志の企画がいくつか立ち上がることがままある。
なお、犠牲になるのは睡眠時間とプライベート。

 ただ忙しいのは確かですが、その後の達成感を考えると苦痛でも何でもないんですよねー。
 ポレン期間中は何でもできちゃう。

■新人はどうすれば大型リージョンに入れますか?

 これはめちゃくちゃ簡単です! 気になる大型リージョンの募集をかけているリーダーに「入りたいです!」と言うだけです!
 もしくは最近では専用のDiscordサーバーを作っている方も多いので、そこへ参加していくのが一番近道だと思います!

 ただし、リーダーの打ち出す方針と自分のやりたいことが合っているかという点だけは考えてもいいかもしれません。
 大型リージョンでは大勢の参加者の方が同じ目的で集まっています。その中で自分だけやりたいことが違う! となってしまうとポレンの楽しみが減ってしまうなんてことに繋がるかもしれません。
 とはいっても、多くの大型リージョン運営の方はいつでも新メンバーは大大大歓迎していると思いますので、あまり難しく考えずに「面白そうだな!」と思ったら是非気軽に飛び込んでみてほしいですね!

引用:ポレン専用Discordサーバー「!★💚魔法少女の放送室」より
リージョンを主催されている方は多くの人がメンバーを公募しているため、いつでも参加大歓迎の方が殆である。

 最近はDiscordのぽれん鯖やTwitterでのリージョン募集が主流ですね。そこで声をかけてくだされば誰でも引き込みます!
 リージョンのコンセプト、これだけ把握していただければ何でもウェルカムです!

 参加後の話ですが、JOBやスキル等、ある程度やりたいことが固まっていると構成相談の際にかなりスムーズに話が進むかと思います。なので最初に「これやりたい!」って言ってくださると助かります! もちろん何も決まっていなくても大丈夫です!


■今後大型リージョンを作りたい方に向けたアドバイスがあればどうぞ

 とにかく初動です。具体的には募集をかけるタイミングの早さと前準備、です。

 募集をかけるのは開催発表後で構わないですが、それまでに陣営とテーマは確立させ、フライヤー等の分かりやすい募集要項を用意するとメンバー集めがしやすくなると思います。
 逢魔の場合は募集のタイミングがphase2時点とかなり遅かったんですよね。ポレン8はphase制初導入の年だったため参加くださる方が多くいましたが、現在ではかなり厳しい結果になるかと思います。
 それからリーダーはリージョンの試合結果を見てあまり悲観的、感傷的にならないメンタルの強さもある程度求められてしまいます。ですが全てが終わった後、胸を張って「楽しかった」と最初に言える/言ってもらうためには一番大事なことかと思います。

 大型の中でも強さを求めたり、コンセプトをつめたり、いろいろあると思いますが、一貫して言えることはリーダーは自分のコンセプトを明確にすることだと思います。
 大型になると多いときは20人を越える参加者の方のキャラクターを背負うことになるので、リーダーとして立つ人の目指すものがはっきりしている方が後々双方の楽しみにつながってくると思います。あと初動は絶対早い方がいいです。

画像提供:ノノネヌさん
元祖の大型リージョンの一つ、「灼熱舞踏領域」のフライヤー。リージョンのコンセプトや企画概要、ルールをひと目で分からせてくれるこのフライヤー文化は、灼熱舞踏領域が恐らく最初。
ちなみに、灼熱舞踏領域はmayoさんが立ち上げた企画である。

 そうなんですよね、リーダーはとにかく「ブレない芯」が必要です。
 あとは「声の大きさ」ですね。定期的な告知と勧誘は重要です。そして必要なわけではないですが、目を惹くフライヤーやロゴがあると世界観が一気に深まるかもしれません。

 私はポレン7で【灼熱舞踏領域】に参加していましたが、きっかけはTwitterで見かけたフライヤーでした。リージョン制初導入の年でよくここまで練ってきたな、と感激しましたし、なによりそのイラストと説明文がとにかくカッコよかったんですよね。
 その影響もあって逢魔もフライヤーは絶対用意しようと思い、実際にフライヤーの説明文とロゴを担当いたしました。

画像提供:椎さん、temmさん
左が今期椎さんが主催した「魔輝共鳴閃花」、右がtemmさんがポレン8時に主催した「逢魔刻ノ灯」のフライヤー。
余談だが、何故か「領域型」と呼ばれる系統の大型は、難読なリージョン名を付ける傾向がある。

 声の大きさ、確かに大事です。
 大勢を集めるのに必要なのはプレゼン能力だったり広告力だったり。ひっくるめて「声の大きさ」があると人も集めやすいのかなと思いました。 フライヤーやロゴなどもその点では重要ですよね。リージョンのイメージが一目でわかるキャッチーな絵があると単純に目を惹きますので。
 逢魔や黎明のフライヤーは今でも思い出せるくらい素敵なデザインですし、まさにリージョンの顔といえますよね!  魔輝のフライヤーもかなり力をいれたので、改めて注目していただけたら嬉しいですね。

 もちろんこれらは必須ではないですし、フライヤーを作っていないリージョンでも素敵なところはたくさんあります。
 でも見てる側としても手の込んだフライヤーがあると気合が入りますし、なにより楽しいですので、オススメです。

 ーリーダーには「ブレない芯が大切」ということですが、大型を率いる上でリーダーがすべきこと、心得たほうがいいこと。精神的な部分や立ち居振る舞いでのアドバイスがあればぜひお願いします。

 立ち位置の話をすると、リーダーが特別視される必要はありません!
 ポレンにおいてリーダーは常にメンバーの横に立ち並び、共に前進することが求められます。
一歩下がった場所から声援を贈るのではなく、開催中はリージョンの参加者として一緒に試合を楽しめばOKです。

 その上で、誰かが勝てば真っ先にメンバーに報告して喜ぶ。誰かが負けても深く落ち込まずにメンバーを激励する。これが真に必要なことだと思います。特に【裏動物園】リーダーの豚肉さんの立振る舞いは本当に素晴らしく、参考にさせていただいております。

画像引用:豚肉さんのXより
リージョン「裏動物園」を主催される豚肉さん。裏動物園は昨年に引き続き、人数MAXの20名を有する人気リージョンの一つ。
技構成の話し合いなし、専用Discordサーバーなし、というシンプルなリージョンながらも、主催される豚肉さんは常に前向きなメッセージをぽれん鯖で発信し、皆を勇気づけている。

 真っ先に楽しむことは心がけていましたね。

 誰かが笑って「楽しい!」と言っている状況を作り続けていくことで、チーム全体の雰囲気も柔らかくなりますから。
 大型の強みでもある同じ志を持つ仲間がいることで、嬉しいことも悲しいことも一緒に共有できるような空気づくりをすることは大事だと思います。

 折角の一年に一度のお祭りですからね、自分のチームに来てくれた人には楽しんでもらえるようにすることが、リーダーの「楽しい」にもつながるのではないでしょうか。

■最後に、「ポレン11」のご感想、ジスさんへのメッセージをお教え下さい。

 慣れないことだらけでわからなかったり、大変だったりしたことはありましたが、周りの方の縁にも恵まれたおかげで今年も楽しい!!と言いながら終えることができたと思います。
 関わってくれた全ての方々、そしてなにより運営のじすさん、今年もありがとうございました!!また見てぽれん!

 PS.
 GGDとても楽しく遊ばせてもらってます。つきましては何卒GGD更新お待ちしております。

 私自身、毎年新しい試みをしていますが本当に楽しみが尽きません。
 ポレン最高! そしてリージョンのメンバー方、対戦してくださった皆様、関わってくれた皆様、本当にありがとうございました!
 最後にジスカルドさんへ、今年もポレン開催ありがとうございました! お体を大切に、ほどほどに無茶をなさってください!  あとディスタンスDMに突っ込んでごめんなさい!
 また見てぽれん!


 ポレンの楽しみ方は様々ではありますが、人との交流が大きな魅力になっているのもまた事実。多くの人と一気に繋がりが持てる「大型リージョン」は、交流を求める方にはまさにうってつけのリージョンの形の一つかもしれません。
 初めての方も、お久しぶりの方も多く、また活発に試合の感想やFAの交流が行われる大型リージョン。初めましての貴方であっても、楽しくなれることうけあいです。

 こういったリージョンの募集は「ポレン専用Discordサーバー」にある「リージョン募集部屋」にて募集案内が貼られています。
 一度見てみると、貴方にとってぴったりなリージョンとの出会いがあるかもしれません。

 それでは今日はこの辺で。
 次回もまたみてポレン!

■ご協力一覧
椎さん
椎さんのポレン11参加キャラクター
魔法少女ヒイナ
魔法少女マユ
temmさん
temmさんのポレン11参加キャラクター
魔法少女アンリエッタ
カボナ

■SpecialThanks
アンディー・メンテ(ジスカルド氏)


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