戦士達の冒険と記録 Vol.9 歩練旅團/光芒戦線χ(temm)
「ポーンさんがやった果てのヘレン」(以下ぽれん)をきっかけに、何かを始めたり新たな取り組みにチャレンジする人がいる。
それは創作であったり、戦いの形の創造であったり、仲間づくりであったり。
ぽれん7でリージョン制が確立されてから「5人セット」で戦うことが一つの前提となっていたリージョン制に一石を投じたのが今年の「旅団」シリーズである。
あえて4人以下のリージョンを組み、ランダムに選ばれる人との一期一会の戦闘を楽しもうという取り組みは非常に面白い取り組みだったと言えるだろう。
今日はそんな「旅団」にも参加し、他方でAM強豪連合「光芒戦線」にも参加した方にお話を伺ってみたいと思う。
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今回お話を伺ったのは「街灯を持った魔女」のオーナーと言えばこの人。temmさんである。
引用:魔星会ぽれん8 より
temmさんの代表キャラクターの一人「カボナ」。街灯の形がとても素敵。
■簡単に自己紹介をお願いいたします。
temmです。ぽれんには6から参加しています。
(ぽれんに参加したのは)twitterのタイムラインに流れてきた情報を偶然見たことがきっかけでしたが、それまでは創作というものを一切したことがない人でした。そういう意味ではぽれんに生かされている人です。好きな色は黒です。
画像提供:temmさん
今まで創作はしたことがなかった、ということだが今ではBlender(3D作成ソフト)も使いこなすほどに。
ロゴもtemmさんお手製。とてもセンスが溢れる仕上がり。
■領域の顔の一人でもあるtemmさんですが、今年は少し領域陣営とは離れてのご参加となりました。どういった理由からでしょうか?
領域の顔なんですか私?
大型リージョンを率いてないのは単純に「もうやったから」です。なんだかんだ結構疲れます。今年は領域を引き継ぎたいという方が現れたので人事をちょっと補佐していました。
引用:魔星会ぽれん8 より
ぽれん8時にtemmさんがリーダーを務めたST側リージョン「逢魔刻ノ灯」。総勢20名となる強豪リージョン。20名を率いるのは並大抵の苦労ではない。
■歩練旅團、及び光芒戦線χ、それぞれのコンセプトやこだわり、ビルド作成時に苦労したことや思い入れがあれば教えて下さい。
歩練旅團は「大正合わせ」がコンセプトのリージョンでしたが、これは登録開始の少し前にノノネヌさんと「ぽれん8の寸劇要素を拾って大正時代に行こう」という話になり急遽決まったものでした。雰囲気を統一したリージョンは初めて組みましたが結構楽しかったです。私はロクに仕様を把握してなかったので魔法剣とアスクレピオスの組み合わせがここまで強いとは思っていませんでした。
引用:魔星会ぽれん9 より
リージョン「歩練旅團」のメンバー。全体的に和装だったりモノクロだったりと「大正」っぽい雰囲気で統一されている。
光芒戦線χは「魔法使いフルコースをブッ放そうぜ!」という考えから生まれました。固有技を全て積んだ高命中の魔法使いをみんなで保護する構成なのですがMP、火力、命中の確保にここまで難儀するとは思わず、結局ロマンの域を出ない構成になってしまったことが反省点です。
中途半端な耐久を捨てていっそのこと攻撃面に振り切るべきでした。それでも「ロマンいいじゃん!」と背中を押してくださったメンバーの方々には頭が上がりません。
引用:ぽれん9 第71試合より
魔法使いの固有技フルセットにチャレンジした光芒戦線χ。必要合計MP39(魔法使いjob特性なしとして換算)と火力をどう確保するかは非常に難問。
■「カボナシリーズ」は人気キャラクターですがご自身としてはどのように受け止めてらっしゃいますか。また、カボナについて教えて下さい。
(カボナが)そこまで人気があるとは思ってませんが、とにかく感慨無量です。この場を借りて感謝申し上げます。
当初は毎年「カボナ」という同名別人のキャラクターをぽれんに出す予定でした。しかしぽれん7で【灼熱舞踏領域】に送り出した「街灯」のカボナが私の予想を遥かに超える活躍をした結果愛着が湧き、ぽれん8、9と引き続き起用することにしました。ぽれん6のカボナだけ設定が違うのはそういった理由のためです。
今のカボナの設定を簡単に言うと「街灯に縛り付けられた魔女の魂が、魔法で作り出した仮の身体で本体(街灯)を持ち歩いている」という感じです。ちっとも簡単じゃないですね。ほぼ全裸ですが本当の身体じゃないのでセーフです。
ぽれんでの性能としては、毎年何かしらに特化した構成を組むようにしています。7はサンタクララ連打、8はヴァハ連打、9では鞭連打でした。耐久を投げ捨ててしまう場合が多く、3回の出場のうちHPの合計は2しかありません。
引用:魔星会ぽれん9 点消の魔女の紙切れより
「カボナ」には様々なの可能性があったことを思わせる一枚。外に向いている矢印は、次回以降の新たな「カボナ」を想像させる。
■次回も両陣営にご参加される予定でしょうか。
一つ考えていることがありまして、試合結果や紙切れの内容などで自分のキャラが進む方向を決めてしまうというものです。こういうのもぽれんの楽しみ方としてアリなんじゃないかなーって思ってます。
例えば、バザーで「裏パンダ調教師の入園チケット」を買ったのですが、せっかくなのでこのまま来年は(存在していたら)リージョン【裏動物園】にお邪魔してしまおうかと考えています。
もう一キャラは未定です。陣営もまだ決めかねますが、面白いことができそうな場所をまた探してみようかと思います。
引用:魔星会ぽれん9 点消の魔女の紙切れより
大正時代から現代へ、そしてAM陣営、ST陣営の両方も存在した「カボナ」。彼女の旅路はまだ続く。
■最後に、「ぽれん9」に関する感想をお聞かせ下さい。
今回は最終日まで生き延びることもなかったので、多少は楽な気分で最終試合を見ることができました。
私自身は、今年も楽しくさせていただいたので満足しています。まあいつもそうなんですが。
また来てぽれん!
引用:ぽれん9 第71試合より
魔星会の生立ちに「コピペした文章であれば文字数制限を突破して登録できる」というバグを利用した長文生立ち。
これも「キャラクター性」を表すための、temmさんの新たな試みの一つとも言える。
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自身としては初の試みとなる両陣営での参加となったtemmさん。
それを切っ掛けとするかは分かりませんが、「来年は自分もあっちがわの陣営にも行ってみようかな」というお声もちらほら見かけました。
ぽれんがキャラクターやプレイヤー同士の交流の場であって欲しい、と思う筆者はより多くの交流が生まれることを願うばかりです。
来年度も新たな試みをされるであろうtemmさん。その動きには目が離せませんね!
それでは今日はこの辺で。
次回もまたみてぽれん!
■ご協力一覧
temmさん Twitter@temmiris
temmさんのぽれん9参加キャラクター
・点消の魔女
・魔女の残滓
■SpecialThanks
アンディー・メンテ(ジスカルド氏)
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