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日記:孤独、回復の合唱

孤独


ただのサボりからの体調不良で長らく更新を止めてしまった。
気を取り直して今日からまた再開しよう。

私といったら、体調が悪いにも関わらずバイトに行き、案の定、途中でギブアップしてしまった。

家に帰って熱を測ったらなんと38.6もあったのだ。
なんか熱いとおもった。

それなのにコロナでもインフルでもなかった私は、ただ薬を飲んで安静にするしかなかった。定期的に、こんなふうに熱が出てしまう。


液晶画面を見るのも億劫だったので、久々に本をゆっくり読んだ。


そこに、私がとても好きな一節があったので紹介したい。

とにかく僕は、そういう人間なんだ。松にしてやれることなんて何もない。何もないけど、僕がどこまでも孤独であろうとするなら、回り回って松のためになるかもしれない。「僕も孤独だ」って言うのか、「僕は孤独だ」って言うのか、はたまた押し黙っているだけなのか、そんなこともわからないけれど、とにかく、僕はこの世界のために孤独なんだ。そう信じることで何かし続けられるなら、僕は世界を、世界は僕を、共に支えることができるだろう。それをやさしいと勘違いするなら、勝手にすればいい。

同じようなことをよく考える。
本当に、同じようなことだ。

やさしいと思われたり、冷たいと思われたり、色々あるけれど、ただいつも孤独でいたいんだと人に何回か話したことがある。
その時はうまく説明できなかったこともあって、相手に理解してもらえた実感がなかった。(その会話のゴールが「理解」ではなかったし)

私はこの一節を読みながら、深く頷いていた。

そしておもしろいことに、この言葉に触れてポジティブな感情になったわけでも、肯定されたわけでもなかった。
ただ、「その考えの存在に深く頷いた」それだけだった。



回復の合唱


妹に、中三の時に合唱コンで歌った曲を聞かれたが、思い出せなかった。
指揮者をしたのに。

「合唱コンクール 曲」
と検索して、YouTubeで色々聞いてみた。
懐かしかった。合唱というものが。

題名を見て、ビビッときたものがあった。
『雲の指標』だ。

そういえば、曲名の看板も、私、筆で書いた。
(中学書道部)


母もピンと来ていなかったようだが、サビを聞いて「ああ」と納得していた。

高鳴る鼓動 巻き上がる風に
生きてることを かみしめる
ふりそそぐ光 わきあがる希望
遙かめざして ゆくのだろう

このサビがなかなか気持ちよくて、当時鼻歌の常連になっていた。

あと、私は自然について書かれている歌詞が好きだ。
『大地讃頌』とか最高だ。
合唱曲には、自然を感じていそうな歌詞が多いことに気づいて、そんな歌をまた大人数で思いっきり歌いたいと思った。
もうそういうことはできないのだろうか。大学の合唱系のサークルに入るのもなんか違う。

実家にいると時々始まる合唱に私もノリノリで参加していたので、母もこれは回復したなという様子だった。


絵:なつこ

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