戦士達の冒険と記録 vol.9 s_sen（JuN/Vヴェトル）
「ポーンさんがやった果てのヘレン」（以下ポレン）の初代開催は2012/4/16。ちょうど今から約10年前である。今のように年末の行事として開催されていたわけではない。当時の参加キャラクターは総勢103名。今と違ってリージョンもなければ陣営もない。バトル・ロワイアル形式でのお祭りだった。
さて、この時に参加したキャラクターたちで、それから毎年のごとく参加してくれている人はどれだけいるか皆さんご存知だろうか。
ポレン１から同じキャラクターで参加してくれているのは、実は10キャラクターにも満たないのだ。
今年で10回目を迎えたポレン。年々規模が拡大し、複雑さも開催期間の長さも増していく中で毎回参加してくれている「レジェンドキャラクター」のオーナーへお話を聞いてみたい。
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今回お話を伺ったのはs_senさん。
レジェンドキャラクター「JuN」の生みの親である。
引用：ポレン より
こちらが最初期のJuNさん。
当時は技が全JOB共通だったのでレインも打てばスポイルもするというメチャクチャな構成もできた。ちなみに、勇者というJOBはこの回限定である。
■自己紹介をお願いいたします。
s_senと申します。ポレン参加10年目の戦士です。
アンディーメンテは学生時代に先輩から教えてもらいました。そこからアンディーメンテ並びにステッパーズストップとの出会いが始まったのです。
好きなAMゲームは「スターダンス」「アイラムイブ」「ラブリーショッピング」「スミレの花」「きみの島」などたくさんあります。
好きなSTゲームは「マーガレット」「アマリリス」などといった投稿型イベントである「ディスクオリア」シリーズです。ポレンのもととなった「戦いの果てのヘレン」…
＜略歴＞
先輩から教えられAMゲームにはまる→また先輩から教えられSTの投稿ゲームにはまる→（略）→ポレンご誕生→（略）→現在
■元々ポレンに参加される様になったきっかけをお教え下さい。
それは突如…ステッパーズストップのマーガレット関連イベントにドはまりしている時にアンディーメンテからのお知らせ…
「ポーンさんがやった果てのヘレン」。
新たな投稿型イベントが始まりワクワクが止まりませんでしたが初めてなのでルールもよく分からずあっさり敗退した思い出です。
引用：ポレン 第5試合より
こちらがJuNさんの初陣の画像。バトル・ロワイアル形式だったため、自分以外はすべて敵！
ちなみに、この試合の参加者をよく見てみると「アスレ」や芭蕉丸こと「バナナ侍」、ルシファーの「アレクトー」など名だたる戦士が参加している。
そしてポレン2…今度はAMとSTが争うだなんて！どちらに味方すればいいんだ！
というわけで私の参加キャラのJuNはマーガレットにしつこく投稿しているのでST側で参戦することにしました。
■レジェンドキャラクター、JuNさんについて。生い立ちや性格、世界観などがあれば詳しくお教えください。
JuNはもともと「マーガレット」というキャラクター投稿型イベントに投稿していたキャラです。
剣の乙女マーガレットの啓示を受け（たつもり）、剣師として目覚めて生まれ育った盾の里を旅立ちました。その頃はまだ15歳です。それから年月が（オーナーの勝手により）過ぎて18歳になって無事に剣師の高校を卒業してポレン参加に至ります。
それから（オーナーの勝手により）年月はあまり過ぎてないと思います。現在は年齢不詳です…。
一人称は「僕」、同じ年齢以上のキャラには常に敬語、同じ年齢未満でも剣師として強ければ敬語、盾で誰かの身を守ることを信条としているよく言えば真面目な、堅苦しい感じの人物です。
ステッパーズストップや「PHPでマーガレット」のページを探してみてください。全部網羅するのは大変なのでどこを切り取っても初見の方に分かりやすく書いているつもりで（そうでないところもあるかもで…）す。
「盾の剣」という盾にしか見えない一見変わった剣の使い手です。その他、攻撃の剣はあまり得意ではなく補助の剣ばかり使います。
画像提供：s_senさん
ポレン10のJuNさんのイラストは、初代ポレン参加時のイラストのリメイクとのこと。
本当は改造フィギュアの写真にしようと思いましたが著作権が不安になったので急遽変更になったらしい。「いつかは立体物にチャレンジしたいです。」とs_senさん。
■JuNさんは10回の戦いを経て、どのように変わったり成長されたりしましたでしょうか
あまり変わってねえ――！というかこの図自分で作っておきながら怖すぎなんですけど…おっかねえ…。それじゃあんまりなので少しお答えします。
画像提供：s_senさん
あまり変わっていない！ということでしたが、言い換えれば安定した芯の強さをもっているキャラクター…なのかも！
初回のジョブは「勇者」それから2以降は「ナイト」になっており、これは＜盾＞状態になる「防御」が使いたかったからです。6からは「自爆」の台頭によりどんどん軽量化が進んでいましたが8～9で「かばう」仕様変更によりちょっと厚くなってきました。
いやしかし何でも「盾の剣」と言い張ってしまえば良いのではないか？そう考えた私は「精霊術士（ドゥエルガル）」「テレパス（デフレクター）」のJuNもなかなかいいなとなってきました。9あたりから。でもやっぱり10でナイトは楽しいなって思って次は分かりません。わーかーらーなーいーの！！
フレーバー面では7だけ今までよりもっと過去の世界から参戦した16歳のJuNです。この歴史の分岐が何をもたらすのか…？（今まででもJuNの時間軸とその分岐はめちゃくちゃになっておりめちゃくちゃです）
画像提供：s_senさん
これはぽれん4・幻の3キャラ目の「ねこひつじ」。AMとSTの要素を持っているのでどちらも味方で敵なんです。とはs_senさん談。
実は、ポレン3は一人3キャラクター登録ができたのだ。ポレン4以降、1人2キャラクターまでに変更された。
■Vヴェトルさんについても同様にお教えください。
ぽれん3から2キャラ目の登録が可能！！嬉しくなった私は庭を駆けまわりじゃなくて（別に駆け回ってない）JuNとは違う全くのぽれんに合わせた新キャラを考えようとしました。こうして生まれたのがV・ヴェトルです。
画像提供：s_senさん
ポレン界のファッションリーダーことVヴェトルさん。毎年デザインが異なる服を着ているのが流石すぎます。
ちなみに筆者は６あたりまで女性キャラだと思っていました。
JuNがSTのキャラだったのでAMらしいデザインを目指しました。既存のGGDほかに出てくる星士とミサイリスト、仮面などAMリスペクトを行っています。で、所属はSTと…ほら、JuNやJuNのチームメイトと対決するのはアレだと思ったので…。
ポレンはアタッカーが強く有利で6ターン目を生き残るのは至難の業ということで、星士の持っている大技「ライヂング・スター」に目をつけて使ってみたいなと思ったのです。星士といえば味方のサポートを頑張る聖なる職業だったのであえて自分だけ守る不良星士にしたら面白いのではないかと思ってサポート技をほとんど使っていませんでした。（でも4あたりで密かに「数珠」を混ぜている…）
画像提供：s_senさん
3～4は北欧メタルのシンガーをイメージしていましたが、5はカジノディーラー/道化師、6はマジシャン/アイドル、7はスポーツ選手/審判、8は闘牛士/ダンサー、9は道士/サイバーファッション、10は月狼/ヘビーレインズのライバルという風にまるで某メーカーの鬼の面のように年ごとにテーマが変わってきているとのこと。
本当の初期ボツ案は半裸の仮面ギタリスト。その絵はs_senさんの脳内で終わったので代わりに5のツインテールデビューの下描き画像を今回ご提供頂いた。
でも最近は環境が変わってこの戦法では何にも役に立たない（色々巡り巡ってライヂング・スターはほぼ必ずマイナス補正を受ける）事が分かったので悲しんでおります。
9では登録直前に忍者になり火遁を使うか迷ったものです。
裏設定として当時はまっていた定期更新型ゲームに出していたキャラが忌まわしい過去を捨て、全く別の名前や経歴やジョブを名乗っているというのがあり、もちろんそれは全て網羅しなくても大丈夫な感じで書いているつもりです。どこかで似たような姿の戦士を見かけたら似ているなと思ってください。元々は攻撃能力が低く、味方を守る力に長けていました。
V・ヴェトルの命名由来は北欧神話の「フィンブルの冬」であり、本来の心を冬に閉ざし周りを低温（この場合はマイナス）で焼き尽くしてやるという意気込みです。
彼の性格や名前や星士としての経歴は偽りであり、本来の姿は謎に包まれています。でもお風呂やサウナに入るときはさすがに扮装を解くと思います。JuNとは違って普通の人で、過度に人を守ったりしないし人を恨んだりするしいつまでも過去を悔んだりしています。
引用：魔星界ポレン10 より
今年もおしゃれな姿で現れたVヴェトルさん。
こんなにおしゃれなのに紙切れに掲載されている漫画では色々ぶっ飛んでいる。面白いのでぜひご一読して欲しい。っていうか読んで。
■リージョン制が確立してからもソロリージョンとして活躍されていますが、そこにかける思いや信念があればぜひお教えください。
それは自分の力がどれくらいなのかを知りたいためです。
（人集めはもちろんのこと集まるのもあまり得意ではありません）
画像提供：s_senさん
リージョン制度が正式採用されたポレン7以降、基本的にはソロリージョンとしての活躍を続けられている。上記は歴代リージョンのロゴ画像。
■10回連続で参加となりましたが、貴方にとってのポレンの魅力をお教えください。また思い出や印象に残っていることはなんですか。
（ポレンとは）アンディーメンテとステッパーズストップの良いところ取りのゲームです。
ポレン5はよかった…なぜなら自分のキャラがアネモネにいる姿を寸劇で描いてもらえたからです。これほど誇らしい時はありません。それだけでなく初登場のタロットが暴発して色々とんでもないことになったり超高速復活戦が行われたりまたタロットでおかしくなったりエキサイティングでした。
ちょうどこの頃無理矢理連れていかれた社員旅行のショックでがっかりしていたのでその思い出を消毒できて本当に良かったです。この喜びを再び味わいたいのですがもう無理なんでしょうか。まずは条件を同じとすべく再び12月それも誕生日にあの忌まわしい社員旅行に無理矢理連れていかれなければあああ社員旅行は嫌だァァァ！
引用：ポレン5 第58試合より
茶番劇にも出演されたことがあるVヴェトルさん。社員旅行（＝嫌なこと）があると、茶番劇に出れる確率もあがる…！かもしれない。
ポレン7で登場した宝箱でしたがJuNがいきなりこんな神々しいアイテムをもらってよろしかったのでしょうかってなって同じくらい素晴らしいアイテムなんてこの先また手に入れられるかっていう…。
引用：ポレン8 第140試合より
これ、初手が「かばう」だととんでもないことになっていたなぁ。という持ち物。（もちろん本戦でも大暴れした）
ポレン2～4のあたりでJuNの勝率がものすごく（相対的に）高くてむちゃくちゃ喜んだ時があったのですが何処だか忘れてしまいました。もう思い出せないのです。かなしみ。
■今年注目しているリージョンやジョブ、技、キャラクターなどがあればお教え下さい。
「破壊神kuros」：あまりに安定している強さを誇ったために今回の採用は見送らせていただきました。
引用：ポレン10公式サイトより
MP12を消費して自身にバフ「破壊神kuros」をつける。JOBが猫のキャラクター以外は必中で99のダメージを出すとんでもない技。
「お新香」：いつもファンです。ちょくちょく応援絵も描かせていただきました。今回はSTに来てくださったぞ！？？登録の際の事故であったか…。
引用：魔星界ポレン10 より
今年はST側で参加となった芭蕉丸。コメントをみると「STになっている！！！！裏切者め！！！！！！！！」と御本人が記載しているため、おそらく陣営変更をうっかり忘れていた模様。
「でぃあぶろぼ」：守りに徹した構成にしびれました。ST人形は7からの推しです☆えっ、繭…？何…だと…。
引用：魔星界ポレン10 より
今年も大暴れしているつねワールドを象徴するキャラ。ディアブロ・ラブの物語は必見である。
「朝焼けに落ちる星」：うわっきれいだねえ！すごいねえ！！
引用：魔星界ポレン10より
火力特化型のBP配分でまねっこをするという、思い切った構成。初戦では見事に作戦がハマっていた。
今後、ポレンがあるとしても過去があってこそのポレンです。時々、過去の戦いや戦士たちの活躍なども思い出してくださればありがたいです。
■最後に、「ポレン10」のご感想、意気込みをお教え下さい。
V・ヴェトルが初めて中身のある宝箱だったのでわくわくしていました帯（おび）。わーいうれしい帯。いつぞやのJuNも帯系だ帯！ポレン10では4戦目までタロットが暴発していない！すごい！これからはわからない！一人リージョンだとスリリングなバトルがエンジョイできます…☆彡
最近は試合中に来年のコスチュームなどを考えています。
これからもアンディーメンテとステッパーズストップのファンでいます。よろしくお願いします。
画像提供：s_senさん
JuNの物語はまだまだ続く！
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AMとST、両方のファンであられるs_senさん。s_senさんのBoothでは、ポレンん関連するグッズや本も販売しています。よろしければぜひ御覧ください。
今年で10回目を迎えたポレン。ここまで長く続いたのは主催者であるジスさんの頑張りがあったのはもちろんの事、長年キャラクターを参戦させポレンというお祭りを盛り上げる人たちが大勢いたからこそ、ということも確かなのです。
その屋台骨として、初代から支えてきてくれたキャラクター達にあらためてエールを送りましょう。
それでは今日はこの辺で。
次回もまたみてポレン！
■ご協力一覧
s_senさん
s_senのポレン10参加キャラクター
・JuN
・Vヴェトル
■SpecialThanks
アンディー・メンテ（ジスカルド氏）
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