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日記:よつばの制作者

いつも夜にやっていた筋トレを朝やろうとしたら、身体が「危ない!」と叫んだ。
昔は準備運動なんて、"準備運動なんて"って感じだった。

準備運動やラジオ体操のありがたみは、成長しないとわからないものだ。

筋トレ動画の人が念入りに準備運動用の動画も出していたので、ライン使いさせてもらった。いつしか準備運動は、したほうがいいものではなく、しなければいけないものになっていた。


現場が4時間巻きした友人に呼び出された。
時間が空くと「お茶いかが?」と、優雅なセリフで誘ってくれる。お姉ちゃんと合流するから一緒にどうか、ということで喜んで向かった。

待ち合わせたのは、コーヒーひとつでも値段が異なるカフェだ。値段が安い方のカフェラテをいかにも選んだように注文したが、実際は金銭的に選択肢などなかった。

ここはドーナッツも美味しいのだけれど、友人は食べたことがないようなのでそれを買ってひとくちあげたら「おいっし〜〜〜〜〜!」と、いつもより3オクターブ高い声で言った。かわい〜〜〜買って良かった!と思った。

友人は、その時に口の周りについたドーナッツのシュガーを1時間半くらいくっつけたままおしゃべりしていた。(つけたままにする姉たちが悪い)(その友人が一番年下)

ドーナッツを包んでいた紙が正方形だったので、折り紙をしたくなった。

昔よく作ったよつばのクローバー披露した。

結構簡単なんだけど、それを隠して「覚えてるかな〜」と言うと、「よつば作れたら人気者だわ!!!」と、友人がいい感じにハードルを上げてくれた。

おかげさまで、完成したら「人気者だ〜!」と盛り上がった。

四葉が折れると人気者になれます!!!
その時はだいぶ得意げになった。

だけども今考え直すと、よつばを折れるくらいで人を人気者にしてしまう目の前の姉妹もすごい気がしてくる。

よつばを折った私。
よつばに意味づけをした姉妹。

人気者の集まりであれ。


絵:なつこ(母)

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