マガジンのカバー画像

Picture This Japan

50
横浜インターナショナルユースフォトプロジェクト卒業生たちのコラム。日本各地、海外で活動する多様な若者たちの思いち言葉に触れてください。Picture This Japan編集部
運営しているクリエイター

#インターナショナルユースフォトプロジェクト

上海紀行

8月に上海に滞在したときに撮った写真を紹介したい。 今回は、叔母さん一家4人が先に上海に戻り、その後に私と母親、祖父の3人が上海に行って合流した。滞在中は毎日のように、叔母さんの夫一家と食事した。出かける時も、送り迎えもしてくれて大変お世話になった。 上海はとてもおしゃれで活気のあふれる都市だった。特に外灘エリアの街並みと、アオギリの並ぶ道路が素敵だった。現代的な景色と歴史的な建築がいい具合に融合しているので、住んでても飽きない場所だと思った。 13年ぶりに行ったが、前

ライフストーリー③中学時代:クラスでの壁・似た背景の同級生

私の通っていた中学校は、中華街の近くにある公立中学校だった。 よく中国から転校生が来ていて、学年に15人〜20人ぐらいいた。部活や勉強で忙しくしていたが、その時に仲良くなった友人とは今もつながっている。振り返ると楽しかった思い出はたくさんあったと同時に、特殊な環境で苦労することもあった。 クラスで感じた壁 私は中国人生徒のうちで仲良い人はいたが、クラスで日本人生徒と同じように仲を深めるのが難しく感じた。中学校に上がった時は日本語に困ることもあまりなく、部活では日本人生徒

コラムニスト(Melissa)

メリッサ(Melissa) ペルー人の母と沖縄系日系ペルー人の父をもち、神奈川県横浜市で生まれ育つ。小学校から高校まで横浜市内の公立学校に通い、現在は慶應義塾大学に所属。写真は得意でも好きでもなかったが、自分に似たバックグランドを持つけれど、違う経験をしてきた若者たちが集まるこのプロジェクトに強く興味を持ち、第4回目の2019横浜インターナショナルユースフォトプロジェクトに高校3年生の時に参加。

「日常」という作品

私の作品は2枚とも「日常」という課題テーマで撮影した作品です。私にとっての日常は、多くの高校生と同じように、勉強したり家族や友達との時間を楽しんだりすることでした。そんな自分の日常の中で、より面白い景色を作品として残したいと思いました。 「厨房」 家族の経営する飲食店での一コマです。お店で家族と食事をとることが多かったので、厨房の景色がいつも目に留まりました。 「朝の中華街」 小学校への通学路を思い出しながら撮りました。中華街を通って登校していたため、朝にはシャッター

コラムニスト(じゅん)

じゅん(Jun Chen) プロフィール 中国・福建省出身。10歳で来日、日本語ゼロで公立小学校へ転入してから十数年経った。この春大学を卒業し就職する。高校1年生の時、国際交流ラウンジで配布された「横浜インターナショナルユースフォトプロジェクト」のチラシがきっかけで初年度(2016)参加。似た背景を持った若者を勇気づけられるような発信ができるように、この活動に関わる。