ぴこた

生まれも育ちも山陽地方のアラサー陰キャ。その日感じたことを徒然なるままに書いてます。

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最近の記事

依存というヒマつぶしゲームに興じる

これは小説『山月記』の中の言葉だが、その通りだと思う。 パチンコに並ぶおじさんたちも、 ブランドで着飾るマダムたちも、 クラブで踊り明かす若者たちも、 何かに依存しているからこそ、人生に充実を感じて前に進むことができる。目的のない人生はあまりに長いからこそ、それぞれ依存先を見つけてそこに熱狂する。 ── スマホ依存、恋愛依存、タバコ依存 などなど、依存という言葉には悪いイメージがある。それでも、実際は時間を消費するために誰もが何かに依存している。 要は、依存というヒ

    • 手に職をつけない

      友達と仕事の話をすると、「手に職をつけたから食いっぱぐれない」という意見を聞くことがある。要は特別な資格やスキルで仕事をすることが手に職をつけている状態らしい。 所詮は飲み会のよもやま話だけど、いろんな意見を咀嚼するに「手に職をつける = 安心」「手に職をつけない = 不安」という意識が潜在的にあるようだ。営業バリバリのサラリーマンも、ひとつのことを突き詰める研究者も、専門的な課題解決を担う技術者も、みんな手に職という安心と不安の間で潜在的に揺れている。 ── いわゆる

      • 歌舞伎ってカッコいい

        血縁 伝統 芸術 資本主義からは程遠い流れの中にあって、無形の価値を極める歌舞伎。 昨日初めて生で見たんだけど、 シンプルにカッコよかった。 足の先から手の先、頭の先まで、あの洗練された動き。 どれほどの稽古と、 どれほどの苦悩と、 どれほどの葛藤が あの裏にあるんだろうなぁ 「やりたいことが見つからない」 というのは日本人の良くある悩みだが 「これをやると決まっている」 のが歌舞伎役者の一族。 その点は天皇と似ているが、 要は血筋の価値が非常に大きい。

        • アラサー。部下の育成に悩む。

          今年から、社会人になって初めて年下の子と一緒に仕事をしている。 20代中盤、仕事の能力は高くて伸びしろも十分で、人間的魅力にも溢れる。 お世辞抜きで優秀だ。 そもそも上司・部下的な世界観は嫌いだから、その子とは敬語で話すし対等だと思ってる。 なんなら尊敬できる相手だから、たまに「師匠」と呼んでるくらい。 その思いが伝わったのか、悩みとか考えていることを素直に相談してくれるワケだけど… 導き方にすごく悩む。 ── まず、20代と30代で仕事の"感覚"の前提が違うと感

        依存というヒマつぶしゲームに興じる

          方言と自分

          今年も年末年始は岡山県の実家で過ごした。 去年より少し年老いた両親 去年より少しジジイになった兄弟 去年と変わらず呑気なネコ どこにでもある普通の年末年始だ。 年末年始はほぼ欠かさず実家に帰っているけど、気軽に帰れた大学生の頃とは違って、東京に住んでる今は満席の新幹線 or 飛行機で帰るハメになるのが少々面倒だ。 こうして地元との距離が遠くなったからなのか、最近は東京↔︎岡山それぞれに居るときで自分の内面に違いを感じるようになってきた。 「カチッ」と自分の中のスイッ

          方言と自分

          12月の滝行は臨死体験だった

          12月某日、今年も終わりに近いから、禊ぎとして滝行に行ってきた。 参加したのは、足柄修験の会が主催してる夕日の滝という神奈川県の滝行。 普段は10人前後の参加人数らしいけど、この日の参加は20人以上。年末に禊ぎをしたいというヘンタイはけっこう多いようだ。 2〜5人で参加してる人が多く、ソロでの参加は僕含めて2人だった。 打たれる滝はこんな感じ。 画像で見るとそうでもなさそうだけど、落差は20m以上でこの日の水温は6.3℃。一般的な水風呂が17℃前後ってことを考えると

          12月の滝行は臨死体験だった

          野良としての一歩

          今月で会社を辞める。 ちょうど創業2ヶ月のときウチの代表と出会って惚れ込んで、スタートアップの副代表として約3年間一緒に走ってきた。 出したプロダクトは失敗したけど、生き残れたことが奇跡的。株主集めや資金繰りなども含めて、代表のおかげでここまでこれた。 世の中にある成功ストーリーとは程遠いけど、2人でやった3年間は僕にとって大きな財産になった。 ── 新卒で入社したのは、社員1,000人以上・創業100年以上の会社。 仕組化された組織構造、社内の根回しが必要な文化

          野良としての一歩

          30代のひとり旅論

          久しぶりにひとり旅に行くことにした。 ここ数年行ってたのは、誰かを祝うための旅行、登山のための旅行。 何かしら目的を持って、複数人でしか旅行してなかった。 そんな中で、無目的・無計画での久しぶりのひとり旅。 心がワクワクしているのを感じる。 ── 10代の頃の旅行はすごく鮮烈だった。 田舎の変わらない日常から切り離された、旅行という圧倒的な非日常。 数週間前から楽しみに荷造りをして、当日は元添乗員である父親の背中を見失わないようついて行く。 若い心にはとても刺

          30代のひとり旅論

          予定と付き合う

          僕は「予定空いてる?」って誘いにめっぽう弱い。 誘われるとつい「空いてる」と答えて、予定を入れてしまう。 LINEでの誘いはなんとか断れるようになってきたけど、会ってるときに直接誘われるとほぼ100パーセント断れない。 そして、断れなかった予定に限ってあまり楽しめない。帰りの道中で「ああ…ムダな時間だった」とすごく後悔する。 ── 質問に対しては、YES NOで答えるのが基本だ。 学校のテストで「Do You ….?」と聞かれりゃ 誰だって「Yes, I do.」

          予定と付き合う

          飲んだ次の日の体調管理に悩む。 飲むのは楽しいんだけど、間違いなく翌日のパフォーマンスが落ちる。 頭は働かないし、体の動きは鈍くなる。 これを解消する方法が見当たらなくて、1日が無駄に終わるんよね。 2杯以上飲まないってのも習慣化しないとかな?

          飲んだ次の日の体調管理に悩む。 飲むのは楽しいんだけど、間違いなく翌日のパフォーマンスが落ちる。 頭は働かないし、体の動きは鈍くなる。 これを解消する方法が見当たらなくて、1日が無駄に終わるんよね。 2杯以上飲まないってのも習慣化しないとかな?

          気づかぬうちに性根が腐ってた

          生活や仕事は安定させたくなるもんだ。 同じ場所に長く住んで、その場所に根ざした生活をする。会社から与えられた仕事を適切にこなして、会社の看板で仕事をする。 こういう暮らしはええ感じに思えるけど、根を張るとだんだん性根が腐っていく気がしてる今日この頃。 外的なものにしっかりと根を張ると、人間としてのエネルギーが失われる。 根腐れする植物のようだなーと思う。 ── かく言う僕も、根を張りすぎたせいで最近性根が腐りかけていた。 前向きな気持ちも、口座残高も尽きかけた。

          気づかぬうちに性根が腐ってた

          最近、自分の中でものすごい閉塞感を抱えてた。 仕事も暮らしも単調で行き詰まり。 何が原因かずっと悩んでたけど、どうやら基本的な生活習慣だったっぽい。 進歩が感じられる生活習慣じゃないと前に進めなくて、現状維持な生活習慣だと閉塞感に苛まれるってことか。

          最近、自分の中でものすごい閉塞感を抱えてた。 仕事も暮らしも単調で行き詰まり。 何が原因かずっと悩んでたけど、どうやら基本的な生活習慣だったっぽい。 進歩が感じられる生活習慣じゃないと前に進めなくて、現状維持な生活習慣だと閉塞感に苛まれるってことか。

          ミニマリストも大掃除には苦悩するんだぞって話

          年末といえば大掃除。 早めにやっておきたいからもう終わらせた。 「ミニマリストって大掃除必要あんの?」 って思うだろうけど、 いやいや、ちゃんと必要だから。 掃除の量は主観的なものだと思うから、僕にとっては大掃除。 確かに掃除するところはあんまりないけど、それなりに苦悩する。 ── まず、僕の部屋で明らかに場所を取ってるのがモニタースピーカー。 5年くらい持ってたけど月1回くらいしか使ってなくて、友達に「それいらんくね?」と言われるまで必要性を疑ってなかった。

          ミニマリストも大掃除には苦悩するんだぞって話

          変わり映えのしない団らん

          ふとした瞬間、幼い頃触れたコップの記憶が蘇ることがある。 田舎出身の僕は、毎年お盆と正月を映画『サマーウォーズ』に描かれているような団らん中で過ごした。 父の実家はアンパンマンのコップにお茶 母の実家は飲料メーカーのコップにジュース 毎年変わらないこの組み合わせで乾杯し、お互いに飲み物を注ぎ合いながら、大人も子供もみんな思い思いの話をする。 子供ながらに、コップを介したそんな何気ないコミュニケーションが好きだった。 なんてことはない。 毎年変わり映えのしない団らんだ

          変わり映えのしない団らん

          筋トレ×アニソンが最強のソリューションである

          「筋トレが最強のソリューションである」という、文字通り最強の本がある。 科学的な根拠と心にぶっ刺さるアツい言葉に、これを読んで「よし!筋トレ頑張ってみよう!」と思う人も多いはずだ。 ただ… 「運動習慣」は人間が最も身につけにくい習慣のひとつ。筋トレを始めたけど、習慣にならなくて挫折したという人も多いはず。 僕もそんな挫折経験を持つ一人。 だが、ある習慣でその挫折を超えられた。 そう、「筋トレ×アニソン」だ。 これは、「筋トレ×アニソン」で運動習慣を5年以上継続して

          筋トレ×アニソンが最強のソリューションである

          noteを1週間書いて思うこと

          千里の道も一歩から noteを書いて約1週間がたった。 短期間ではあるけど、noteを書く前と後で自分の中に変化が起きたと感じている。 「1週間程度で変化を語るなよ」と思うかもしれないけど、短期だからこそ感じる変化もある(はず) 僕にとっては大切な変化なので、書き留めておこうと思う。 ①自分と向き合う習慣ができてきたnoteは誰でも閲覧できる。 この「人の目に晒されている」という感覚が、自分に適度な負荷を与える。 その負荷が、自分と向き合う動機になる。 僕はも

          noteを1週間書いて思うこと