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もっと広く知られてほしい ピッコラーレには専門性の高さがある

今回は、看護師であり、にんしんSOS相談員であると同時に
YouTubeチャンネル「ピコの保健室」での情報発信も行っている
あやのんのお話です。
あやのんは、2021年9月から池袋サンシャインシティで月に2回開かれている
「ぴこカフェ」にも毎回参加しています。

にんしんSOSの相談員になるまで*ピッコラーレとの出会い

ピッコラーレに入る前から、ずっと性教育に興味があって、いろんな研修会や講演会に参加していたのでピッコラーレも名前だけは知っていて。
性教育仲間がピッコラーレの研修を受けるというので、それなら一緒に受けようかなと気軽に研修に参加しました。
研修の内容は、衝撃的で、こんなにも最前線で助けが必要な人に手を差し伸べている団体があるんだ!と深く感銘を受け、
「これは!」と思って、すぐに自分から、より専門的な研修Bに申し込みました。

ピッコラーレでは、年に1〜2回セミナーを開き、研修Aと研修Bの2つのプログラムを実施しています。
研修Aは妊娠葛藤に興味のある方を広く対象にしたもの。
研修Bは研修Aを受講後の方を対象にし、相談支援の実践的な内容になります。
ピッコラーレの相談員になるには、看護師、助産師、社会福祉士などの資格を持ち、AB両方の研修を受ける必要があります。

そんな訳で、最初から相談員になろうと思っていたわけではないです。
研修終了後に「相談員をやってみませんか?」とピッコラーレから誘われました。普段から、誘われたことは断らないで挑戦してみようと考えているので、「やってみます」と返事をしました。
すぐにリモートワーク用のクロームブックが送られてきて、あれよあれよという間に相談員をやることになり、もうすぐ3年目です。

ピッコラーレの相談員は頼りになります

オンラインでの活動がメインで、コロナの影響もあって、直接会ったことのないメンバーもいます。
でも、相談支援の現場では、みんなで協力している実感があります。
ピッコラーレの相談員はそれぞれが専門資格を持っていて、行政や法律に詳しい人もいます。わからないことも聞けば必ず誰かが教えてくれるので、とても頼りになるんです。

相談は、メールや電話で、みんなでリレーのバトンを渡すというか、ボールを落とさないようにパスを回すというか、力を合わせて対応しています。
そんな中で、例えば、自分のメールの一言が心を開くきっかけになって、次に繋がって、会うことになってなど、実感できるから、相談の現場はやりがいがあるんです。

「ピコの保健室」の動画が人気に

性教育というか、性と生殖についての勉強が大好きで、ずっとインプットしていましたが、その知識を役立てられていて、うれしいし、ありがたいです。

「ピコの保健室」で性教育の動画を作ろうとなって、動画作成が得意なわけじゃないけど、挑戦して、YouTubeにアップしました。
その中で、コンドームの付け方の動画が、何万人にも見てもらったのは、印象的でした。
ニーズがあるんだなぁと思って。思い切ってやって良かったなと思います。
ただ、今はYou Tubeにアダルト動画だと認定されて18歳以上の人しか見られなくなってしまったことに疑問を持っていますし、残念に思います。18歳以下の人にこそ必要な情報なのに。

YouTubeの「ピコの保健室」チャンネルは、10〜20代の方々に向けた発信です。ピッコラーレが運営する「にんしんSOS東京」に寄せられるご相談の中で、お問い合わせの多いものや、性の知識の啓蒙を目的に動画を作成しています。

相談に来てくれたら、とにかくうれしい

「ぴこカフェ」では生理用品やコンドームの紹介コーナーを担当してます。
メールや電話で相談した人と「ぴこカフェ」で実際に会えたり、「ぴこカフェ」に来てくれて、それで相談や支援に繋がったり。いろんな出会いがあって毎回、面白いです。
メールでも電話でも「ぴこカフェ」でも、こちらは待つことしかできないんですよね。
相談に来てくれるまでには、色々なハードルがあるはず。それを乗り越えてというか、クリアして来てくれるんです。来てくれないと0が1にはならないんです。
そのためには活動を知ってもらうことが必要ですよね。知らなければ、来ようとも思えないですから。
とにかく、来てくれたら、うれしいし、みんなかわいい。
「よく来てくれたね!」と思いますね。

「ぴこカフェ」は、予約不要で、おもに10〜20代の女性がふらっと立ち寄れる場所。恋愛、人間関係、住まい、仕事、生活のことなども、安心して相談できます。
・選べて持ち帰れる生理用品(無料)
・占いなどのミニイベント
もあり、月に2回、サンシャインシティ池袋 GLOCAL CAFE IKEBUKUROで開かれています。
これは、豊島区からの委託を受けてピッコラーレが運営している「つながりサポート事業」です。

「ぴこカフェ」 生理用品コーナー

もっとピッコラーレを知ってほしい

ピッコラーレの相談員になるには、国家資格(相当)を持っていること、というハードルがあります。だからこそ、専門性が高く信頼できます。

今まで親にも言えなくて、誰にも言えなくて、お腹も大きくなってきて、というような難しいケースでも、ピッコラーレなら、すぐに対応できる自負と自信と仲間との繋がりがあります。
これは、本当にすごいこと。
私も、もっともっと勉強したいと思っていますが、そう思わせてくれる環境なんです。看護師免許を持ってて、ピッコラーレで働けて、良かったなと思います。

私が寄付する立場なら、寄付したお金がどう使われたか、どんなふうに役立ったか知りたいと思います。
ピッコラーレの場合、個人情報の問題が繊細なので、オープンにできないことが多いのですが、どんな活動をどの様にしているかは、もっと知ってもらうことが必要だと思います。

現在ピッコラーレでは、「あなたと一緒に「一人じゃない」と言える社会をつくりたい。ピコサポ150人募集キャンペーン!」を実施しています。
ぜひ、「にんしん」をきっかけに、だれもが孤立することなく、
自由に幸せに生きることができる社会の実現をめざして、
あなたもピッコラーレの仲間になりませんか?
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