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戦士達の冒険と記録 vol.6 アオヤギ(㈱ウロボロス/明けの明星)

 「ポーンさんがやった果てのヘレン」(以下ポレン)はターン制のゲームである。
 全部で合計6ターンある内、速度が早いものから順に行動を開始していく。地球の生物は皆同様に24時間単位で生活をしているように、ポレンというゲームも皆6ターンの行動権利を得ていることは変わらない。普遍的なルールである。

 ただし、これを捻じ曲げてしまう技が公式に存在している。
 それがスネイカーの技「ウロボロス」。神話で有名な象徴の名を模したこの技は、なんと3ターン分時間を巻き戻す、という盤上をひっくり返すにも近しい性能を持った技なのだ。
 そして、それを利用し永遠に終わらないゲームを体現しようとしていたのがポレン5の永遠教団である。
 これ以降「ウロボロス」という技は注目を集め、多くの人がこの技を使った「自身の世界の表現と再現」に挑んでいくのである。

 今年も、永遠教団の存在を知ってか知らずか、ウロボロスを使った表現に挑戦するもの達がいる。今日はその方々にお話を聞いてみたい。

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 今回お話を伺ったのはアオヤギさん。
 ポレン8からご参加されている方で「人事Aさんの人」といえば最近の方には馴染み深いだろうか。

引用:魔星会ポレン9 より
こちらが人事Aさん。イケメンでスタイルもいいのに目が死んでいる。
手元のボタンはなんですか?

■自己紹介をお願いいたします。

 アオヤギです。人事A、またウロボロスの戦術担当です。ぽれんは2年目ぐらいでしょうか?よろしくお願いしま~す!
 ポレンはTwitterで知りました!知り合いが参加していたので、面白そうだな、と思って参加したのが初でした。参加して見たら予想以上の盛り上がりで面白かったですね…!

引用:魔星界ポレン10 より
こちらはリージョン㈱ウロボロスのロゴ。
本当に会社のロゴとして存在していてもおかしくないな、と思うクオリティである。

■昨年に引き続き会社の皆様(?)でご参加頂いた㈱ウロボロスですが、コンセプトをお教え下さい。

 今のメンバー達とはもともと定期ゲームで知り合い、そこからお世話になってます。その他にも、人狼ゲーム、Amazonプライムビデオで映画を見たりと、沢山遊んでいるメンバーです。
 ポレンをみんなで遊ぼう!というときに「何か、せっかくだから5人集まってコンセプトをきちんと打ち出していきたいな」と思ったんです。
 それでなんとなく「ウロボロス撃つ社畜リージョンどう?」と言ったら皆に受け入れて貰えたのが始まりでした。そのため、去年じすさんに演出いただけたのはすごい嬉しかったです!!
 ウロボロスで時間を戻せば、前年度比888%も楽勝です。

引用:ポレン9 第27試合より
音声こそついていないものの、各キャラクターが毎ターンごとにセリフ付きで技を出したりキャラクター同士で掛け合いがあるなど、破格の演出をもらっていた㈱ウロボロス。
こちらは人事Aさんが強制残業をさせるウロボロスをするところ。

 今回の演出コンセプトは「忘年会」です。会社だし年末なので…これは割とすぐ決まりました。 戦術コンセプトは明快で、「ウロボロスを成功させる」、になります。
 株式会社ウロボロスは、ウロボロスを用いて何度も定時前合法残業を繰り替えし、 前年比888%等の高い業績を誇ってきた企業…というリージョン設定があります。そのため、ウロボロスを積極的に狙うというのが戦術としても自然に狙うところとなりました。 そのため、いわば「キルターン」は可能ならば7ターン目以降に迎えたいという目標もあります。

■去年は強固な守りの形、今年はライデンも加えて攻撃的な形になりましたが、なにかお考えあってのことでしょうか?

 こちらは簡単で、「打倒!労基」です。
 ウロボロスを狙う上での課題は下記の2点と考えています。
・アグロ戦略に対する防御力
・長期戦における継戦能力

 去年は私がまだぽれんの戦術を理解しきれておらず、アグロ戦略に対する備えのみをかなり重点を置いていました。
 そこで問題となったのが、
・長期戦を想定したリージョンを放置してしまう
 ということでした。
 精霊や遅延弓、分身といった様々な脅威をそのまま見守る形となってしまっていたんです。
 それが仇となり、去年は相手リージョンさんのドゥエルガルが育ち切って、労基パンチによりウロボロス社は敗退しました。

 よって今年は「ウロボロスによる長期戦」を狙える構築と、「精霊とスネイカーによる相手脅威の排除/妨害」を両立しました。
 破壊神kurosについては正直もう対応が仕切れないところもあり、ライデンに頼りきりです。

引用:ポレン非公式wikiより
上の画像がポレン9の㈱ウロボロス構成。下が本年のもの。
比較してみると、人事のAさんにはメドゥーサが入って妨害性能があがり、ウロボロス前提で5Tにアスクレピオスを仕込んでいる。
長期戦を見据えて3T以降にリカバリーできるようデフレクターや魔力炉を後続に配置しているなど、前回から対策を重ねていることが見て取れる。

■開戦前に流れたノベルゲーム風の動画、素晴らしかったですね!今回動画を作ろうと思われた経緯などをお教え下さい。

 あれはご縁があってお話を頂き、大喜びでお願いしました!
 元々「ああいう動画があったら楽しいよね」、とaviutlを開くつもりだったんですが、 まさか他の方にあんな形で動かしていただけると思いませんでした。
 たまさん、本当にありがとうございます!!

動画提供:たまちゃんさん
ちなみに、㈱ウロボロスの会社内平均年収8888万、有給消化率8888%、平均残業時間0時間、とのこと。
なお、世界最高の平均年収は米国パロアルトネットワークス社で1,200万と言われている。世界最高よりすごい企業がウロボロスなのだ。

■㈱ウロボロス所属の皆さんについて、生い立ちや紙切れだけでは紹介しきれない設定などがあればちょっとだけお教え下さい。

・人事A/ダーツバーに通っている。本名は青山羊介。独身。
・エンジニアのFくん/実家の犬の名前は「さすけ」
・社畜Cくん/猫舌なのでホットドリンクはやや冷まして飲んでいる。
・研究課のSさん/実は毎日手作りのお弁当。得意料理はオムライス♡
・コールセンターのZさん/ホットケーキの香りを嗅がせたら起きる。

引用:アオヤギさんとの会話より
今回この記事のためにこっそりと教えていただきました。
貴重なプロフィール情報です。

■「明けの明星」についてリージョンコンセプトやリージョン名の由来についてお教えください。

 明けの明星は、1回戦敗退してしまったリージョンメンバーにお願いして、再度挑戦してみよう!と出たリージョンでした。
 なんとなく悪者っぽいのを続けたいねという事でやったリージョンで、コンセプトは「堕落」です。正しいことのためと信じてやった行いが、最終的には善くないものだと何かしらに断じられた者たちの集まりです。
 リージョン名の由来は、堕天使ルシファーの呼ばれ名から。(実は他にもたくさん候補があり、アンケートで票が散らばりまくり、最終的にダイスで決まりました…)
 ビルドで苦労したのが、「強さを追求したい」という点に関してです。やっぱりせっかくならば勝ってみたい!という思いがあったので。

引用:魔星界ポレン10より
勝利を追求した「明けの明星」は見事P4開戦前のシミュレーション総合勝率ランクで6位に入っている。

 メンバーとも相談しながら、いくつも案を出しました。(星士で破壊神kurosを使うとか…) 結果として、序盤はドロイドによるヴァハで相手の抑止を行い、中盤~終盤強い精霊術師によって倒す5~6ターン目がキルターンとなるリージョンを構築しました。星士をインビジで隠すことによりMP供給はできるんですが、その他のメンバーがかなり頑丈でないとこの環境は生き残れないという悩みがありましたね。
 それを解決するため、高防御、高速と言ったステータスによる防衛手段を中心に、単体で強いヴァルナやライデンと言った精霊を採用したんです。ドロイドは特に最後まで迷いましたが(遅延弓、スネイカー、ナイトの検討もあった)、被ダメージを半減できること、速0の「ハジメロボフラッシュ」で相手のkurosや精霊術師の対策を取れることで採択しました。

引用:ポレン10 第134試合より
相手についているバフを強制的に排除する強力な技「ハジメロボフラッシュ」。精霊もデフレクターも契約も、もちろんカーラチャクラマジックフォーメーションも全て剥がしてしまう。

■明けの明星さんの皆さんの共通のストーリーや世界観があればお教え下さい。

 共通のストーリーや世界観はないのですが、他者の為に頑張ろうとした結果、誤った努力を続けて排斥された者たちが、何かの意志によって混沌の象徴たるAMに導かれたという事になるかなと思います。
 彼らは秩序を保とうとした結果、破壊や混乱を招いたので、それが「混沌」の勢力に加入の条件となったのかなと。

 1人間違えてきたと思しき人がいますが、彼は「怠惰」を司る高位天使。
 ローズマリーさんは他者を取り込む植物型モンスターが僧侶の少女の頭を取り込んで思考がおかしくなってしまった存在、災禍の捕食者くんはヒーローが何者かによって理性が無くなった怪物に変じられてしまったもの。
 フューリィちゃんは地上の為に主神に直談判をした結果叛逆とみなされてしまった元天使、冒涜者は神が降臨しないので、この世の終末を招くことで救世主と神の降臨を信じている、エラーコードを吐いている状態の天使です。…いずれも、やはり秩序とは言えない存在たちなのかもしれません。

引用:魔星界ポレン10 より
こちらが「間違えてリージョンに入ってしまった」と言われている「ラングヴァイレ」さん。
この格好はコスプレらしい。御本人の生い立ちいわく「当に年齢的にもキツいんで、あんまり見ないでほしい」とのことだが、一体おいくつなのだろうか。

■次回があるとして、やってみたいビルドや使ってみたい技、ジョブなど構想があればお教え下さい。

 次回やってみたいビルドについては、実は変わらず「ウロボロス」なんですが、 せっかくなのでアドベンチャーを採用してみたいと考えています。  来年は支社を作って完全アドベンチャー介護リージョンも設立したいですね。

■今年注目しているリージョンやジョブ、技、キャラクターなどがあればお教え下さい。

 今年注目しているジョブはやはり「星士」ですかね。
 MP供給能力の高さはもちろんのこと、破壊神kurosによって高い攻撃能力を得たので、 対脅威としても自分たちが備えるべきサブウェポンとしても考えるべき事項が増えて楽しいです。
 リージョンは「STreAM」「稲妻ノ奇跡」「光の魔法少女」「アルパカ師団」さんです。
 後者2チームは、ウロボロスを組むうえで「最低でもこの二つの強いリージョンは存在するんだぞ」ということを念頭に置かせて貰ったリージョンです。どちらも非常に精緻に作られたリージョンで、考えれば考えるほど頭を悩ませました。

引用:魔星界ポレン10より
P1からとても完成度の高いビルドを誇り、P4に置いてもシミュレーション勝率4位に位置しているリージョン「光の魔法少女」。
高耐久+ライデンによる妨害+キャンドラで相手を6T目には戦外にするという強力な布陣を持つ。あとかわいい。

 速度が高いヴァハ、あるいはライデンやナイト、弓矢使いによる長期戦戦術……。それらを踏まえて、防御と攻撃の両立、というような、矛盾した概念をウロボロスでは考えなければならず頭が痛かったです。その結果としてメドゥーサやライデンの採用となりました。
 対して、前者二リージョンは同勢力の二つですが、片や精霊による長期戦、片や超アグロと言うべきものです。
 P4ということもあり、より先鋭化されブラッシュアップされており美学を感じます。 (稲妻さんはかなりデータ分析をされたというお話をちょっとだけ伺ってスゲ~、と転がりました)
 それぞれのロジックが感じられる、非常に美しいリージョンだと思います。 (他にも「よきもふもふ」や「芋神ポテチ様」さん、「天泣を拭う」「COLORS」さん等とあげたいリージョンは枚挙が無いのですが……)

■最後に、「ポレン10」のご感想、意気込みをお教え下さい。

 今年も大真面目に勝ちに来ました!! ウロボロス社で勝利し、大いなる忘年会を2023年もやっていきたいと思います。 (実は何度も「これウロボロスがなかったらもっと勝率あが…」まで言いかけ、ダメだよと社員にのしいかにされた戦略担当より)
 この度はウロボロス、明けの明星供に何とか悲願の1回戦突破を果たすことができました。関係ないんですが、ウロボロス社はこのまま対戦リージョンを含めてどんどん採用を進めていくバックストーリーがあるので、このままでは世界を2022年の忘年会に染めてしまいます。どこかで止まってくれ。

引用:ポレン10 第143試合より
こちらは人事Aさんによる面接(?)と思われるシーン。
ビール片手に持ってますが、多分面接です。

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 今年は2回戦も突破し勢いに載っている㈱ウロボロス。アオヤギさんが所属するもう一つのリージョン、明けの明星も同じく2開戦突破。アオヤギさんのビルド力の高さが伺えます。
 明けの明星は今年の覇者となれるか、ウロボロスの採用活動は成功するのか。ここからが見どころです!みなさんもぜひ応援してください。

 それでは今日はこの辺で。
 次回もまたみてポレン!

■ご協力一覧
アオヤギさん
アオヤギのポレン10参加キャラクター
・人事のAさん
・冒涜者

■SpecialThanks
アンディー・メンテ(ジスカルド氏)

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