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第3回ジャパンポッドキャストアワード直前大予想!

こんにちは。ピカピカFMというポッドキャストを配信している、カズキです。

いよいよ3月17日は第3回ジャパンポッドキャストアワードの受賞作品発表日です!
ポッドキャスト好きの皆さん、既に発表されているノミネート作品一覧は確認しましたか? 去年は大賞 + 5部門の合計6部門からなる表彰でしたが、今年は大賞 + 7部門と賞の数が拡大したこともあり、去年にも増してバラエティ豊かな作品がたくさんノミネートされています。

ポッドキャストが大好きな僕としては明日の発表が待ち遠しいのですが、せっかくなので、各部門でノミネートが発表されているそれぞれの賞とリスナーズチョイスについて、どの作品が受賞されそうか予想してみることにしました。なお、大賞予想についてはポッドキャストエピソードとして配信しているので、こちらも是非お聴きください。

それではさっそく行ってみましょう!

ベストパーソナリティ賞予想

ゲイと女の5点ラジオ

ベストパーソナリティ賞は、 ゲイと女の5点ラジオ と予想します。
ゲイと女の5点ラジオは、深夜ラジオ、あるいは新宿二丁目のノリで明るく元気に毒づくスタイルの内容で、普段思っていても周りには表立って言いづらいような "妄想こじらせトーク" を二人の楽しいお喋りと笑い声と共に届けてくれる番組です。
同賞のノミネート作品で圧倒的な存在感を放っている 叶姉妹のファビュラスワールド とどちらになるかで迷ったのですが、叶姉妹があまりにも叶姉妹なので、刺さる人と刺さらない人が大きく分かれそうに思えたため、より広く共感されるであろうゲイと女の5点ラジオの方が選ばれるかなと予想しました。

ベストエンタメ賞予想

あなたから聴く物語

ベストエンタメ賞の予想は あなたから聴く物語 です。
本賞のノミネート作品の方向性は様々で、ドキュメンタリー、コント、音楽など、各賞の中でも聴く人によって好きずきが特に大きく分かれそうな作品郡となっていました。あなたから聴く物語は、いわゆるASMRと呼ばれるジャンルと言って良いと思います。主人公の少女が公衆電話を通じてちょっと不思議な世界と繋がる、という設定で物語は進んでいきます。視聴者は電話の相手の声を聴くことが出来ないので、少女側の受け答えを元に想像しながら聴くことになるのですが、あぁなるほどあの人のことかとピンとくると同時に、その独創的な物語の解釈に思わずニヤリとしてしまいます。
各回4、5分程度なので気軽に聴くことが出来、かつ音声コンテンツとしてとても丁寧に作られているので聞き心地が良いため、今回のベストエンタメ賞を受賞するのではないかと予想をしました。

ベストコメディ賞予想

真空ジェシカのラジオ父ちゃん

今回予想に一番迷ったのが、ベストコメディ賞です。
各番組とも名だたる芸人の方がパーソナリティを務めているため、まるで深夜のAMラジオを聴いているかのようにどの番組もクオリティが高く、またトークも当然のように面白いので、甲乙付け難いなと感じました。ただ、個人的には 真空ジェシカのラジオ父ちゃん が幅広い層から聴かれやすいかなと思えたので、今回のベストコメディ賞受賞作品として予想しています。
真空ジェシカのラジオ父ちゃんは、2021年M-1グランプリの決勝にも出場されたお笑いコンビ「真空ジェシカ」によるトーク番組です。リスナー投稿が多めなので、投稿型のラジオ番組を聴いている感覚により近い内容で、普段ポッドキャストを聴くのに慣れていない人でもラジオ感覚で聞きやすい番組だと思います。特にボケの川北さんのいつにも増して自由に発言している様子は必聴です。

ベストナレッジ賞予想

NIKELAB RADIO*

ベストナレッジ賞は NIKELAB RADIO* と予想しました。
番組では毎回配信毎のテーマに合わせたゲストを交えて、専門性の高いトークが対談形式でされています。登場されていたゲストは、たとえばプロゲーマーの梅原大吾さんや、ゲームプロデューサーの水口哲也さん、渋谷区長の長谷部健さんなど、その時々のテーマに応じて各業界でのトップランナーを招いています。テーマ設定も幅広いので、各放送一覧を眺めて見て、興味のあるテーマがあればまずはそこから1本聴いてみることをオススメします。
各回設けられたテーマに対する深堀りが、それぞれのゲストならではの視点で毎回奥深く議論されるのでかなり聴き応えがあり、他では聞けない唯一無二のコンテンツとして成立しているように思います。

ベストウェルビーイング賞予想

ホントのコイズミさん

今回個人的に興味深いなと思ったのが、ウェルビーイング賞における各ノミネート作品です。ウェルビーイングと聞いて僕が思い浮かべるのは、いわゆる"丁寧なくらし"だったり、努めて幸せに過ごすことといった、自分らしさを追求し意識を高く持って幸福を目指すような行動を勝手にイメージしていました。そういう意味では ホントのコイズミさん は元々想像していたようなウェルビーイング像に近く、今回のベストウェルビーイング賞ではないかと予想をしました。小泉今日子さんがメインパーソナリティを務めるこの番組では、本を通して生まれる人々との新たな出会いのエピソードを聴くことが出来ます。それぞれのインタビュー内容に共感したり、自分には無かった視点を発見したりと多様な価値観や考え方に触れることが出来るので、自分もこの人達のように頑張ろう、と心を持ち上げられるような気持ちになりました。
ですが、同賞にノミネートされている チャポンと行こう! や、 山あり谷あり放送室 を聴いてみると、こちらはそれぞれとてもゆったりとしたトーンで話されていて、内容も最近知ったこと・やってみたことなど、割と日常会話に近いようなテンションでラフに話をされていました。特に山あり谷あり放送室は、元々話そうとしていた内容がふとしたきっかけで会話がどんどん脱線し予想外のところへ話が落ち着くなどして、想像していたようなウェルビーイングとはだいぶイメージが異なるものでした。ただそれは逆に言うと、そこまで気張らずに、もっとゆるく現状を前向きに捉えても良いんだよ、と言われているようにも感じました。
ウェルビーイングにノミネートされた作品は、作品によって心の緩急の方向性が大きく変わるように感じます。どちらが正解、ということではなく、自分自身の興味や、その時々の聴くタイミングによってどちらを求めるかは変化して良いものと思います。是非各作品聴いてみて、自分にとっての丁度よいバランスを見つける手がかりとしてみてはいかがでしょうか。

リスナーズチョイス予想

リスナーズチョイスは昨年・一昨年の傾向から、ある程度これまでのノミネート作品とも被っているのではないかと予想しています。
毎年上位10作品が発表されるので、10作品予想してみました。

この中で1位は、 ゆる言語学ラジオ ではないかと予想しています!

明日の本発表が楽しみ!

以上、いちポッドキャストファンによる受賞作品予想でした。
はたしてそれぞれの内容は当たるでしょうか。
今回たとえ受賞しなかったとしても、ノミネートされた作品はどれも個性豊かで面白い作品ばかりだったので、これをきっかけに自分にとっての一番を探してみると日々のポッドキャストの更新通知の楽しみがより増すと思います。それでは皆様、良きポッドキャストライフを!

おまけ

僕たちも、気になるエンタメトピックについて2人でお喋りするポッドキャスト「ピカピカFM」を配信しています。今回のようにポッドキャストについて取り上げることもあれば、映画やゲームなど特定の作品や、様々なエンタメ周りのカルチャーやものづくりの姿勢などについて、各回テーマを設けて自由気ままに話しているので、気になった方は是非ポッドキャストの方も登録してみてくださいね!

さらにおまけ

需要があるのか全く分かりませんが、手元では各審査員の1〜3位の投票予想を作りそれを元にこの記事を書いたため、評価予想の表や、今後のポッドキャスト動向の予想などをおまけの課金コンテンツとして載せておこうと思います。あくまで一個人の予想なので内容にそこまで価値があるとは正直思っていませんが、この記事を読んで面白かった、と思った方がもしいれば、応援代わりに購入いただけると嬉しく思います。

以下からは今回の予想の内訳です。

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