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戦士達の冒険と記録 Vol.14 疾風迅雷ノ響(日野ソウヤ)

「ポーンさんがやった果てのヘレン」(以下ぽれん)では、固有名のリージョンは最大で20名まで仲間を募ることができる。さらに、リージョンに所属するものは、例え自分が選出されなかった試合であっても仲間が勝利した場合、次戦から最大HP・HP+リージョンレベル分、という恩恵を受けることができる。

このシステムを使うと、例えばHPにBPを振らずともHPを確保できることになり、その分火力や素早さといった他のステータスにBPを割り振ることができる。つまり、より強力なキャラクターを作ることもできるわけである。
実際、このシステムをうまく活用したリージョン「灼熱舞踏領域」がぽれん7において最後まで大暴れしたのは記憶に新しい。

そういった強さとタフさ、が確保されるリージョンとリージョンレベル制度がある中、今回それとは別のアプローチでチームを作り、戦いに挑んだ人物が入る。
今回はそこに着目してみたい。

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今回お話を伺ったのはリージョン「疾風迅雷ノ響」のリーダー、日野ソウヤさん。彼はぽれん9における「光芒戦線」シリーズチームの発起人でもある。

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引用:魔星会ぽれん9より
光芒戦線メンバーだけでなんと26キャラクター。疾風迅雷ノ響と合わせると、なんと31キャラクターが総勢で参加している。

■自己紹介をお願いします。

日野ソウヤと申します。ポレン6からの参戦ですが、本格的に参加したのは7からです。今年は『ショウ』と『ミモリの少女』のオーナーをやらせて頂きました。

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引用:魔星会ぽれん7より
日野さんの代表キャラクターの一人、ショウ君。初登場時は爽やかな青年の横顔がよく見える姿だった。

■所謂「領域型」とは異なる独立したリージョンでの「同盟」という形になった疾風迅雷ですが、どのような理由や戦略があるのでしょうか。

昨今、コンボ構築環境が跋扈(※読み:ばっこ。思うままにのさばること)することが予測できていて、コンボ構築に対抗するためには従来のグッドスタッフ構築だとパワーが足りないと認識していたこと......は表向きの話です。

実際のところは同盟参加者の皆さんのやりたいことをヒアリングしていると、どうしてもグッドスタッフ構築よりもコンボ構築の方が結果的にやりたいことを叶えられることに気付きました。
よって、参加者の皆さんの幸福度を考えた結果、当初の大規模リージョンという方針を翻してリージョン同盟という形を取らせて頂いた形になります。

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画像提供:日野ソウヤさん
同盟として疾風迅雷に参加していたリージョンロゴ一覧。まさしく壮観。

■同盟型として運営していく部分で困難な点や苦労する点、逆に良いと感じる点があればお教え下さい。

まず困難だと感じたことは各Phaseにおける人員の確保と整理でした。
というのも、最初の方はPhaseごとの参加表明の施行が不十分であったため、参加者の皆さんの参加状況が不透明になる事件が発生していました。
コミュニティの運営としては前年の疾風迅雷ノ奏に引き続き2回目ですが、やはり多数のリージョンを指揮する都合上、人員の問題は常に付きまとうものです。
ですが、そこを助けてくれたのが、つくもしきさんとC(シー)椎さんで、つくもさんにはビルドと併せた人員整理を、C(シー)椎さんには参加表明のスプレッドシートの作成を手伝って頂きました。
リーダーとしては不出来な僕でしたが、皆さんの協力のおかげで疾風迅雷同盟を成功へと漕ぎ着けることができたのではないかと思う所存です。

引用:つくもしきさんのインタビュー記事
またしても話題に上がるつくもしきさん。つくもしきさんについては、上記の記事にて詳細なインタビュー記事掲載中。

とはいえ、人の多さというのは逆にそのまま利点にもなります。事実として、光芒戦線γ~ψまでの構築はつくもしきさんには勿論、他の同盟参加者にも組んで頂いてました。
三人寄れば文殊の知恵ということわざもある通り、意見交換やそれに基づく集合知を得られるのは他ではないコミュニティならではの強みでしょう。また、自分のリージョンが敗退した後にぽれんを観なくなる方って一定数いると思うのですが、「同盟内の他リージョン」という明確な応援先を持つことができ、ぽれんを楽しみ続けるためのフックとしての役割を持つことも認識しています。

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引用:ぽれん9 第68試合より
もちろん自陣営やお気に入りのキャラクター、リージョンを応援する心も持ち合わせているが、自分と関わりがあるところにはより一層熱がこもる。
画像は、激戦が多かった同盟の一つ、光芒戦線ψの戦いのワンシーン。疾風迅雷サーバーでは応援の声が飛び交っていた。

■ご自身も参加されている「疾風迅雷ノ響」ですが、コンセプトがあればお教え下さい

疾風迅雷ノ響のコンセプトは名が体を表すように疾風迅雷の如く高速で敵を殲滅するというものです。
ユグドラシル意識としてHPを削ってでもポイズンバタフライを撒いたり、チェンジング猫の速度が低いので防御振りで保険としての生存性を担保したりなどもしていました。

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引用:魔星会ぽれん9 より
疾風迅雷ノ響に所属する、job猫のキャラクタービルド。
初手チェンジングを使う猫は速度30前後が多く、速さ19のチェンジングは実はあまりお目にかからない。

■ビルドでの拘りや苦労した点、本編での活躍など、ご自身ではどう捉えられているかお教え下さい!

さて、そんな疾風迅雷ノ響ですが、リージョンメンバーと相談した結果、当初は遅延弓に魔法剣+アスクレピオスの組み合わせを乗せるという構想でした。
ですが、「本当にそれは強いのか?」「本当にそれは疾風迅雷らしいのか」という疑念が浮かび、なかなかビルドの精査が進まなかったのが実情です。しかし、そこでもつくもしきさんにビルドを精査して頂いた結果、「疾風迅雷」らしいアグロ志向のアスクレピオス+魔法剣のビルドが完成。
チェンジング猫をまねっこアスクレピオスとしてリユースする発想は僕では想定できなかったので大変参考になったポイントでした。

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引用:ぽれん9 第162試合
本来であれば「アスクレピオス」をまねっこする予定の猫だが、間に挟まった忍者の「手裏剣」を真似している。
実はコレ、「JOB特性で素早さが+1される」という忍者特性を忘れていたゆえの、うっかりミスなんだとか。

■次にやってみたい構成や技、ネタなどがあれば差し支えのない範囲で教えて下さい。

来年は【果テ見連合】という【疾風迅雷同盟】の後継コミュニティを設立予定です。
「AMだって戦いの果てを見てもいい。ポレン7の頃に見た、戦いの果てをもう一度見にいこう」というのがコンセプトです。
アカニナレは惜しくも最終試合で敗退しましたが、彼らや光芒戦線の意志を継いで「本気」で戦いの果てを目指します。そのリーダーとなるのはまたしてもショウ・タチバナ。カヴネル・レビンと、数多の仲間と共に、彼は戦いの果てを見ることが出来るのか。
実は三部構成であった疾風迅雷の最後の戦い(予定)......乞うご期待です。

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画像提供:日野ソウヤさん
総勢1,000キャラクター近くが参加したぽれん9においても、「果て」に到達出来たのはほんのごくわずか。日野さんの挑戦は来年も続く。

■最後に、「ぽれん9」に関する感想をお聞かせ下さい。

今年のポレンは悲しみの声が多いように思えますが、僕としては同盟の皆さんと共に歩むことができ、とても実りのあるポレンでした。
今年は予定していた企画を体調不良でオミットしてしまったので、そこは来年に繋いでいきたい所存です!

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画像提供:日野ソウヤさん
日野さんの代表キャラクター「ショウ」のぽれん9における姿。彼の物語はまだ終わらない。

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AM側の大型リージョン、その先駆けとなった疾風迅雷同盟さんにはこれからもますます期待が高まるばかり。年々輝きをますその光に誘われて門を叩く人も少なくないはず。
実は筆者も今年門を叩いた一人です。

既に考えられている来年の構想も、とてもにぎやかなものになりそうで今からとても楽しみです。
それでは今日はこの辺で。
次回もまた見てぽれん!

■ご協力一覧
日野ソウヤさん Twitter@hino1016melt
日野ソウヤさんのぽれん9参加キャラクター
・ショウ
・ミモリの少女

■SpecialThanks
アンディー・メンテ(ジスカルド氏)

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