私が好んで見るような作品

きららアニメ作品を見た。退屈だった。人間の悪意が存在しない世界。それはとても幸せなことのように思える。退屈な日常こそ幸せというものなのだろうか。ただ、それが私にとってはどうしても無味乾燥のように思えてならなかった。

さて、私は見終わったあとにポジティブな気分にさせてくれるような作品ももちろん好きだが、どちらかといえば人間の闇の部分にスポットを当てたダークな雰囲気の作品が好きだ。

人間の営みは常に残酷でグロテスクさを伴っているように思える。なくならないいじめ、差別、貧困、戦争。生老病死の苦しみは誰しも免れられない。
ただ、その中にも温かさや優しさはたしかに存在する。人間には残酷な部分も、温かい部分もある。それが人間の本質だと思う。そのコントラストが相まって人間の善の部分がより光り輝いて見えるように思う。だから好きなんだと思う。


世間的にはヒーローものとか勧善懲悪みたいな作品が人気がある。だが私はそういう作品にはあまり惹かれない。現実には善か悪かを二元論で片付けられるほど単純ではないからだ。そして、問題を解決しようとしても一筋縄ではいかず、いろんな立場の人間の思惑が複雑に絡み合っていて、悪者をやっつけて一件落着ということも少ないということが世の常だ。そこをどう描くかが作品としての面白さのキーポイントだと思う。
また、何が正しいのか何が間違ってるのかなんて答えのない問題について考えるのが好きだから、そういうテーマを考えるきっかけにしてくれるような、あれはどういう意味だったのか考える余地のある考察要素や、哲学的な要素を含んでいる内容のものもやっぱり好きだ。私が好きな作品は大体がそれを満たしているように思う。

普段学業や仕事で疲れているから、感情を動かされるようなものよりも、日常系のアニメしか見ないという人もいるようだ。私はそれとは真逆で、心が大きく揺り動かされるような衝撃的な作品に出会うことを常に求めている。それが私が物語のストーリーで一番重要視している部分だと思う。私は日常系アニメのターゲット層から外れている、それだけのことだ。

具体的に好きなアニメとか映画の話もしたいけどたぶん結構多いから今度書けたら書く(行けたら行く)

なんか文章書いてるうちにいつも話がとっ散らかってだらだらと書いてしまって何が言いたいのかうまくまとまらなくなる。でも言いたいことがあらかた言えたと思うので満足した。私におすすめの作品があったらいつでも教えてください!


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