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低解像度で顔を描く(その1)

いや、これ寧ろ自分が知りたいんですが、今回は低解像度での顔の描き方です…。女性キャラの顔ドットを、可愛く打てると勿論、お客さんへのウケは良いわけですが、それ以前に顔がイイ感じで打てると、なんか気分が盛り上がって生産性が上がる!という効果もあります(オレだけかもしれない)ので、ここは気張っておきたいところです。

が、自分にとって顔のドットは本当に難しく、こうしたらイイ感じになるよ!っていうセオリーがあんまり無い獣道…。たかだか16dot平方くらいのスペースを、打っては直し、打っては直し、と延々と修正してしまうこともザラですよね。また、たった1ドットで歯を食いしばってるような表情を作れたり、笑顔が怒り顔になったり、1ドットにおける責任が非常に大きいのも気を抜けないところです。

今回はおずおずと、低解像度のドット絵で、どうやったらイイ感じの顔が描けるか…という、いまいち出口のハッキリしない問題を深掘りしようかと思います。

可愛い女子を描くぞ!という努力目標

まず、自分の「可愛い女子観」はだいぶ特殊なので、今回は一般的に可愛いとされているキャラクターを描くところがハードルです。で、皆さんはドット絵で可愛い女性キャラクターと言えば何を思い浮かべるでしょうか。なんか目指す目標みたいなのがあった方が良いですね。なお、オレは『CAPCOM FIGHTING Jam』っつうゲームに出てきたイングリッドの顔ドットが好きですね。このキャラの顔の打ち方ってちょっと変わってるというか、スッキリと簡素なドットだけど、表情豊かで超カワイイのです!!うーんこれこれ。こういうのを目指していきましょう。

かわいすぎてソンはない

つうわけで、描いてみました。我がnoteのマスコットキャラ、noteの能登さん。新聞部員として、老ぴこぴこに色々聞いてまわる、オタクに優しい系のギャル。文学少女でもあり、超ガサツで言葉使いも悪いのに字はすごい綺麗という設定。

能登さん

で、次にこの絵を縮小して、主線を拾っていきます。塗りながら修正するので、線の抽出はそこまで神経質にならなくても良いとは思うんですが、自分はこの時点で整えていた方が、なんとなく安心できるので出来るだけ綺麗にします。ツールを使った減色もいいですね。でも、線がグチャグチャになってしまって、実質ドット直描きみたいになると大変なので加減は調節してください。あ、すでにお気づきの方もおられるかもですが、顔の角度がドット絵的にちょっと嫌な角度です。まあ45度に比べればマシですが、Z軸に少し傾斜が掛かってて両目が見えてるアングル(目の位置が左右で上下にずれるので)は苦手です。

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後日、改めて紹介いたしますが、ドットの抽出はEdge touch(300円の神ツール)を使ってます。風呂に入りながらでもドットが打てる優れもの。これがなかったらドット絵やってないかも知れないってくらい便利です。あ、線画抽出するときの注意点として、あんまり下絵から大きく変えるような変更はしない方がいいです。静止画だといいんですがアニメーションさせたいときに、この時点での修正を強めに掛けてしまうと、元絵を起点にアニメーションを作れなくなってしまうので、作業に入る前に「これで本当にいいか?」と寝かせておくのもよいです。

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なんかカップ焼きそば食べてるみたいに見えますが、ひととおり線をドットに落とした感じです。この時点で結構気にしているのは、完全なモノクロで抽出しちゃうと、情報量の多い部分…今回の絵で言うと、髪の毛なのか服なのか、顔なの判らなくなってしまうので、要素ごとにざっくり色を変えていくことでしょうか。

上図では、メモ帳の厚み部分とかもあとで判りにくくなると思うので、色分けしております。あと、メモ帳を持ってる方の手のように、ドットを整理してもうまく描けない部分は絶対出てきますので程々に。このあたりはフィーリングです。特に決まりは無いので、好きにしてもらって良いかと思います。

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簡単に色を置いてみましたが…似てない!いやでも…これ先に言っておくと、このまま、まったく似ない可能性も全然あります。一応特徴的なところは最低限押さえるとして、似せて可愛くなくなるより、多少別人でもカワイイ方をオレは取るぜ!ってな訳で、ここまで言っておいて一般的にカワイイ感じにならなかったら、所詮ぴこぴこもそこ迄の男…。

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さて…低解像度の顔作画第一回はこれにて終わりですが、次回、この顔をどんな感じにイイ感じにもっていくのか、果たして可能なのか。勝手にハードルを上げまくってクラクラしてる自分ですが、ご期待ください!

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