マガジンのカバー画像

Picture This Japan

47
横浜インターナショナルユースフォトプロジェクト卒業生たちのコラム。日本各地、海外で活動する多様な若者たちの思いち言葉に触れてください。Picture This Japan編集部
運営しているクリエイター

#若者

沖縄 ルーツ探しの旅②横浜鶴見からのルーツ探し

滞在開始から3ヶ月。沖縄を直撃した台風6号が過ぎ去った8月7日、台風後とは思えないほど雨が降り続く不安定な天気の中、鶴見から小中高生や先生たちが沖縄に到着した。彼らの旅は「第27回沖縄ルーツを探る旅。」沖縄から南米へ移民した先祖を持つ人たちが、つながりのある島を訪れる。私も沖縄に到着した彼らの活動に同行することになっていた。 沖縄と鶴見のつながりタクシーの運転手やふらっと入ったbarで話した人たちに、自分が沖縄出身ではなく、生まれ育ちが横浜であることを話すと「あ〜、横浜ね!

コラムニスト(Melissa)

メリッサ(Melissa) ペルー人の母と沖縄系日系ペルー人の父をもち、神奈川県横浜市で生まれ育つ。小学校から高校まで横浜市内の公立学校に通い、現在は慶應義塾大学に所属。写真は得意でも好きでもなかったが、自分に似たバックグランドを持つけれど、違う経験をしてきた若者たちが集まるこのプロジェクトに強く興味を持ち、第4回目の2019横浜インターナショナルユースフォトプロジェクトに高校3年生の時に参加。

多文化共生の担い手

2022年度のYokohama International Youth Photo Projectに、大学3年生の私はボランティアとして参加した。 「外国につながる」若者として日本で生きてきた私は、多くの困難や大変な経験をしてきた。自分のルーツやアイデンティティに関する葛藤、学習言語の習得が困難であったこと、自分の外見に向けられる偏見や差別の目線、ロールモデルの欠如など、、、本当に様々だ。 そのような環境の中で、志望高校に進学し、慶應義塾大学に通うことができた私は、一部のコ