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戦士達の冒険と記録 Vol.17 オッティア/ティティア(bluecrow)

「ポーンさんがやった果てのヘレン」(以下ぽれん)に登場するキャラクターは、その殆どがプレイヤーが作ったオリジナルキャラクターである。
つまり、そのプレイヤーが作り出した世界観や物語がそのキャラクターには詰まっている。神様だったり妖怪だったり、一見普通の女子高生だったりペットだったり。

プレイヤーの中には、独自の世界観や設定を「小説」や「漫画」、はては「動画」といった形で具現化させている人もいる。

そんな中から、今日は一つ。素敵なお話の世界をご紹介したい。

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今回お話を伺ったのは「戯曲嘘吐きオッティア」の作者であり、代表キャラクター「オッティア」がぽれんに参戦しているbluecrowさん。

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引用:魔星会ぽれん7 より
代表キャラクター「オッティア」の姿。実は、生立ちやセリフなどで物語の片鱗に触れることができる。

■自己紹介をお願いいたします。

アルパカ旅団を率いるbluecrow(ぶるくろ)です。
千夜一夜の果てのヘレン、ポーンさんがやった果てのヘレン、いわゆる、初代ぽれんから参加しています。

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引用:初代ぽれん 第3試合より
こちらが当時bluecrowさんが参加されていたキャラクター。オッティアがぽれんにおいて登場したのは、ぽれん3から。

■ご自身の代表キャラクター、オッティアについて、コンセプトを教えて下さい。

自分の中の設定では、並行世界で大人気の戯曲「嘘吐きオッティア」が、この世界には無いので、広めないと! という使命感を持ったのがオッティアの始まりです。
長らく未完の大作という扱いでしたが、ぽれんキャラとしてほぼ毎年参加させていくうちに、(オッティアの)設定が固まってきました。

広めるための資料として豪華絢爛の飾り銃のレプリカを準備してみたり、色々と画策してまいりました。

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画像提供:bluecrowさん
こちらがオッティアが使っている銃の参考資料となっている画像。
現代の銃と違い、デザイン性がある印象を受ける。

■もうひとりのキャラクター、ティティアですが、彼女のコンセプトを教えて下さい。

元になった「存在しなかった少女の祈り(画:猫舌ひよこさん)」はぽれん4に居るのですが、彼女が特殊演出で時空の狭間に消えたあとのストーリーとして、ティティアがあります。
狼男の子供なので狼魔女になっています。
秩序の剣と、善悪の天秤を持った、タロットのジャスティスがモチーフでもあります。

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引用:魔星会ぽれん4 より
こちらが「存在しなかった少女の祈り」というキャラクター。

■キャラクター達の世界感やストーリーなどを簡単に教えて下さい。また、ぽれん参加時に気をつけている部分などはありますか。

まだ世界に職業が生まれていたりいなかったりする昔の話。オッティアは嘘吐きという職業の代名詞でした。
バザーで豪華絢爛の飾り銃を入手した後で、オッティアはある村に立ち寄り、少女から狼男退治という依頼を受けます。曰く、「お母さんを取り返してほしい」と。
森での必死の攻防の末、辛くも狼男を銀弾で撃ち抜き、倒すことに成功するオッティア。
ですが、実は少女は狼男の子供でした。過去に遡って狼男が存在しなくなったことで、少女は居なくなってしまいます。
残されたのは、「存在しなかった少女の祈り」だけ――。
というストーリーです。

引用:ゆらぎの神話百科事典 より
こちらが実際にご本人が描き下ろされている戯曲の一つ。読むとオッティアがもつ世界観が分かるので是非見て欲しい。

■今年ご参加されていた「アルパカ旅団」と「カピバラ旅団」ですが、それぞれのリージョンのコンセプトを教えて下さい。

アルパカ旅団は、前回のアルパカ工房のリベンジを狙うため、アタッカーに天使となった冬の星座オッティアを据えたリージョンです。
ただ、桜吹雪という新技を見た瞬間に、契約嵐のメヒア大佐と、桜吹雪まで耐える高防御型のティーシウ、そして、デフレクターを貼る幸水が頭の中で組み立てられ、いわゆるコンボリージョンにもなっています。
もともと4名で旅団を名乗る予定でしたが、強いリージョンに惹かれて天使のはーちゃん(チェンジング猫)が合流するというハプニングも発生(リージョンパスを忘れていた)。
面白い化学反応で、かなりの強さの5人リージョンが爆誕しました。

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引用:魔星会ぽれん9 より
リージョンアルパカ旅団のメンバー。最終勝率は約80%という超強豪リージョン。

カピバラ旅団は、各自やりたいことをやるということを重視しており、星図壊しティティア(チェンジング猫)と、ミキ助と愉快な仲間達(ガンマン)、ついんすねいく(スネイカー)が
比較的バラバラに最善を尽くした形です。幸水のPLがアルパカをカピバラと言い間違えたので、カピバラになりました。

オッティアの魔21という構成を組むにあたり、Excelを活用して、相手のデフレクターを貫通し、倒しきれるだけのダメージ量を解析しました。
結果として、アグロ(速攻型)構成と呼ばれたり、デフが効かないと前評判を頂いたり、3回も勝利を重ねたりと、大活躍な結果になりました。
嵐の乗ったティーシウの桜吹雪2連撃も見どころでした。

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引用:ぽれん9 第150試合より
防御振りのティーシウ(剣士)はかなり固く、おまけに嵐火力の鞭も連打するつよつよビルド。画像は、桜吹雪を決める様子。

■ぽれん初期ご参加されていますが、どういった理由からでしょうか。またぽれんの魅力はどんなところにあると思われますか?

千夜一夜の果てのヘレンという(ステッパーズ・ストップ主催の)リレー小説企画に、ウォレス・ザ・ウィルレスで参加したことがきっかけでした。
ぽれんの魅力は、一期一会のキャラクターたちとの、戦闘を通じた心の繋がりが魅力的だと思います。

(ぽれん9において)個人的にツボだったのは、「ポーン様ご降臨下さいませ」リージョンですね。マジで降臨していたので、昔、ポーンさん自身がナイトで参加した回を思い出しました。

引用:ステッパーズ・ストップ作品 千夜一夜の果てのヘレンより
2012年度に実施されたリレー小説企画の一つ。今でも読むことが可能。

■次回ご参加されるご予定でしょうか。また、やってみたい構成や技があればお教え下さい。

はい。今回も大健闘しましたが、次こそは果てに行きたいとメンバーも意気込んでいます。

■最後に、「ぽれん9」のご感想をお教え下さい。

とても楽しいゲームをじすさんありがとう!
 紙切れやバザーなどのキャラ交流要素を実装してくださって、めちゃくちゃ助かりました。

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引用:魔星会ぽれん9 より
本年度参加の「オッティア」の姿。彼のキャラクターページでは、紙切れにbluecrowさんが描いた戯曲の一節が掲載されている。

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未完の大作、戯曲「嘘吐きオッティア」ですが筆者の独自インタビューによる、なんとぽれん10でも続編がみれるとか!

星座となったオッティア。そしてその星座を壊したティティア。ぽれんの上で語られる世界観、続きが楽しみですね。
それでは今日はこの辺で。
次回もまたみてぽれん!

■ご協力一覧
bluecrowさん
bluecrowさんのぽれん9参加キャラクター
・冬の星座オッティア
・星図壊しティティア

■SpecialThanks
アンディー・メンテ(ジスカルド氏)

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