見出し画像

ピッコラーレが再挑戦の機会に


今回は「ぴさら」ができる前からピッコラーレの事務局で働く、いくさんのインタビューです。この4月からは一旦ピッコラーレを離れ、資格取得のために学校へ通う決意をされました。
ピッコラーレとの出会いから現在、進学の理由やピッコラーレへの思いを伺いました。

1人1人さまざまな生き方があるということを痛感

ピッコラーレとの出会いは4年前の新聞記事。
にんしんSOS東京の記事が新聞に出ていたのを見て、「素晴らしい活動だ!」と思いました。自分自身が3人の子どもを育てる中で、子育ての大変さを痛感し「にんしんにまつわる悩みを持つ女性の役に立ちたい」と思っていたところでした。そこからご縁があり、現在はピッコラーレの事務局としてぴさらに携わっています。

働く中で感じることは、ピッコラーレで働く人々は、みんな心がある人だということです。なんとかして居場所のない若年妊婦さんの役に立ちたい、力になりたいという思いを全てのスタッフから日々感じています。とても刺激になり、自身の学びの場になっています。

ピッコラーレで働く中で、1人1人さまざまな生き方があるということを痛感しています。夢と希望を持って生きていけるように、お手伝いをしたいと思いを持ちながら、ピッコラーレで働いています。

若い女性を支援する一生でありたい

自分自身は家族との関係に困ることがないまま育ちました。
「育児放棄をされた」「両親と仲が悪い」という課題を抱えている人がいるということさえ知りませんでした。ぴさらにステイしている子と接する中で、世の中には母との関係がうまくいかない、人に甘えたくても甘えられない子がたくさんいて、1人でも自分が役に立てることがあるなら何でも手伝いたいという気持ちが強くなりました。

ピッコラーレのスタッフの目線に加え、母親目線も入りますが、自分自身のことを他者に話せない・甘えきれない子たちに伴走したいという思いがあります。ぴさらにステイしている子たちには、自分の人生を選びながら希望を持って巣立っていってほしいなと思いながら接しています。

ぴさらの心地よい空間を継続させていくために

ぴさらを運営していくためにはお金がかかります。人の命を預かるという安全面のためにも、居心地の良い場所を提供するためにもです。 
「一定期間ステイできる場所があればいい」という考え方もあると思います。しかし、ぴさらでは心地よく過ごせるあたたかい空間をとても大切にしています。

例えば、彼女たちが毎日ぴさらで食べる「食事」はスタッフ2人が、細やかにおいしい食事を毎日作っています。

「おはよう今日は何が食べたい?」
「今日のご飯何〜?」

との会話から始まり、鮮度の良い食材でおいしい料理を作ってくれます。
決して高い食材ではなくスーパーのものですが、彩り豊かに工夫して調理しています。 

「一緒に買い物行こう」と散歩がてらスーパーに行き、一緒に好きな食材を買うことも。毎日取る食事だからこそ、温かく栄養あるもの、愛情込めて作ってくれた料理を取ることで、彼女たちの心が満たされていくと実感しています。これらのサポートは彼女たちが安心して心地よく過ごすために欠かせないことですが、このような支援を続けていくためには皆さんのご協力が必要です。

私は、看護学校に4月から入学することを決意しました。
ピッコラーレでは、資格を持っている人がたくさん働いており、そのスキルを生かしながらステイしている子たちに支援を行っています。
現場でもっと関わりたいという気持ちが強くなったこと、そして何歳からでも挑戦することは遅くない!とピッコラーレの仲間の生き方から学び、背中を押してもらいました。

「若い女性を支援する一生でありたい」と考えています。
3年後には、またぴさらに戻ってきたいです。

現在ピッコラーレでは、「あなたと一緒に「一人じゃない」と言える社会をつくりたい。ピコサポ150人募集キャンペーン!」を実施しています。
ぜひ、「にんしん」をきっかけに、だれもが孤立することなく、
自由に幸せに生きることができる社会の実現をめざして、
あなたもピッコラーレの仲間になりませんか?
キャンペーンページはこちら!▼

#ただいまといえるHOMEを #ピコサポ300人
#ピッコラーレ #性教育 #妊娠葛藤 #にんしんSOS #ピコの保健室 #出張相談会 #ぴこカフェ





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?