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復帰戦カード決定からの石川県大会発表のお話

先日記者会見を行い8.20HEAT-UP後楽園大会での復帰戦カードを発表させて頂きました。


このカードは自分が欠場に入る前の最後のカードです。そして試合の途中に離脱してしまった試合になります。

2023年4.9HEAT-UP新百合ヶ丘大会

10年間プロレスをやってきて唯一プロとして最後まで試合を成立させられなかったのがこの試合。


会見で大谷君が話してくれましたが、正直な事を言うと、今回の8.20後楽園大会よりも前に復帰できる状態までには仕上がっていました。

そして、やろうと思えばこだわり無く対戦相手を選び早めに復帰する事も正直できたのですが、それはただの自分のワガママであって、その決断はできませんでした。

このメンバーのスケジュールが全員揃い、しっかりとした舞台で再戦できるのが8.20後楽園大会。だったらこの時まで黙って待ち、しっかりコンディションを整えるのが正しい筋の通し方。

世の中色んな人がいていいと思いますが
自分は筋を通す人間でいたいのです。

499日ぶりの試合になります。練習では試合形式でやったりしているので問題は無いのですが、練習と試合は全くの別物。コンディションとメンタルを全て本番にピッタリ持ってこれるよう、あと3ヶ月仕上げていきます。


そして復帰戦のカード発表した日に
もう1つ発表したのがこちら。

自分の前回のnoteを見て頂いている方なら、この大会開催に至った経緯はご存知だと思いますが、故郷石川県で大会を開催する事になりました。
(前回の記事はこちら。いま一度読んで頂けると幸いです)

プロレスラーになる夢を見て育った石川県がいま大変な時に、東京に来てプロレスラーとなり10年経った自分が、少しは何かできる事があるんじゃないかと。


団体とも相談して、とりあえずやってみようとなり、そこから急ピッチで話を進めていきました。

東京に在住しながら、遠い石川県のプロレスが開催できる会場を探すのは思いのほか大変でした。ポスター画像こそ綺麗に仕上がっていますが、最初はこの汚いグチャグチャな何が書いてあるか分からないメモ用紙1枚からこの大会は始まっています。


さらに初めて使用する会場なのでこちら側に信用がある訳でもなく、ひたすら丁寧に失敗しないよう電話やメールのやりとりをしながら各方面のスケジュールを調整。


1番キツかったのが、とある会場に電話で空いている日にちを確認した時に、担当者Aの方が「◯◯の日は空いておりますよ」と言われ、プロレスも開催して大丈夫との事だったので、各方面にスケジュールを確認して了解を貰い、すぐにその後連絡して会場を予約しようとしたら「その日はもともと空いておりませんしプロレスも難しいです」と担当者Bの方に言われた事でした。



「いや、さっき担当者Aの方が空いていると言われてたのですが、、」と伝えても「そう言われましても担当者Aはもう帰っておりませんし、その日は空いていないので」との一点張り。


普段怒らない私がかなりイラッとしましたが怒ったところで問題は解決しません。

こんな事もあり、まだ何も始まってはいないのですが、今回の会場「金沢流通会館様」から正式に大会開催の発表の許可がおりた時はなんとも言えない安堵感がありました。



そして今回の大会は入場料無料の復興支援イベントとして開催します。



正直メジャー団体でもないHEAT-UPがはるか遠い石川県の地、初めての会場、さらに入場料無料という形式で開催するのはなかなかの無謀なチャレンジなのですが



代表の田村さん、同じ石川県出身のハジメ選手とも相談して、やはりやったほうが良いという結論になりこの形式で開催する事となりました。

ただ、やるとはいってもやはり現実はかなりの費用はかかるもので、ある程度予算を計算した時に、正直思いのほかハードルは高いなと思いました。



現時点でこういう形ではありますが、石川県を応援できる形は作っておりますので、一緒に石川県大会を盛り上げて頂けると幸いです。(こちらからご協賛頂けます)

そして、さらに幅広く個人の方でももう少し気軽にご協力頂けるような形も現在作成中ですので、完成しましたら改めて告知させて頂きます。おそらく7月に入った辺りには発表できると思いますので、その時はぜひできる範囲で結構ですのでご協力お願いできたらと思います。

復帰発表のタイミングでたまたま石川県に帰り、このタイミングで色んなものを見て感じ大会を開催する。きっとこれも運命。


憧れていた職業で誰かの役に立てるなら
悪い人生ではない気もします。

また色々決まり次第細かく発表させて頂きます。ありがとうございました。

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