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戦士達の冒険と記録 Vol.2 でこぴん子/筋肉魔法使い（秋瑞てん）

みや

　「ポーンさんがやった果てのヘレン９」（以下ぽれん）に参加したキャラクター総数は979体である。そのうち、所謂「無所属」という個別のリージョンには属さないキャラクターは、両陣営合わせて243体。実に約75％のキャラクターは何かしらのリージョンに所属する中で、25％の戦士達は無所属を選ぶのである。

　リージョン制を活用する人が圧倒的大多数の中で無所属に属する。その中で生まれるストーリーとはどのようなものなのか。今日はそこに着目していきたい。

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　今回お話を伺ったのは「でこぴん子」、及び「筋肉魔法使い」のオーナーである秋瑞てんさん。でこぴん子ちゃんは過去ぽれん７から高火力でこぴんアタッカーとして参戦している猛者である。

引用：秋瑞さんのTwitterより
私服姿とおしゃれを楽しむ姿は、歴戦の猛者とは思えぬ可愛らしい少女である。


■自己紹介をお願いします。

どうも、秋瑞てんと申します。Twitterでは、ぽれん関係の絵を描いてどしどしアップしていますが、普段は定期更新ゲームというジャンルのゲームを作ってます。どうぞよろしくお願いします（ふかぶか）
ぽれんは７からの参加です。６で知り合いが参加しているのを見て、釣られました。

■でこぴんの猛者、でこぴん子さんですが彼女はどのようなコンセプトで生まれたキャラクターでしょうか。

でこぴんの話を一旦置いておくと、（でこぴん子は）「RPGの最初の村に出てくる村娘A」です。ぽれん戦争に巻き込まれた兄の帰りを待つただの村娘…のはずでしたが、通りすがりの星士の予言を聞き、村娘Aであることをやめて自分も参戦する…という生い立ちです。
よってでこぴん主軸は、生い立ち的に「村娘Aは通常攻撃しか持ってないから」という理由です。ただ、彼女はぽれんの戦士になったので、村娘Aの枠を外れて考えて戦います。それが33点でこぴんであり、今回の心眼持ちの変化です。筋肉魔法使いもそうですが、キャラクターと会話して（る気分になって）、ビルドを考えるのが好きです。ウ○娘のトレーナーさんと多分同じです。
（攻撃力が33打点なのは）当時は自爆2耐えでHP33振りが安定と風の噂で聞いてたので、その慢心を正面からぶち抜くために（！）、今年は「さすがに自爆が補正で捕まってるし33も振らないかな？でもデフレクがあるしまぁ33点のままでいっか」ぐらいのノリでした。

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引用：魔星会ぽれん７参加キャラクターより
生い立ちによると、兄を止めるためにひたすらでこぴんを鍛えて来たらしい。攻撃力はなんと３２。

■「筋肉魔法使い」という名前なのに魔法を使わない、「筋肉魔法使いさん」ですが、どのようなコンセプトで生まれたキャラクターでしょうか。

「掴みどころのない魔法屋のおじさん」です。かっこいいおじさんや面白いおじさんは、既にとても魅力的な方々がいらっしゃるので、別の路線で考えるようにしてました。そもそも、おじさんキャラは経験値がまったくないので、自分なりにおじさんとは何かを頑張って考えてました。
筋肉魔法については「筋肉魔法って何？」って思っていただくことを狙っていました。実のところ私も筋肉魔法が何なのかよくわかりません（！）
ただ、紙切れで彼自身が言うように、魔法ってそういうものだと思ってます。たとえば火の魔法なら火が出てきますが、どうして火が出るのでしょう。なぜかわからないけど結果だけが安定している魔法は有用です。では、結果すらも変な魔法は無用なのでしょうか？というメッセージが隠されています。今、隠しました。
もともと天使との二択（魔法使いは！？）だったのですが、無所属をざっと見た感じ天使で働けるイメージがわかなかったので断念。
スネイカーで筋肉と言えばメドゥーサなので採用（！）。可能な限り速に振って先手でメドゥーサを打ちたかったので、序盤に海藤ウィルスとか振る余裕がなかった、という感じでしたね。（精霊応援団戦、あと速3振ってれば3T目の挑発前に出せたんですが…結果論～…）

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引用：魔星会ぽれん９参加キャラクターより
紙切れには、筋肉魔法使いさんの魅力がたっぷりと詰まったストーリーとイラストが掲載されている。

■「筋肉魔法使い」さんは今回「茶番劇」にご出演されたわけですが、キャラクターオーナーとしてご感想は如何でしょうか。

嬉しいのはもちろんだったのですが、すごくドキドキしました。筋肉魔法使いは前半は無言でしたし……！スーさんが途中で入った時も動かないので、「ひょっとして無言キャラ！？」と一瞬思ったりしてましたが、それはすぐに良い意味で裏切られましたね。

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引用：ぽれん9　第86試合前章より
強敵に相対することに畏怖する仲間へ、それでも立ち向かう勇気を説いた筋肉魔法使いさん。多くの人が心を動かれたワンシーン。
筆者は目がうるうるしっぱなしだった。

もともと、精霊応援団さん（※勝率100％を有する強豪チーム）に当たることが前日の試合から確定の空気だったので、内心は99%絶望という感じでした。ただ、1%があるかもしれない状況は、望んだことでもありました。なぜなら強豪にとって嫌がりそうなビルドを組んだつもりだからです。なので、試合前からそういう類の考察を見かけて、狙いは達成できていたと思っています。

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引用：魔星会ぽれん９　筋肉魔法使いキャラクターページより
「コンボ」を狙う者にとっての天敵と言えるメドゥーサ（行動阻害）が複数搭載されている。


この背景もあって、正直言えば茶番劇の内容の前半は、彼を知る私にとっては結末をほぼ透かしてしまうもので、苦しくつらいものでした。
ただ、「それはほかの誰でもない」からの文句が心に刺さりましたね。解釈は人それぞれだと思いますが、あの言葉がなければ、私は試合の終盤で目を瞑っていたかもしれません。
じすさんへ。ぽれん９の茶番劇の役者として登場させていただいたこと、ありがとうございました。応援していただいた皆様へ。ありがとうございました。

■今年は両キャラクター無所属での参戦となりましたが、無所属への思いやこだわりなどがあればぜひ教えてください。

無所属については、当時は第一希望ではなかったですね。昨年は知り合いとリージョンを組んでいて、今年もどこかに入ろうと思っていたのですが、公募のリージョンはジョブスキル搭載数が条件になっているのが多くて、でこぴん子がしょんぼりしてました。
無所属がどうとかいうよりは、どこになっても一緒になった仲間を大事にしたい、という気持ちです。でも、今年で無所属が大好きになりました。ニオベの皆へ。ありがとうございました。

引用：秋瑞さんのTwitterより
今回秋瑞さんのキャラクターは、どちらもニオベに所属することになった。秋瑞さんのイラストからは、ニオベへの愛が伺える。

■最後に、「ぽれん９」に関する感想をお聞かせ下さい。

投稿したキャラクターが一人の戦士としてぽれんに登場し、色々な物語が紡がれていく様について、私はゲームというよりはアニメとして楽しくプレーしていますし、次も面白いキャラを考えたいですね！これからの展開も楽しみです！
それから、今年はバザーが実装されましたが、数年分の絵を描いた気がします！楽しい！

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引用：秋瑞さんのTwitterより
バザーを満喫する筋肉魔法使いさん。このキャラクター抱き枕は、どうやらお土産にされるらしい。

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もともとは無所属志望ではなかった、ということですがぽれん９を通して無所属への愛が深まったという秋瑞さん。

実際、多くの試合で強烈な輝きを放つ無所属チームに惹かれた人も多いはず。その輝きの一つとしてぽれん９を駆け抜けた秋瑞さんのキャラクターに心から賛辞とエールを送ります。

秋瑞さんのキャラクターの紙切れには、バザーを楽しんでいる様子だけではなく、深くキャラクターを考察できるような文章も掲載中。
ぜひ御覧ください。
それでは次回もまたみてぽれん！

■ご協力一覧
秋瑞てんさん　Twitter@teamatsuti
秋瑞てんさんのぽれん９参加キャラクター
・てこぴん子
・筋肉魔法使い

■SpecialThanks
アンディー・メンテ（ジスカルド氏）

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